信州・小諸宿は、1611年北国街道に設置され、当時関東の出入り口や
参勤交代の大名の休泊など重要な要でした。小諸本陣主屋は当時の姿を
今に伝えています。明治11年佐久市に移築され、寺として使用されましたが、
その後、建物が小諸市に寄贈され当時の姿に再現、移築されました。
小諸城は「穴城」と呼ばれており城下町より低い所に位置する。
地質は、浅間山の火山のため崩れやすく断崖のため天然の塀となっている。
そのため、城下町方面が弱いためいくつもの廓を配置しました。
大手門・2階は居室風になって畳敷きになっています。(国指定重文)
懐古園の「三の門」は園の顔として知られています。(国指定重文)
扁額の
「懐古園」の字は徳川家達(いえさと)の書と言われます。
園内には、島崎藤村記念館があります。小諸義塾に勤めたことから
文学のかかわりが深まったと言われます。
♪ 小諸なる 古城のほとり 雲白く 遊子かなしむ....♪
近隣には、小山敬三美術館や寅さん会館もあります。
寅さん会館は、昭和51年別所温泉にロケの合間をぬって小諸の街に
姿を現したことから小諸の人々の人情が実現させたものと言われます。
小諸は「坂の道」と言われます。さらに文化財を守り続ける
市民に感動しました。また散策いたします。