風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

風の山の日常

2016-11-25 | 風の山から
山の暮らしは、まことにのんびりと変化がない。
ユズ畑に出かけ、ただひたすら収穫をする。
撮影したい植物もあるけど、少しでも早く終わらせたいユズの収穫。誰も無口で手を休めることがない。
一応おやつも持っているが、食べる気にもなれない。
ちびは、家でお留守番。
『あんたはいいわねえ、ちょっとは仕事したら?』
と嫌味を言っていたら久しぶりに、ネズミを捕ってきたらしいが、私は見たくないので母が始末した。


↓ちびの指定席。母お手製の座布団。ちゃんと裏もついています(笑)

↓ユズ畑の(昔は米を作っていた段々畑)岸には昔から柿の木が植えられていた。甘柿は一つ残らずカラス達に食べられていたが、渋柿はコツられ(くちばしで突っつかれる)たのもあるが、だいぶ残っていたので取ってきて干し柿にする。夜なべに作業という大げさなものではないが・・

↓昔を思い出し、シュロの葉を取ってきて、シュロの葉で吊るしてみた。
丁度吊るし具合もよいし、なんたって自然素材。

渋柿も、昔からある種類は甘みも強く良いのだけど、くぼみが多く剝きにくい。
全部剥ききれず、焼酎でさらしたり、持ち帰り我が家でも干し柿にすることにして、今日やっと吊るした。勿論シュロの葉でね。

↓15日朝7時23分撮影、遠くに見える靄が段々這いあがってきて、トップの写真のように完全にユズ畑が包まれた(8時31分撮影)


↓岡山からわざわざ、兄ちゃんの手伝いに駆け付けた〇ちゃん達。ご主人は写真が好きらしく、幻想的な風景を喜んでいた。



谷沿いのユズ畑は、何鳥か知らないけど、澄んだ響きの鳴き声が終日続いていた。
ユズの木にも、いくつか、空になった小鳥の巣が残っていた。
↓これは帰り道。道ぶちの崖に作られていた巣。何鳥の巣だったろうか、中は空っぽ無事巣だったろうか。

嘴だけで器用に作るものだと感心する。
この巣はミソサザイの巣ではないでしょうかと、虹色こんぺい糖さんより教えていただきました。ありがとうございました。27日追記



畑の行き帰りや、雨で少し休みがあったときなどに撮影したものです。
次は風の山の植物を紹介予定です。

今回は長い出稼ぎとなりました(笑)
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28 コメント

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 (おみやさんへ)
2016-12-02 13:57:24
ユズの香り、好きですか。小さい捨てるような果実を傷つけて、より強い香りを楽しみます。

今シュロの葉を紐にすることは、まずないと思いますが、実家には採りやすい場所にあるので、昔を懐かしんでやってみました。

干し柿今回は、割合上手くできてもう食べています。
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ゆずの香り (おみや)
2016-12-02 10:16:38
ここまでゆずが香ってくるような気がします。(あの香り大好きです)
干し柿を棕櫚の葉っぱをつかうのですか。こちらには棕櫚自体がありません。
麻ひもを使っているようです。
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 (kikiさんへ)
2016-12-02 07:53:58
おはようございます。
福島の野菜など、厳しく検査している様子がテレビで放送されていました。立派な野菜が基準値以下でも、まだ売ることができないと、農家の方がさみしそうでした。

何でも、何回か検査して、基準値以下でなければいけないとか。

福島の干し柿も、何度か検査され、やっと出荷が認められたんですねえ。
2度と、こんなことがないようにと思いますね。
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Unknown (kiki)
2016-12-01 14:10:39
幻想的な写真に感動してます。
シュロの葉で干し柿とは良いアイデアですね、
わが町の隣の梁川は干し柿で全国的に有名です。
震災以来、放射能問題があり出荷できませんでしたが。昨年から出さるようになりました。
柿農家の物置は干し柿の絨毯に染まっています。見事ですよ。
ゆず畑も靄に包まれこちらでは見られない風景です。
今日から師走で、何かと忙しくなりそうです。
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こんばんは (多摩NTの住人さんへ)
2016-11-30 21:56:48
ありがとうございます。
ユズの季節になると、多摩NTの住人さん所のユズは、なっただろうかといつも思います。

買ったとき、実がついていたというのですから、実がなる年数は足りているんですよね。

普通売られている接ぎ木苗なら、2・3年でなると思いますけどね。
来年こそは、花咲きますように
白い花は可愛く、香りもいいですよ。
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こんにちは (多摩NTの住人)
2016-11-30 08:11:25
ユズの収穫はお疲れ様でした。この時期になると毎年お伝えしていますが、今年も我が家のユズの花は咲きませんでした。
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 (mariさんへ)
2016-11-28 21:02:29
シュロの葉、使い勝手がいいですよ。
硬くて結びにくいという感じがしますが、全然大丈夫です。それに何よりただというのが、素晴らしいでしょう。

麻紐は勿体ないですね。
70個見事ですね。でもご主人様も、好物らしいので二個一度ってこともあるし
捗りますね(笑)
私は現在16個、いい塩梅に風も吹いて、いい感じにできています。

あちこちで地震、なぜか四国だけ、最後にドカン!と来なければいいのですが。
無事来年が、迎えられますようにですね
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 (マスカットさんへ)
2016-11-28 20:50:49
マスカットさん、お元気でしたか。
環ちゃんがちょっと大変だったみたいですが、良くなられたとのこと良かったです。
8泊9日と言っても、半日は神社の掃除に行ったり、雨で半日ダメだったりと、思うように仕事はさせてくれません。

豊作というわけではないですが,剪定もしない伸び放題の木は、収穫も大変、手間暇がかかるのです。
母に負担がかかると思い、少しでもと手伝いに行っていますが、91歳シャキッと元気です。

元気なら何歳でもよいと思いますが、寝付いての人生はつらいですよね。
今日はシダの、観察会に出かけてきました。
急な坂道、ユズ取りよりしんどいと思いながらも、楽しんできました。
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シュロの葉 (mari)
2016-11-28 20:47:27
シュロの葉で干し柿を吊るすなんて、素敵ですね。
私は麻ひもを使って干し柿を作っていましたが、高いので、最近はビニールの紐になりました。
最初は24個、次に45個、今年はこれで終わりです。

今年も残り少なくなってきました。
無事に来年が迎えられるようにと思うこの頃です。
地震が続き、雪も降り、なんとなく不安な毎日です。
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柚子採り (マスカット)
2016-11-28 06:10:32
ここで柚子採りの記事を読むのは何回目になるでしょうか?お疲れ様でした。
吊るし柿の記事も懐かしく読みました。

柚子採り、黙々と収穫し8泊9日でも終わらないなんて今年は豊作だったんでしょうか?
それにしても91歳のお母様のお達者な事、頭が下がります。

年の瀬も押し迫って喪中葉書も届いていますが、今年は100歳越えの大往生(?)というのが2枚も有りました。
健康寿命がどんどん延びると良いと思います。

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おみやさんへ ()
2016-11-27 21:02:17
こんばんは。
東京で、11月の雪は54年ぶりとか
テレビで盛んにやっていました。
高尾山から生中継もしていたので、おみやさんのこと思っていました。

ブログ、調子戻りました?
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ohisamaさんへ ()
2016-11-27 20:48:53
それほど大した面積でもないですが、山の不便な場所、平地の何倍も労力がいるのです。

まあそれでも、大した世話もしないで収穫できるので、家族でできる間は、やろうということでやっていますが、人を雇ってまでは出来ない話です。
実家の周りでも、採り切れなくそのままになったユズが沢山あります。

ちび猫、最近人相(猫相?)が悪くなっています(笑)
母の大事な相棒ですが、もうすぐ18歳、母より先に逝くんではないかと心配しています。

干し柿、山形などはおいしくできそうやけんど、いかんかったがですねえ。
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ゆずとり (おみや)
2016-11-27 14:34:56
こんにちわ
お久しぶりです。先日雪が降ったんですよ。11月に初雪を観測したのは54ねんぶりだそうです。すぐに融けたけど、最近地震も多くなんだか不安です。

干し柿を作るのに棕櫚の葉を使うのですね。きっとおいしく出来ますよ
冬になるとブログネタにこまります。
高尾山の紅葉も終わりました、というより、あまりの混雑に近寄れません。
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ゆず採り大変でしたねえ (ohisama)
2016-11-27 10:56:32
お兄さんはじめ一家総出のユズとり無事終わってよかったですね。
5枚目、6枚目(とくに6枚目)の写真がよいですね。
ちび猫ちゃんの目、こんなにキリリとしていたかしらねえ(笑)。アイラインのせいかな。
安心しきっている寝姿ですね。
干し柿甘くなると良いですね、実家でも昔干し柿を作ったけどカビだらけになって食べる気がしませんでした。
正月だけ山形上の山の干し柿を買っています。

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 (虹色こんぺい糖さんへ)
2016-11-27 10:08:39
初めまして。お越しくださってありがとうございます。

シュロのこと、虹色こんぺい糖さんも、経験ありなんですね。
共有した思い出、嬉しいです。

ハエたたき、実家でも健在です。
七夕の短冊は、張り替えた古い障子紙のこよりだったように思います。
自然のものを利用する、いいですよね。

ミソサザイの巣ですか、ありがとうございます。
小さな可愛い鳥ですよね。確か十数年前、↑の猫だったか、これの親だったかが、くわえて来たと健在だった父が、ミソサザイだと言って見せてくれました。

風の山、沢山の鳥もいますが、名前はさっぱりです。

虹色こんぺい糖さん、妙に見覚えのあるお名前と思いましたら、流れ星さんの掲示板でしたね。ありがとうございます。
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モチモチさん&ぼちぼちさんへ ()
2016-11-27 09:38:07
ありがとう♪
ユズ取りに専念でほかのことはしないので、早寝してエネルギー補充やけんど、普段と違う生活リズムは、だれるねえ。

渋柿収穫しないで、カラスのエサも勿体ないと思い、欲張って取ってきたけど、今日は雨。上手くできるろうか。

モチモチさん家は、干し柿上手に作りますよね。
ユズ酢割り当てありますからね

朝から、頭の回転が鈍っちゅう私です(汗)
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Unknown (虹色こんぺい糖)
2016-11-27 02:13:58
初めまして
シュロにつられてお邪魔しました
甘い干し柿ができそうですね
シュロの葉さいて 七夕の短冊の紐にはつかいませんでしたか?
実家には今でもハエ叩きが健在です
なつかしいです
鳥の巣は ミソサザイ の巣だと思います

柚子の香りが届いていますよ(^-^)/
いい香りです
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吊るし柿 (モチモチ&ぼちぼち)
2016-11-26 23:56:44
ゆず取り だれたろう~?ごくろうさまじゃったねえ~
ホンでも、吊るし柿は、ちゃんと作るとはさすがですねえ~

私達も里から取って来た柿を吊るしてちょっと早めに取り込んだ所へ又、ご近所さんから頂いて、天気が崩れるとの予報に 躊躇しょったけんど 柔こうになりよったきに、夫婦共同作業で、再度吊るしましたが 
旨く出来ると良いがと心配です・・・
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doumo39さんへ ()
2016-11-26 21:58:54
お邪魔しなければと思っていたところでした。

ここでは一番長いお付き合い、お子さんがまだ保育園だったのに、doumo39さんも若いお父ちゃんだったのに、50代とはねえ…なんか感慨深いものがあります。

叔母さまが、作ってくれた干し柿を、パクパク食べたdoumo39さんですね

あんぽ柿と言われるあの柔らかいのが好きですが、高価ですよね。
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雀(から)さんへ ()
2016-11-26 21:52:12
除染という名のもとには、否応なくですね。

今朝テレビで、みしらずの柿のことをやっていました。以前雀⦅から)さんが、除染で切ってしまわれたとおしゃっていたとき、私は間違った解釈をしていました(汗)

会津若松を代表する柿だとか、晒し柿用の焼酎まであって、それを振りかけて、密封で美味しくできるとやっていました。

シュロ、風の山でも大きな木は、枯れていましたが、勝手にちゃんとの子供が育っていました。
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干し柿 (doumo39)
2016-11-26 21:45:20
私は自分で干し柿を作ったことはありませんが、子供の頃は叔母たちが作ったものを遠慮なくいただいていました。先日、スーパーで干し柿の値段を見てびっくり。50を過ぎて、改めて自分の中の世間知らずを知りました。
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karinaさんへ ()
2016-11-26 21:41:34
今晩は♪
普段だらだら暮らしゆうと、8時間労働は堪えるねえ。

私も、20個ぐらい持ってきてほしたけんど、うまくいくろうか。

karinaさん所のお母様も、シュロで吊るしよったがや。普通枯れたら切れやすくなる、植物の葉やけんど、これは丈夫で私の力では、ちぎる事が出来ん。

昔の人の知恵は、素晴らしいと思う。
確かにシュロの木、吊るし柿の紐か、ハエたたきを作るばあに育てるには、葉が広がってまぎるねえ。
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シュロの葉ですか? (雀(から))
2016-11-26 10:04:36
除染で大木は始末したけど、子供がありますので、今度試してみます👮
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お疲れさん (karina)
2016-11-26 08:08:31
風さん おはようございます~♪

ゆず採り、お疲れ様でした。
私も24日に裏山へ行って渋柿を採ってきて干し柿を作りましたが今年はあまり生っていなくて33個しかありませんでした。
昔母が棕櫚の葉で渋柿を吊るしているのを思い出しました。
その棕櫚の木もまぎるといって切ってしまったので今はありません。
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虫主婦さんへ ()
2016-11-25 23:31:01
けあらしということは、海水温より、気温が低いってことですよね。

子どもの頃、真冬の寒いときは、池から湯気?が出ているのが不思議でした(笑)

池の水は、湧き水で冬は暖かく感じました。

干し柿は簡単に作れますが、柔らかく美味しくできるかというと、別ですけどね。

そのうち、シュロの葉とセットで
届くかも(笑)
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荒川三歩さんへ ()
2016-11-25 23:23:12
荒川三歩さんも、シュロの葉で干し柿吊るしたことあるんですね。

同じ思い出の方がいて嬉しいです。
そうですよね。待ちかねて渋みの残ったのを食べるとなぜか『詰まるんですよね』(笑)

荒川三歩さんの故郷では、柿不作ですか。実家は手入れもしない割にはなっているほうかな?と思います。
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海でも (虫主婦)
2016-11-25 23:23:00
今日海のほうでは、靄じゃなくて、けあらし(蒸気霧)がでました。

干し柿、好きなんですけど、手間暇がかかりそうですね。
カキの木はないので、自作は難しいこともあります。
シュロの葉もないです(^^;
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思い出しました。 (荒川三歩)
2016-11-25 22:24:02
干し柿作り、懐かしいです。
シュロの葉で吊るしました。
甘くなるのを待ちきれず食べて、口は渋いは便は詰まるはで大騒ぎしました。
私の故郷では、今年の柿は不作です。
裏年のようです。
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