今朝は、iPhoneに大雨注意報が届いた音で目が覚めました。
午後は、おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」の第2回があって(第1回のレポートはこちらとこちら)、蒲田まで歩くこともあり、朝の散歩はお休みに。(その模様は、また別途紹介します)
ところで、先週のキッチンガーデン講座(レポートはこちらとこちら)で貰ってきた、スポンジの培土に植えたベビーリーフミックスの芽が出ました。
半分(3個)から出ています。講師の言った通り、早い。他方、ナスタチウムは。。。
裏返してみて、まさか根毛は出ていないので、残りのスポンジから芽がでるのと、根が伸びるのを待ちます。
チャービルですが、これまで花芽は何度か摘んでいたのですが、
裾のあたりは、ハダニに結構やられているし(防虫剤は効いているようですが、その後、また現れる)、パクチー同様、もう花が咲くままにしようかと思っています。
最初のとう立ちしたパクチーは、随分と実(種)をつけていますが、緑色で、まだ熟していません。
ただ、伸び方が縦横無尽で、後から植えた芽の育つのを邪魔している感もあり、早く熟して、収穫して、鉢から取り除けないものかとも思います。
とう立ちを摘心できなかった自分が、ずいぶんと非情になったものだと(苦)
さて、前回に引き続き、「地域でいきいきと暮らしていくための知恵 第1回 長寿に活かす東洋医学の智慧」の後半、東洋医学の「老化」と「ツボ」の話です。
「老化」とは?
- 西洋医学:からだの成熟が終了した後に起こる生理現象の衰退
- 講師のネタなんでしょうね。「成熟が終了するのは何歳でしょう?皆さんは成熟が終了して、5年くらいですかね。だいたい25歳くらいです」会場笑。
- 人体を構成している「細胞」の働きが低下することにより、様々な生理機能が衰退していく。細胞の数は、体重60kgの人で、60兆個。
- 「細胞」の働きが低下する要因:細胞そのものの寿命、活性酸素(が身体の中で生じたり)、遺伝など
- 東洋医学:人体の活力源である「精」の量的な不足や機能的な低下
- 「精」は両親から受け継ぐ「先天の精」と、生後に獲得・補充していく「後天の精」とがある。
- 例えば、生まれたばかりの赤ん坊で、髪の毛がフサフサしている子と、あまり髪の毛がない子がいるが、あまり髪がない子は、あまり両親から先天の精を受け継いでいないので、他に重要なところに「精」を回すことになるが、その後、後天の精としてミルクを飲むことで、追いつき、どの赤ん坊も同じような髪の毛の量になる。
- 老化と関係の深い臓は「腎」
- 「腎」は、「脾」が生成する「精」を蓄えておく臓
- 「老化」で、ちょっとずつ穴が空いていく
- 「腎」の働きが弱くなると(「精」が不足し)
- 耳が遠くなる
- 骨が弱くなる
- 歯が弱くなる
- 活力が低下する、など
そして、それを「未病治」するために、東洋医学では「ツボ」を使うわけですね。
- 東洋医学的な治療法
- 四診により、「気」「血」「津液」「精」の状態や「肝」「心」「脾」「肺」「腎」などの状態を診て、そのバランスを整えるために
- 「ツボ」に鍼やお灸、指圧などをする(鍼師、灸師、指圧師、あん摩マッサージ師)
- 「漢方薬」を処方する(医師しか処方できない)
養命酒なんかは、太田胃散みたいなもので、処方箋は不要でしょうけど、
ちゃんとした漢方薬は、専門医の処方箋をもらって、薬局で買うものなんですね。
「ツボ」ってなあに?
- 「気」(血)がからだを巡行するルートを経絡(経脈)という。
私の世代だと、北斗の拳を思いだなさない人はいませんね。「経絡秘孔の◯◯を突いた。お前はもう死んでいる」
- この経絡(経脈)上のある種の反応点がツボ(経穴)である。刺激を与えることで反応が出やすいポイント。線路と駅に例えられ、診断・治療のポイントになる。
- 身体の状態に応じて反応が出る点
- どこに異常があるかを診断する点
- 症状を改善する時に治療する点
- 東洋医学的治療は、バランスを取ること。症状は同じでもアンバランスの加減は一人一人違うので、本来「ツボ」は症状に対してではなく、その人の状態に応じて選んでいきます。
- 肩こりに効くツボを教えて欲しい、とよく聞かれるが、人によって凝り方が違うので、ツボも異なる。この症状にこのツボ、というのはない。
- 「ツボ」を刺激すると
- 固いものが柔らかくなる
- 「気」「血」の流れが良くなる(どこかで滞っている)
- 臓腑のバランスが整う
- 経絡毎に関係が深い臓腑があるので、その経絡のツボを刺激して、対象の臓腑に良い影響を与える。
- 「ツボ」にも色々とあるので、様々な取り方がある。
- 目印になるところにあるツボ
- 目印からある距離離れているところにあるツボ
- ただし、どちらも基本的には経絡というライン上にある
ここで、実際にツボを取ってみる演習です。
簡単なのは、パーを開いた親指のくぼみ、これが”目印になるところにあるツボ”です。
さらに、肘を曲げてできた皺の端と、先のツボを結ぶ線が、経絡。
そして、先のツボから、三寸下が、別のツボになります。
尺貫法で測りますが、一寸が3cmではなく、
一寸は、親指の幅
二寸は、人差し指、中指、薬指の三本の指をくっつけた第一関節の幅
三寸は、親指以外の四本の指をくっつけた第二関節の幅
という具合に独特です。
- ツボの押し方
- 「ツボ」の位置に指を当て、息を吐きながらゆっくりと押し、息を吸いながらゆっくり戻す。これを3〜5回繰り返して行う。
詳細は省略しますが、
手では、合谷(ごうこく)、養老(ようろう)
お腹では、関元(かんげん)、中脘(ちゅうかん)
足は、足三里(あしさんり)、太渓(たいけい)
(参考 せんねん灸のホームページから)
それぞれ、「ツボ」の取り方を教わり、自分でそれぞれやってみました。
「ツボ」を取るのって、なかなか難しいのですが、中脘と足三里は、ビビットきましたね。
手足は左右あるので、合計10個のツボを毎日試してみるとと、老化が抑えられる、かもしれません、と(そうですね)
なお、自分の指よりは、鍼がいいそうです。刺激量が多いので、高い効果が期待できると。学校付属の鍼灸院があるので、是非、とPRされていました。「背中にも、いいツボがあるんですけど、自分では押せませんからね」(笑)
というところで、講座は終了です。
私以外の参加者は、割と高齢ゆえ、ツボがモチベーションだったと思うのですが(講座の後のQAから考えても)
私は、東洋医学に惹かれましたね。
緑のカーテン講習会(2019.4.21)の後半、薬膳を切り口にした料理の話がありましたが、
「五性(寒、熱、温、涼、平)」で、「五臓(肝、心、脾、肺、腎)」のバランスを整えることなんか、東洋医学ですね。
これを機に、もう少し深く勉強してみようかな。
このコースの第3回は、「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」なので期待しています。
ではでは
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