釣具店A「竹心さん今年は渓流の新製品が少ないですよ」。
釣具店B「渓流用品は活気がないですねえ」…。
どうする、どうなる今年の渓流釣り。日本中で森林が荒廃していて、沢枯れが心配されてますから、正直なところ、この釣りもいつまでできるか?って感じもしなくもない今日この頃。また去年の悪夢が繰り返されるのでしょうか!?
折しも不況のまっただ中ですから、新製品が出ないのは当たり前。
ところが、どうせ目新しいものなんかないんでしょ!とあきらめていると、突如くるんですねえ救世主は。
こんな状況でも開発の手を弛めず新製品を出してくるメーカー、ちゃんとあるんですね~。
ジャ~ン。なんとなんと、ひさびさに出たんです使えそうな針が!
その名はオーナー“KAPPA マタギ”(←ここをクリック)
ちょっと万能袖に似た感じです。
(万能袖というのは、G社の、昔の万能袖のことです)
ほんと何年ぶりでしょうか、これだけ気合いの入った川虫用の針というのは…。
とりたてて何か目新しい形状とか、色とか言うんじゃないんですけど、このご時世に、たいして儲からない渓流用の針、それもゼロじゃなくオーソドックスな渓流用の針を、しかもマニアが泣いて喜ぶようなシブいカタチの針を出してきたというところに、今回の新発売の意義があると思うんですが、いかがでしょう。
グランの川虫鉤は使えるものが1袋に2~3本という状況でしたし、G社は1990年代以降どんどんクオリティが下がって、ほんとに大丈夫なのかと心配したぐらいでした。G社の万能袖も生産ラインのせいなのか形が変わってしまって、それで、以前の形に戻してくれっていうベテラン勢の声も多かったわけです。万能袖だけでなく、がまアマゴや、改良ヤラズも変わりましたね。
日本の鉄鋼メーカーも元気がないし、加工メーカーの工場も海外に移転したりしている状況です。今後、川虫用の本格的なやつはもう製造されないだろうと、半ば諦めていた、そんな状況でした。
そんな中、やってくれましたオーナーさん!!
まず第一に形がいいです。合わせのインパルスがすなおに針先に伝わっていく感じ。掛かりを優先したデザインですね。
ワタクシはというと、気に入っていた針がすっかり底をついてしまいまして、それでカタチが似ている針を探してきてどうにかこうにか間に合わせてるんですが、それぞれ欠点があって、その欠点を何とかだましだましという状況でしたんで、救われた気がいたしました。
まあ、欲を言えばもうちょっと針先を短くして、内側に向けてくれれば百点満点なのですが。
カエシはいらなかったですね。カエシは有っても無くても釣果にほとんど影響ありません。っつーか、無いほうが川虫が刺しやすい。
(百点満点だったらみすみすここで紹介しなかったかな?俺意地悪だから)
それと、線径が微妙に細い感じ。
3号で0.37mm、4号も同じく0.37mmとなっていますけども、ここまで細くしなくても、ちゃんと波に馴染みますし、川虫もそんなに弱りません。むしろ太いほうが、貫通力は絶対に増しますね。
(万能袖はあの形と軸の太さが良かったんですよね)
まあ、近年主流の細糸にマッチさせたということなんでしょう。
軸は細いですけど、材質はCarbon 110なので剛性感は結構あります。今までヘラや鮎など競技用に使われていた線材ですね。これは従来のKAPPAシリーズとは違いますね。
ストレートポイント、マイクロバーブで、針先テーパー形状も、まずまず円錐形に近くていい感じです。テーパー角はロングテーパーとなってはいますがまあ合格ラインといったところ。カエシがあるんでこれ以上はさすがに無理でしょかね~。
不況にもめげず、海でも川でも次々と新製品を繰り出してくるオーナー針。これからも要注目です。
(オーナーさん、ぜひマタギ・バーブレスをお願いします)
そこで「KAPPAマタギ」の個人的な評価は……☆☆☆☆
拡大写真はこんな感じです。
なかなかいけそうでしょ。
ちなみに、この針を解禁日や放流日に使っても意味はないかも
釣具店B「渓流用品は活気がないですねえ」…。
どうする、どうなる今年の渓流釣り。日本中で森林が荒廃していて、沢枯れが心配されてますから、正直なところ、この釣りもいつまでできるか?って感じもしなくもない今日この頃。また去年の悪夢が繰り返されるのでしょうか!?
折しも不況のまっただ中ですから、新製品が出ないのは当たり前。
ところが、どうせ目新しいものなんかないんでしょ!とあきらめていると、突如くるんですねえ救世主は。
こんな状況でも開発の手を弛めず新製品を出してくるメーカー、ちゃんとあるんですね~。
ジャ~ン。なんとなんと、ひさびさに出たんです使えそうな針が!
その名はオーナー“KAPPA マタギ”(←ここをクリック)
ちょっと万能袖に似た感じです。
(万能袖というのは、G社の、昔の万能袖のことです)
ほんと何年ぶりでしょうか、これだけ気合いの入った川虫用の針というのは…。
とりたてて何か目新しい形状とか、色とか言うんじゃないんですけど、このご時世に、たいして儲からない渓流用の針、それもゼロじゃなくオーソドックスな渓流用の針を、しかもマニアが泣いて喜ぶようなシブいカタチの針を出してきたというところに、今回の新発売の意義があると思うんですが、いかがでしょう。
グランの川虫鉤は使えるものが1袋に2~3本という状況でしたし、G社は1990年代以降どんどんクオリティが下がって、ほんとに大丈夫なのかと心配したぐらいでした。G社の万能袖も生産ラインのせいなのか形が変わってしまって、それで、以前の形に戻してくれっていうベテラン勢の声も多かったわけです。万能袖だけでなく、がまアマゴや、改良ヤラズも変わりましたね。
日本の鉄鋼メーカーも元気がないし、加工メーカーの工場も海外に移転したりしている状況です。今後、川虫用の本格的なやつはもう製造されないだろうと、半ば諦めていた、そんな状況でした。
そんな中、やってくれましたオーナーさん!!
まず第一に形がいいです。合わせのインパルスがすなおに針先に伝わっていく感じ。掛かりを優先したデザインですね。
ワタクシはというと、気に入っていた針がすっかり底をついてしまいまして、それでカタチが似ている針を探してきてどうにかこうにか間に合わせてるんですが、それぞれ欠点があって、その欠点を何とかだましだましという状況でしたんで、救われた気がいたしました。
まあ、欲を言えばもうちょっと針先を短くして、内側に向けてくれれば百点満点なのですが。
カエシはいらなかったですね。カエシは有っても無くても釣果にほとんど影響ありません。っつーか、無いほうが川虫が刺しやすい。
(百点満点だったらみすみすここで紹介しなかったかな?俺意地悪だから)
それと、線径が微妙に細い感じ。
3号で0.37mm、4号も同じく0.37mmとなっていますけども、ここまで細くしなくても、ちゃんと波に馴染みますし、川虫もそんなに弱りません。むしろ太いほうが、貫通力は絶対に増しますね。
(万能袖はあの形と軸の太さが良かったんですよね)
まあ、近年主流の細糸にマッチさせたということなんでしょう。
軸は細いですけど、材質はCarbon 110なので剛性感は結構あります。今までヘラや鮎など競技用に使われていた線材ですね。これは従来のKAPPAシリーズとは違いますね。
ストレートポイント、マイクロバーブで、針先テーパー形状も、まずまず円錐形に近くていい感じです。テーパー角はロングテーパーとなってはいますがまあ合格ラインといったところ。カエシがあるんでこれ以上はさすがに無理でしょかね~。
不況にもめげず、海でも川でも次々と新製品を繰り出してくるオーナー針。これからも要注目です。
(オーナーさん、ぜひマタギ・バーブレスをお願いします)
そこで「KAPPAマタギ」の個人的な評価は……☆☆☆☆
拡大写真はこんな感じです。
なかなかいけそうでしょ。
ちなみに、この針を解禁日や放流日に使っても意味はないかも