10/14(水)ツレと武田川コスモスロードを散策した後、久留里線馬来田駅に向かいました。ここは車を停めた馬来田公民館から歩いて5~6分の所に在ります。ツレは駅の側の農産物直売所に行き、私はこのレトロな馬来田駅を撮影です。
馬来田駅は大正元年(1912年)12月に開業、108年も前の駅舎です。駅舎内は大正・昭和の香りがイッパイ。駅員と対話するガラスの仕切りも昔の駅舎の香りが漂います。
この駅は平成7年(1995年)に無人駅となり、ホームも2面在ったのですが単線1面に変更されています。ホームは駅舎より高くスロープがある不思議な駅です。
また馬来田地区は万葉集に歌われた古代から栄えた場所。それを紹介するため馬来田駅から、万葉碑の里コースと呼ばれる散策路があり、万葉歌碑が置かれています。まず馬来田駅に置かれた歌碑を紹介します。(上の写真)馬来田の嶺ろに隠り居 かくだにも国の遠かば目欲りせむ (館4-3383)
次は馬来田公民館駐車場に造られた碑です。
大君の命かしこみ出でくれば 我の取り付きて 言ひし子なはも (防人歌)
そして武田川コスモスロードに置かれた歌碑。
馬来田の 嶺ろの小竹葉の 露霜の 濡れてわきなば 汝は恋ふばそも (巻14-3382)
武田川近くのカフェ・はんの木の斜面にも万葉の歌碑が設置されています。
旅衣八重着重ねて 寝のれども なお肌寒し妹にしあられば(20-4351)
歌碑の近くには綺麗なコスモスが咲き、秋空と素敵なコラボを演出していました。