今日は気分を換えてハゼ釣りです。
自粛要請で渓流には行けず、鮎釣りも惨敗続きで、精神的にもかなり参ってきておりましたので、ここらでハゼドンに癒されようかと。
もちろんマスクはちゃんと着けてますよ。
今回の釣行は釣友Hさんのコーディネートで実現しました。
諸々の逆風が強まる中、お陰様で安全無事に釣行できました。ありがとうございました。
さて、今回用意したのはメバル用のルアーロッド。夜釣りの陸っぱりタチウオ近距離接近戦用に購入しておいたものです。
シマノ Soare GAME S704LS30
この竿はルアーロッドとしては短めの高弾性ソリッドが搭載されており、ハゼの繊細なアタリを取るのにちょうどいいのではないかと。
この高弾性ソリッドが、これまたファーストテーパーのチューブラーとスムーズに接続されており、それでいてルアーフィッシング特有の繰り返し高負荷にも耐える強度を持っているというなんとも欲張りな竿でございます。シマノのハイレスポンスソリッド搭載機のハシリになるんでしょうかね。
既製品でこういう竿があると自作する必要なくなっちゃいますよね。
スペックとしては:
全長…2.2m
適合ルアーウェイト…1〜12g
適合ラインウェイト…2〜6lb
先径…0.8mm※
元径…10.3mm※
※実測値
てな具合によだれが出そうな数値が並びます。
まずは竿とオモリとのマッチングを見てみます。オモリの号数をいろいろ替えて誘います。
天秤はステンレス天秤で天地逆での使用が可能なように作ってあります。
オモリを替えてみた感じでは:
うーん、スペックの数値から受ける印象からすれば案外オモリ負けする感じですね。でも、以前使っていたAR-C ULに比べたら格段に軽快で、潮流れがない時に誘いで食いつかせるのも行けそうだと思いました。
グリップエンドが短いのもですね。短いといろんなテクが駆使できますから。
本当は3号の錘を使いたいんですけど、さすがにこの上となると、お手軽なルアーロッドではなく船竿というカテゴリになっちゃうんでしょうか。コイツはソアレシリーズの中でも強めで先調子の機種になるんで。
さて、肝心の釣果の方は打率2〜3割といった感じで、アタリもダラダラと出続けています。
まあアタリが続いているとは言っても、グッグーッと引っ張って行くような元気なハゼはほぼ皆無で、かなり渋い展開です。イージーに遊ばせてくれません!
若い頃はこういう渋い状況下でどう釣りを組み立てればよいか全く分かりませんでしたから、文字通り帰って寝る!しかなかったわけですけど、最近は道具でそれなりに対処しております。今日も繊細な渓流用の針を持ってきていたんで助かりました。
で、そのうち大きいのも混じるでしょう!と高を括ってたんですけど、どうやら周囲でも釣れてるハゼが軒並み小さいということが分かり、途中からピアノ線の天秤に変更。
これでフッキング率が多少上がって3〜4割といったところ。でもピアノ線、錆びるんですよ。ボウズ率の高い鮎釣りならいいんでしょうけど。
道糸にフロロを使ってますから、「トン」という居食いのアタリも多少は分かるのですが、そのまま合わせてもフッキングしません。「トン」と来た瞬間に「ビビビ」とシェイクを入れると針を外そうとして頭を下げてくれるので、その時合わせれば乗るのですが、リールがついていると軽いマグネシウム筐体でもシェイクを入れるのはしんどいです。
※オモリを完全に着底させてからシェイクを入れる、というのであれば、反対に穂先の硬い竿を使用するやり方があります。これだと重いアルミ製リールでも応用できます。ティップの硬いバスロッド6フィートという組み合わせで軽く投げ、立って釣るバシングスタイルがやりやすいです。今回このタックルは用意できませんでしたが。
しょうがないので、最後は竿の持ち方・構え方を変えて対応しました。ワカサギ釣りの要領で、「トン」が来たら肘を上げると同時に手首を緩めて「聞く」やり方が有効でした(疲れるのですが)。
「トン」と来て「即合わせ」というのもやってみましたが、今日用意した道具ではフッキングしないようでした。竿の構え方をいろいろやってみて、ですよ。YouTubeの水中映像みたいには行かなかったです。あんなふうにバシバシ釣れたら楽しいだろうなあ、とは思いましたけどね。
残念ながらワタシの腕では「あんなふう」には行かないということがハッキリしてしまった訳で
これは別に“言い訳”じゃないんですけど、一般の人が“それなりの”釣果を求める――競技志向ではなく――そういう話であれば、汎用性の高い竿で「遅合わせ」でも“良い訳”ですよね。
(※ちなみにワタクシ、渓流釣りでもテナガエビでもワカサギでも、共通して「遅合わせ」で対応しています。「前アタリ」を感じたら竿を鈍角にして構えます。竿もほぼ低弾性〜中弾性で長さもかなり短め※だと思います。いわゆる「数釣り」は苦手です。ビシッと合わせるのは好きじゃないんです。)
※渓流=5m、テナガエビ=35cm、ワカサギ=18cm
さて一方、「遅合わせ」を成立させるためには「聞く」操作が欠かせないですよね?
「聞く」という操作があって初めて、次の「乗せる」が可能となるわけですね。
「遅合わせ」と口では言っても、単純にゆっくり合わせているのではないですよね。2工程になっているわけですね。
「聞く」操作の時は微妙なテンションを掛けて相手(魚)の頭を、こちらの都合のいい方向に向かせるわけです。こうすることで針掛かりの確率を高めるわけです。魚が上を向いてる時よりも、下を向いてる時の方がフッキング率が高くなるのは当然ですよね?
ここまでの話は「上顎フッキング」を前提とした話です。ヤマメ・アマゴ、ハゼ、テナガエビは上顎(エビの場合は頭部)に掛けた時が最も外れにくく、強いやり取りができますね。
最近、アユとワカサギは「下顎フッキング」もアリ??という気がしています。ワカサギは何故だかまだ分かっていませんけど、アユはなんせ石を毎日舐めてますからね…
ワタクシが最近になって徐々に取り組み始めている「ドブ釣り」は、アタリがあってから「乗せる」までのハラハラ感がたまらないです。典型的な「遅合わせ」の釣りなんですよね。
そして個人的には「遅合わせ」こそ天秤!と思ってる訳で…
さて、釣りの「合わせ」の話はこれぐらいにして…
肝心の釣果の方は…
あっちゃー、30尾に届いてない!?
やっぱヘタレだわ俺
[日時]2021年11月18日(木)
[天候]晴れ時々曇り、やや風あり
[水温]16°C、澄み、やや減水
[時間]8時〜14時
[釣果]7〜14cm 26尾
[誘い方]ボトムノック(水深2mカケアガリ)
[竿]シマノ Soare GAME S704LS30
[リール]シマノ 2006 Sephia 2500S
[天秤]鮎用試作品
[道糸]デュエルTB300フロロ1.25号(1.5号の方がベター)
[ハリス]東レ トヨフロンLハード 0.8号(4〜5cm)
[針]オーナー カッパStyle-3 6号
[餌]アオイソメ(タラシ1cm)
[オモリ]ナス型2号
[小遣い]2千円(タバコ、コーヒー、食糧他)
[感想]釣れてくるハゼが全体的に小振りで、しかもハゼが集まってるラインが深めという厳しい条件だったのですが、天秤のテストという意味ではちょうどよかったですね。
自粛要請で渓流には行けず、鮎釣りも惨敗続きで、精神的にもかなり参ってきておりましたので、ここらでハゼドンに癒されようかと。
もちろんマスクはちゃんと着けてますよ。
今回の釣行は釣友Hさんのコーディネートで実現しました。
諸々の逆風が強まる中、お陰様で安全無事に釣行できました。ありがとうございました。
さて、今回用意したのはメバル用のルアーロッド。夜釣りの陸っぱりタチウオ近距離接近戦用に購入しておいたものです。
シマノ Soare GAME S704LS30
この竿はルアーロッドとしては短めの高弾性ソリッドが搭載されており、ハゼの繊細なアタリを取るのにちょうどいいのではないかと。
この高弾性ソリッドが、これまたファーストテーパーのチューブラーとスムーズに接続されており、それでいてルアーフィッシング特有の繰り返し高負荷にも耐える強度を持っているというなんとも欲張りな竿でございます。シマノのハイレスポンスソリッド搭載機のハシリになるんでしょうかね。
既製品でこういう竿があると自作する必要なくなっちゃいますよね。
スペックとしては:
全長…2.2m
適合ルアーウェイト…1〜12g
適合ラインウェイト…2〜6lb
先径…0.8mm※
元径…10.3mm※
※実測値
てな具合によだれが出そうな数値が並びます。
まずは竿とオモリとのマッチングを見てみます。オモリの号数をいろいろ替えて誘います。
天秤はステンレス天秤で天地逆での使用が可能なように作ってあります。
オモリを替えてみた感じでは:
- オモリ1.5号…問題なし。
- オモリ2号…適正範囲内。
- オモリ3号…合わせ遅れが増える感じ。軽快に誘えない。
うーん、スペックの数値から受ける印象からすれば案外オモリ負けする感じですね。でも、以前使っていたAR-C ULに比べたら格段に軽快で、潮流れがない時に誘いで食いつかせるのも行けそうだと思いました。
グリップエンドが短いのもですね。短いといろんなテクが駆使できますから。
本当は3号の錘を使いたいんですけど、さすがにこの上となると、お手軽なルアーロッドではなく船竿というカテゴリになっちゃうんでしょうか。コイツはソアレシリーズの中でも強めで先調子の機種になるんで。
さて、肝心の釣果の方は打率2〜3割といった感じで、アタリもダラダラと出続けています。
まあアタリが続いているとは言っても、グッグーッと引っ張って行くような元気なハゼはほぼ皆無で、かなり渋い展開です。イージーに遊ばせてくれません!
若い頃はこういう渋い状況下でどう釣りを組み立てればよいか全く分かりませんでしたから、文字通り帰って寝る!しかなかったわけですけど、最近は道具でそれなりに対処しております。今日も繊細な渓流用の針を持ってきていたんで助かりました。
で、そのうち大きいのも混じるでしょう!と高を括ってたんですけど、どうやら周囲でも釣れてるハゼが軒並み小さいということが分かり、途中からピアノ線の天秤に変更。
これでフッキング率が多少上がって3〜4割といったところ。でもピアノ線、錆びるんですよ。ボウズ率の高い鮎釣りならいいんでしょうけど。
道糸にフロロを使ってますから、「トン」という居食いのアタリも多少は分かるのですが、そのまま合わせてもフッキングしません。「トン」と来た瞬間に「ビビビ」とシェイクを入れると針を外そうとして頭を下げてくれるので、その時合わせれば乗るのですが、リールがついていると軽いマグネシウム筐体でもシェイクを入れるのはしんどいです。
※オモリを完全に着底させてからシェイクを入れる、というのであれば、反対に穂先の硬い竿を使用するやり方があります。これだと重いアルミ製リールでも応用できます。ティップの硬いバスロッド6フィートという組み合わせで軽く投げ、立って釣るバシングスタイルがやりやすいです。今回このタックルは用意できませんでしたが。
しょうがないので、最後は竿の持ち方・構え方を変えて対応しました。ワカサギ釣りの要領で、「トン」が来たら肘を上げると同時に手首を緩めて「聞く」やり方が有効でした(疲れるのですが)。
「トン」と来て「即合わせ」というのもやってみましたが、今日用意した道具ではフッキングしないようでした。竿の構え方をいろいろやってみて、ですよ。YouTubeの水中映像みたいには行かなかったです。あんなふうにバシバシ釣れたら楽しいだろうなあ、とは思いましたけどね。
残念ながらワタシの腕では「あんなふう」には行かないということがハッキリしてしまった訳で
これは別に“言い訳”じゃないんですけど、一般の人が“それなりの”釣果を求める――競技志向ではなく――そういう話であれば、汎用性の高い竿で「遅合わせ」でも“良い訳”ですよね。
(※ちなみにワタクシ、渓流釣りでもテナガエビでもワカサギでも、共通して「遅合わせ」で対応しています。「前アタリ」を感じたら竿を鈍角にして構えます。竿もほぼ低弾性〜中弾性で長さもかなり短め※だと思います。いわゆる「数釣り」は苦手です。ビシッと合わせるのは好きじゃないんです。)
※渓流=5m、テナガエビ=35cm、ワカサギ=18cm
さて一方、「遅合わせ」を成立させるためには「聞く」操作が欠かせないですよね?
「聞く」という操作があって初めて、次の「乗せる」が可能となるわけですね。
「遅合わせ」と口では言っても、単純にゆっくり合わせているのではないですよね。2工程になっているわけですね。
「聞く」操作の時は微妙なテンションを掛けて相手(魚)の頭を、こちらの都合のいい方向に向かせるわけです。こうすることで針掛かりの確率を高めるわけです。魚が上を向いてる時よりも、下を向いてる時の方がフッキング率が高くなるのは当然ですよね?
ここまでの話は「上顎フッキング」を前提とした話です。ヤマメ・アマゴ、ハゼ、テナガエビは上顎(エビの場合は頭部)に掛けた時が最も外れにくく、強いやり取りができますね。
最近、アユとワカサギは「下顎フッキング」もアリ??という気がしています。ワカサギは何故だかまだ分かっていませんけど、アユはなんせ石を毎日舐めてますからね…
ワタクシが最近になって徐々に取り組み始めている「ドブ釣り」は、アタリがあってから「乗せる」までのハラハラ感がたまらないです。典型的な「遅合わせ」の釣りなんですよね。
そして個人的には「遅合わせ」こそ天秤!と思ってる訳で…
さて、釣りの「合わせ」の話はこれぐらいにして…
肝心の釣果の方は…
あっちゃー、30尾に届いてない!?
やっぱヘタレだわ俺
[日時]2021年11月18日(木)
[天候]晴れ時々曇り、やや風あり
[水温]16°C、澄み、やや減水
[時間]8時〜14時
[釣果]7〜14cm 26尾
[誘い方]ボトムノック(水深2mカケアガリ)
[竿]シマノ Soare GAME S704LS30
[リール]シマノ 2006 Sephia 2500S
[天秤]鮎用試作品
[道糸]デュエルTB300フロロ1.25号(1.5号の方がベター)
[ハリス]東レ トヨフロンLハード 0.8号(4〜5cm)
[針]オーナー カッパStyle-3 6号
[餌]アオイソメ(タラシ1cm)
[オモリ]ナス型2号
[小遣い]2千円(タバコ、コーヒー、食糧他)
[感想]釣れてくるハゼが全体的に小振りで、しかもハゼが集まってるラインが深めという厳しい条件だったのですが、天秤のテストという意味ではちょうどよかったですね。