できれば昭和なタイプの喫茶店がいい。
マスターがチョッキを着てネクタイを締めた
初老のじいさんだとなおいい。
そう言う店は年齢不詳のウェイトレスを雇っている。
そして、またそのウェイトレスが無愛想で
客あしらいがきごちなかったりする。
コップの水がなくなっても、
気付かないくらいの図太さがいい。
客が少ないと、マスターはスポーツ新聞を読みながら
ボソボソとウェイトレスと世間話をしている。
そう言う店は客を放置してくれるから、
気兼ねなく長居できる。
時間つぶしには持ってこい。
商店街の片隅には、まだそう言う喫茶店は残っているものの
かなり絶滅危惧種にはなってきている。
マスターが高齢だし、死んだら店を畳むだろうしね。
そんな店はコーヒーにこだわりを持っているんだろうけど、
椅子から転げそうなほど美味しくはない。
でもホットサンドとかが意外に美味しかったりする。
先日、家から車で5分ほどの距離に
コスパのいいモーニングセットを出す店を教えてもらった。
早速、カッパさんと駆けつけてみた。
コーヒーとミックスサンドイッチ、サラダ、フルーツで400円。
ボリュームもまあまあで悪くない。
だけどカッパさんからNGが入った。
「ウェイトレスのオバハンの態度がでかい」
えーーー!!
大阪のおばちゃんだよーーー!
白百合のようにしとやかなおばちゃんなんかいねーぞー!?
これまでに店のおばちゃんが威張っている、
とかの理由で行かなくなった店は数知れず。
おまけに「あの店で食うてから、お腹の調子が悪い」とほざく。
どう考えても気のせいだろ?
そうして私の「おひとりさま」の行動が増えていくのさ。