竹心の魚族に乾杯

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登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

ドライアンダーの補修

2012年06月09日 04時52分31秒 | 兵法書・具足編
ワタクシが渓流で使っております、ダイワのプロバイザースペシャルドライアンダー。

ドライアンダーは梅雨明けまでの期間しか履かないのですけど、度重なるアップダウンで、ついに股の縫い目がほころびてしまいました。
前回もここが真っ先にやられました。

いつも道具の消耗が釣果と比例しないのがお恥ずかしい限りなのですが。


さて、前回は塩ビ・エラストマー用の接着剤を使って応急処理し、くっつくにはくっついたけれど、継ぎ生地の周囲から裂けてくるという不測の事態になり、周囲の縫い目に沿って生地が裂け、廃棄処分となりました。皆さんくれぐれもお気をつけ下さいませ。


前回の轍を踏まぬよう、今回は釣具店でアドバイスをいただきました。
きっとダイワの専用の補修キットでもあるのかなと思っていたのですが、紹介されたのは意外にもこれ。

「これが一番いいよ」というのがこの、フライフィッシングではポピュラーなアクアシールです。
柔軟性・伸縮性が最高で、またダイワの表面加工されたネオプレーンウェーダーにも問題なくくっつくそうです。
そしてまたありがたいことに、傷が小さければ継ぎ当ては要らないとのことです。
ということは新品時の柔軟性がほとんど損なわれないということですね。

以前にもリバレイのウェーダーを修理するのにアクアシールを使ったことがあったのですが、冷蔵庫を整理した時に捨ててしまっていたので、改めて購入。
(フリーザーで長期保存が可能)

写真右側はアクアシール専用の促進硬化剤で、またサーフェスプライマーとしても使えるものです。


ウェーダーの裏返した状態はこんな感じ。

ちょっと下品な絵ですね(笑)。コーティングが剥がれて黒くなり、最も酷使された部分が一目瞭然です。穴がどこにできたのかはすぐに見つかります。

促進硬化剤で穴の周囲を広めに下処理し、穴の中にも流し込みます(すぐに乾く)。

今回この促進硬化剤があったので、サンドペーパー掛けはしませんでした。

次に、本剤を穴に押し込むように流します。また表面を覆う分も必要です。


股部分のように伸縮の激しい部位にはこんなふうに表面を覆ってやるだけの分量が必要です。
それほど屈伸しない部位でのちょっとしたピンホールでしたら、穴を埋めてやるだけで充分です。小さい穴の場合、プライマーがあった方が何かと安心です。ただし硬化はゆっくりさせた方がしみ込みは完全になると思います。


紙切れや割り箸などで形を整えます。ほとんど収縮しないので、厚さは1ミリぐらいに。


キュア終了後の状態。かなり強力にくっついています。


促進硬化剤なしで実用硬化8時間、完全硬化は24時間ぐらいです。
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