光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

袖ヶ浦市の不思議な白い筒ー稲発酵粗飼料(稲WCS)

2024年10月11日 | 日記

 先月末頃から気になっていたのですが、袖ケ浦公園やひらおかの里農村公園に行く途中、田んぼの中に白い円筒形の物が綺麗に整列して置かれています。ツレとあれは何だろうと言いながら写真を撮っていました。結構フォトジェニックな光景です。

 この円筒形の物の側では、コンバインが稲を刈っていました。

 調べて見るとこの白い円筒形の物は、稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)という牛の飼料。食用米の減少によって空いた水田を活用し飼料用の稲を生産、それを加工して高くなる一方の外国産にかわる物にするいう画期的な飼料です。

 この稲発酵粗飼料(稲WCS)は農家が育苗、移植から収穫前までの管理を行い、収穫期を迎えると「袖ヶ浦WCS生産利用組合」が専用の機械を使って収穫からラッピングまでを行います。

 白くラッピングされた稲WCSは約2ヶ月間の乳酸発酵を経て、乳牛の飼料として市内の酪農家で利用されます。農業も工夫し発展しているのです。この白い稲WCSのそばを通るたびに、感心する今日この頃です。



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