11/4ツレと友人の3人で、燈籠坂大師の切通トンネルを見学。次に訪問したのは富津市数馬にある岩谷観音堂です。ここは古墳時代の横穴を再利用して造られたやぐら群(洞窟)が現存しています。伝説では奈良時代の高僧・行基上人による一夜の作と言われ、まるでシルクロードの石窟を思わせます。広い駐車場に車を停め、かなり急な坂道を上がりました。
まず観音堂を囲む第2窟。ここはコの字型の回廊窟です。両側の壁に多数の磨崖仏が彫られています。ただかなり風化していて表情などは伺いしる事はできません。
左側の石窟にも磨崖仏が彫られていますが、風化が進んんでハッキリと見えません。残念です。
そして第2窟の上にある広い石窟に登りました。手すりが付いていて比較的楽に登れます。不思議な事に、この石窟にはテーブルといすが置かれています。おもてなしの心なのでしょうが、ちょっと違和感を感じました。
この壁にも沢山の磨崖仏が彫られています。中世から江戸時代にかけて彫られたと思われる磨崖仏ですが、彫った人の息吹が感じられる神秘的な像でした。
この後は木更津方面に戻り、富津岬の先端で少し休憩です。明治百年記念展望台の右横には、ひょうたん島の様な形の第一海堡が良く見えました。東京湾防衛の為に明治時代に建造された人工島ですが、現在は立ち入り禁止になっています。
この島の少し右に、不思議な薄茶の海面がありました。砂浜でしょうか?何かその上で跳ねている鳥のような物も見えました。
さらにその右にはアクアラインが薄っすらと見えていました。波が静かで心が洗われる景色です。3人でまったりした後、富津岬を後にしました。