風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

蝉時雨

2009-08-02 | 花日記
開け放した窓から、降りそそぐように入り込んでくるセミの鳴き声。 昨日テレビで『蝉時雨 子は担送車に 追ひつけず』という歌を紹介していた。 結核で療養所に運ばれていくときの歌。作者は石橋秀野。 私の生まれる1年前昭和22年、38歳で逝去と書かれていた。 部屋で蝉しぐれを聞きながら、小さいわが子を置いて入院せざるを得なかった秀野の心中と、幼子を気遣いながら逝った病友たちの事を思った。石橋秀野のお子 . . . 本文を読む
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