光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

2020年を占う菅原神社のやぶさめ②-的に当てるは神業なり

2020年01月13日 | 日記
 
 1/6に君津市の菅原神社で行われるやぶさめで使用する弓、矢を新調する矢迎えの儀を見学。翌7日本番のやぶさめ神事を撮影に菅原神社を午前8時頃訪問しました。もう境内では、訪問客に振舞う白味噌のお雑煮の準備がはじまっています。
9時半頃から社殿で祝詞奏上、玉串奉天等の神事が開催されました。



境内では的が本年の恵方の西南西に置かれます。矢を射る場所は弓の長さの5倍とされ、的と射手の間にはワラが敷かれます。今年のわかとは氏子の福田義則さんの長男智大君10歳、小学校4年生の射手。



 この儀式は元禄年間(1688~1704年)に当時の領主が祭祀料を共進して、やぶさめの行事を行いつつ武道を奨励。五穀豊穣を祈願した事が起源と言われています。



 射る順番はわかと、宮司、自治会長、総代の順で各3本の矢を放ちます。なかなか矢が的に当たりません。わかとの放つ矢は的に届かないので父が手を貸しての共同作業です。





 それでも宮司や総代たちの矢が3本的に当たりました。境内には近くの小学校の生徒約30名が来ています。地域の文化を継続すると言う事で毎年見学に来るとの由。素晴らしい事ですね。



 的に当たった3本の矢をみて宮司が、今年を占い2月は晴天、10月頃は雨が多く、全体的に風の強い日が多いとの事でした。当たるか当たらないか分かりませんが、あまり真剣に考えないでこの行事を楽しんでくださいと、宮司が笑いながら話していました。



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