昨日今日といい天気でした。でも、明日は崩れてしまうようですね。
本日の記事は、画像が味気ないので、せめて一枚は花の写真を。
歩いている時に見かけた、なかなか渋い色合いの紫陽花。
ようやく、固定資産税の納税通知書が来ました。
税金の支払いを待っていたというのも可笑しな話ですが、
30,000円を一ヶ月のチャージ上限として、リクルートカードでnanacoに複数回(月)チャージするのが、最もお得な支払い方に行き着くまで、あれこれ調らべた労力が、
そろそろnanacoで固定資産税の支払い準備(2019.5.15)
後は、セブンイレブンで払うだけで報われます(?)
まあ、nanacoにチャージして、カード会社からの引き落とし通知がきた段階で、実際の支出は終わっていて
あとは、納税義務を守るだけなのですが、
払込票とnanacoを握りしめ、近所のセブンイレブンに向かい、レジで「これお願いします!」
一瞬で終わりました。。。もう少し感動があるか、と思いましたが、あるわけないですよね。
でも、金麦あいあい皿同様、Youtubeの「やってみた」的お遊びですから。
(ちなみに、金麦の皿、最初の応募分が届きました。全部揃ってからお披露目したいと思います)
あとは、3ヶ月おきに、忘れず、これを繰り返すだけですが、一回やってみると、あとはなんか面倒な気がしてきました(笑)
さて、本題です。
おおた区民大学の講座を2つ受講(運良く、全回当選しまして)しています。
先週は、「健康維持に役立つ食の知識」の第一回、認知症と食事を勉強してきました。
昨日は、もうひとつの講座「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第1回、長寿に活かす東洋医学の智慧に参加してきました。
場所は、東京衛生学園専門学校。
(理科室のガイコツ模型、久しぶりに見た♪)
講師は、そこの先生で、あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師の光畑昇氏。講義の冒頭、光畑先生から学校の案内がありました。
大森で67年目、現在の場所で30年、医療系の国家資格を取得するための専門学校で、鍼灸師を育成している。
まず、先生からアイスブレイク
- 「大森駅から道に迷いませんでしたか?」誰も手を上げず不満気。ちょっとわかりにくい場所ですが、迷うほどではないな。
- 「人生で、光畑(みつはた)という人に会ったことは?」誰も手を上げず、満足気。「学生にも聞いていて、会ったことがあるという人はこれまで一桁。珍しい名前のようです」漢字も読み方も簡単ですし、珍しさで覚えやすくて特する苗字ですね。
さて、講義の構成は、
- 東洋医学の考え方
- 東洋医学で考える老化とは
- 長寿で活かせる「ツボ」とは
まず東洋医学の考え方ですが、西洋医学は科学がベースであるが、東洋医学は哲学がベースである。
陰陽論
- 世の中のものは陽の性質を持つものと陰の性質を持つものに分けられる。
- 暑い、暖かいは陽、寒い、冷たいは陰
- 時間的に変化する。陰の中に陽の要素を持つものもあり、きっちりと分けられるものではない。
- 太極図で説明すると、例えば、四季について、冬は陰(6時の位置)、春に向かって暖かくなる(時計回りに、9時の位置へ)、夏は陽(0時の位置)、秋(3時の位置)に向かって、陰の要素が増えていく。
- 陽中の陰は、例えば、夏だけどちょっと寒い、というイメージ。
- 医学的に応用すると、陽と陰のバランスが取れている状態が健康。
- バランスが崩れる(陰が減るとか)と、病気の状態になる。
五行論
- 白黒だけでなく、5つの要素からなる。
- 相生関係(隣同士)、木は火を生じ、火は土を生じ、、、
- 相克関係(反対側、抑えつける関係)、木は土を克し、土は水を克し、、、
- 地球規模で木を切りすぎたためCO2が増え、地球温暖化が起きている。これは金が木をいじめてバランス失調を起こした例。
- 東洋哲学をベースにした医学であり、基本的にはバランスが取れていれば健康、この考え方を身体の中に置き換えてみる。
- 西洋医学では、人体は、水、タンパク質、カルシウムなどで出来ているというと理解しやすいが、東洋医学で、「気」とか言われると分かりにくいが、そういう哲学的な要素が医学に応用されているので、そこに疑問を持たれると先に進めなくなる(笑)
人体を構成する気、血、精、津液(シンエキ)
- 「気」とは、身体の中のものを動かしたり、働かせたり、からだの中のものが漏れ出ないようにしたりする働きがある。
- 「精」とは、人体の活力源として、成長や発育を促したり、歯や骨を強くしたり、精神活動に影響をお呼びしたりする。
- 「血」とは、全身を栄養する働き。
- 「津液(シンエキ)」とは、からだを隅々まで潤したり、関節の動きをよくしたり、身体を構成する水のようなもの。最近CMなどでみるグルコサミンみたい。
構成要素を生成・調節する五臓六腑(生み出したり、ちゃんと働くよう調節する器官)
- 五臓:肝、心、脾、肺、腎
- 六腑:胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦
五臓の生理作用
- 「肝」の生理作用:必ずしも=肝臓ではない。気の運動を調節。血を貯蔵。筋、目、爪と関係。東洋医学における関係性は広い。
- 「心」の生理作用:血を全身に巡らす(=心臓)。意識や精神状態を調節(ドキドキした時、胸を抑えるが、精神と関係があると考えられたのかも)。舌、汗と関係。
- 「脾」の生理作用:胃と共に消化と吸収を行います(消化器系を統括)。気、血、津液、精の生成に関与します。唇と関係。
- 「肺」の生理作用:呼吸を行い、天の気を取り込みます。気や津液を全身に散布します。皮膚、鼻水と関係。
- 「腎」の生理作用:(からだを作る)精を貯蔵。津液の代謝を調節。(深)呼吸に関与。お小水に関係(=腎臓)。耳、骨に関係。
六腑の働き
- 基本的には、食べたものの通り道であり、蓄える袋である。
- 消化と吸収に関与:胆、胃、小腸、大腸
- 排泄に関与:膀胱:大腸
- 津液の通路:三焦(サンショウ)
- 五臓と六腑の関係は、上記の絵の組み合わせで、どちらかの状態が悪くなると、もう一方の状態にも悪影響が及ぶ。
- 例えば、便秘をすると(大腸)、肌荒れがひどくなる(肺)
東洋医学の身体感
- 東洋医学的に健康な状態とは、「気」「血」「津液」「精」が、
- 不足することなく存在(量的にちゃんとある)
- 円滑に循環
している状態と考えられる。
- そのためには、臓腑がバランスよく、きちんと働く必要がある。東洋医学の基本はバランスであり、治療とは、崩れたバランスを整えていくことである。
一番に多かったのは、「腎」でした。
講師の思惑通りで、ホッとしたと言っていました。つまり、長寿には「腎」のバランスが重要であるとのこと。
ちなみに、私は「心」が一番高かったのですが、精神神経科に通院する身としては、そうなるでしょうね。
なお、講師曰く、バランスは崩れているものであり、崩れているが症状が出ていないのを「未病」と呼び、
「未病」からガターンと崩れるのを防ぐことを「未病治」というそうです。
先日の認知症の早期発見と通ずるものがあります。
東洋医学って、なんとなく鍼灸マッサージ、漢方薬のようなイメージですが、
このように教わると、哲学的ですね。
部分部分、西洋医学的に解釈してみると、なんとなくイメージできるし、面白いですね。
それに、「気」とか「精」も何となく信じうる感覚はありますね(自分がアジア人だからかな)
さて、長くなりましたので、今日はここまでにします。
後半は、東洋医学における老化とは、ツボとは、長寿につながら「腎」に効くツボは、です。
ではでは
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