太刀魚釣り2023年第11戦目。
昨日はデスアダーの曳き釣りアクションで明確なバイトがあったのですが、またしてもフッキングには至らず。前々回の釣行でも惜しいところで掛け損なっているんですよねえ。
とはいえ、#29ジューンバグで鋭い反応が得られたことは貴重な収穫でした。じつはエコギアの#414魅惑パープルカモに近いカラーですので、ひそかに期待はしておりました。
というわけで本日はテンヤの針先を鋭利に研いで、改めて曳き釣りアクションでやってみます。ずたずたになった#29ジューンバグは急遽リグり直しました。
現着15時。
陽射しが暖かいですね。風が吹いていますが、比較的弱めです。
さあ、鋭利に研いだテンヤで、タチウオを仕留めることができるかどうか。嫌が応にも気合いが入ります。
昨日とは風向きが全く違いますので、そこら辺を考慮して横風になる面に入ります。
本日のリグ。
本日のタックル。
Exsence S903MLMH/Fに06ツインパワーMg 2500HG、スーパーファイヤーライン0.5号、セフィアXR S86M-Sに06セフィア2500SS、オリジナルファイヤーライン0.5号です。
17時、暗くなる前にということで、とりあえずパワーダートヘッド14gとパワーダートミノー105の組み合わせで遠投&カウントダウンでシャクってみます。
上から下まで反応なし。
太刀魚の群れの突然の回遊に備えつつ、まだ明るいうちにExsence S903MLMH/Fブラックエンベロープにセットしたケミホタル+テンヤ+デスアダーの飛びを確認しておきます。
風があるので、このExsence S903MLMH/Fにはリリースタイミングがシビアな状況ですね。タイミングが早いと飛距離が伸びる半面、軌道が高くなるぶん横風をはらんで糸ふけが大きくなり(テンプラ)、着水直後からアクションさせることができません。これでは表層に居る太刀魚にはすぐに見切られてしまいます。またタイミングが遅いと低空飛行になり、飛距離が伸びないです。
風の日はこんなふうに細心の注意を払ってキャストしないといけないわけですが、「投げる」という段階がちゃんとうまく行くのは数投に1回という状況…。
リグ上40cmにケミホタルを装着しますのでキャストの際の垂らしがどうしても長くなります。明るいうちに確認しておいて良かったです。バットがすんなり曲がって自動的に押し出してくれるSephia XTune S902Mとの違いが歴然としています。こういう横風を受けるシーンですとバットをしっかり曲げられるレギュラーファーストテーパーの方がテンプラキャストも少なく、飛距離も安定して稼げるようですね。
18時50分。暗くなったところで再開します。
デスアダーはバブルガムピンク。
その後デスアダーを#08ホワイトソリッドに変え、回遊を待ちますが音沙汰なしです。
21時。
しびれを切らして、#08ホワイトソリッドから#26クリア・ウォーターメロンに換え、表層ツンツンからスローのただ巻きに切り替えたところでグググッとアタリ。そのまま乗りました。足元20m付近、中層です。
抵抗は少なく、楽に抜き上げ出来ました。
アシストフックが顔に軽く掛かっています。
ワームへの歯形は付いていません。
針先の鋭いバス用アシストフックに助けられましたね。
全長は82cmありました。前々回とほぼ同サイズですが、若干細いですかね。
21時半。ただ巻き中心からフワフワの攻めに切り替えるとググッとバイト。リール半回転ずつ持ち上げてテンションフォールを掛けていく中層スイミングです。アシストフックは付けていませんでしたが、ワーム胴体に深い歯形が付いています。
22時半。同じようにフワフワとしたスイミングアクションでバイトあり。
ワーム胴体中央に深い噛み跡あり。
これ以降、一気に反応が渋くなりました。太刀魚がまだ付近をウロウロしている気配はありますので、テンヤを軽くしていけばバイトを引き出すことも不可能ではないのでしょうが、本日はテンヤを14gしか用意してきていないため、これにて撤収としました。
指3本近くありました。
今回の3回のバイトとも、違和感レベルではなく明確な魚信がありました。ちなみにスローな釣り方としては他にもエコギアグラスミノーLを使用するスタイル(2021年に実践)がありますが、意外にもデスアダーの方がアタリが大きく出るようですね。
1回目は魚信とともにフッキングして(アシストフック)おり、歯形がありませんでした。アシストフックなしで獲れたかといえばかなり厳しかったと思われます。2回目と3回目はワーム胴体にガップリ噛み付いており、深い噛み跡が残っていました。にもかかわらず、テンヤの太い針にフッキングさせることができませんでした。
2回目のバイトと3回目のバイトのいずれも、手前から20m前後のやや深いレンジで、ロッドを立ててのスイミングに対してのバイトでした。ロッドの角度は1時〜2時の間で上下させる感じで、上げる時は鋭く、下げる時はジワジワという感じでした。この時3時まで竿を寝かせてしまうと、テンションが緩くなってテンヤが水平よりも下向きになってしまうように感じました。テンヤが若干下向きの状態からしゃくるともちろん波動は強くなりますが、低活性となった太刀魚は反応してくれないような感じでした(柔らかい竿やスローテーパーの竿ではやり辛いかも?)。
ワームの種類も引き方も違いますが、太刀魚の捕食傾向としては2023年2月7日のパターンがこれに近い印象を受けました。かなり低活性な状況で、太刀魚のスイッチを入れることができても、表層まで出てこない状況だったのではと思います。
この日(2月7日、2023年釣行2回目)も、本日同様Exsence S903MLMH/Fブラックエンベロープを使用していたのですが、低活性の状況でフッキングに持っていくことを考慮すると、ロッドベリーのしなやかさがもう少し欲しいと感じました。このロッドはティップに関しては非常に優秀で、チューブラーで遠投性能も兼備しながら、フワフワとした中層スイミングもこなせる調子になっていると思います。ただしフワフワスイミングをもう少し突き詰めていくと、さらに低反発で復元スピードのゆったりとしたティップ〜ベリーがどうしても必要だと感じます。2月7日は今回同様きつめのドラグ設定だったので、もしかするとドラグの調整で対処できる問題なのかも知れませんが。
感度について言えば、2月7日も今回同様手元に明確にバイトが伝わって来ていますので、これ以上感度を上げる必要はないと感じます。それよりも、スイミング動作のしやすさの方が重要かと思います。
リールのギア比については、やはりノーマルギアの方が良いように感じます。今回ハイギアのリールを使用したのですが、ちょっとやりにくい印象でした。誘いのストロークが短く、その上ロッドを軽く握る必要があるため、極力リールハンドルに入力する力が少ない方がやりやすいんです。
そういえば現在メインロッドとして使っているセフィアXR S86M-Sなんですが、こういったフワフワとしたスイミングというのは、昨年に購入してからまだ一度もやったことないんですよねえ。ソリッドティップのS86M-Sだと、デスアダーのような空気抵抗の大きいワームのキャストは当然快適ではないわけで、ちょっと敬遠したくなりますので。
ですが、そこを敢えて試してみる必要はありそうですね。
[日時]2023年3月29日(火)
[天候]晴、強風
[水温]14°C。澄み
[時間]17時〜23時
[釣果]1(♀、体高4cm、指2.5本、全長82cm)
[バイト]3(Deps Deathadder 5" #08 White Solid (2), #26 Clear Water Melon (1))
[ルアーロスト]0
[カウント]5〜10
[アクション]中層ただ巻き→中層フワフワ
[胃の内容物]なし
Rod: SHIMANO Exsence S903MLMH/F
Reel: SHIMANO 2006 TwinPower Mg 2500HG
Line: Super Fireline (8ポンド 0.5号)
Leader: YGK DMV Shock Leader 25lb(ナイロン)7号(90cm)
Bite leader: none
Jig: Katsuichi SV-37 Sabel Head 14g
Hook: _
Worm: Deps Deathadder 5" #26 Clear Water Melon (1)
[小遣い]2千円(タバコ、コーヒー、牛丼他)
[感想]肩の荷が少し降りました。
昨日はデスアダーの曳き釣りアクションで明確なバイトがあったのですが、またしてもフッキングには至らず。前々回の釣行でも惜しいところで掛け損なっているんですよねえ。
とはいえ、#29ジューンバグで鋭い反応が得られたことは貴重な収穫でした。じつはエコギアの#414魅惑パープルカモに近いカラーですので、ひそかに期待はしておりました。
というわけで本日はテンヤの針先を鋭利に研いで、改めて曳き釣りアクションでやってみます。ずたずたになった#29ジューンバグは急遽リグり直しました。
現着15時。
陽射しが暖かいですね。風が吹いていますが、比較的弱めです。
さあ、鋭利に研いだテンヤで、タチウオを仕留めることができるかどうか。嫌が応にも気合いが入ります。
昨日とは風向きが全く違いますので、そこら辺を考慮して横風になる面に入ります。
本日のリグ。
本日のタックル。
Exsence S903MLMH/Fに06ツインパワーMg 2500HG、スーパーファイヤーライン0.5号、セフィアXR S86M-Sに06セフィア2500SS、オリジナルファイヤーライン0.5号です。
17時、暗くなる前にということで、とりあえずパワーダートヘッド14gとパワーダートミノー105の組み合わせで遠投&カウントダウンでシャクってみます。
上から下まで反応なし。
太刀魚の群れの突然の回遊に備えつつ、まだ明るいうちにExsence S903MLMH/Fブラックエンベロープにセットしたケミホタル+テンヤ+デスアダーの飛びを確認しておきます。
風があるので、このExsence S903MLMH/Fにはリリースタイミングがシビアな状況ですね。タイミングが早いと飛距離が伸びる半面、軌道が高くなるぶん横風をはらんで糸ふけが大きくなり(テンプラ)、着水直後からアクションさせることができません。これでは表層に居る太刀魚にはすぐに見切られてしまいます。またタイミングが遅いと低空飛行になり、飛距離が伸びないです。
風の日はこんなふうに細心の注意を払ってキャストしないといけないわけですが、「投げる」という段階がちゃんとうまく行くのは数投に1回という状況…。
リグ上40cmにケミホタルを装着しますのでキャストの際の垂らしがどうしても長くなります。明るいうちに確認しておいて良かったです。バットがすんなり曲がって自動的に押し出してくれるSephia XTune S902Mとの違いが歴然としています。こういう横風を受けるシーンですとバットをしっかり曲げられるレギュラーファーストテーパーの方がテンプラキャストも少なく、飛距離も安定して稼げるようですね。
18時50分。暗くなったところで再開します。
デスアダーはバブルガムピンク。
その後デスアダーを#08ホワイトソリッドに変え、回遊を待ちますが音沙汰なしです。
21時。
しびれを切らして、#08ホワイトソリッドから#26クリア・ウォーターメロンに換え、表層ツンツンからスローのただ巻きに切り替えたところでグググッとアタリ。そのまま乗りました。足元20m付近、中層です。
抵抗は少なく、楽に抜き上げ出来ました。
アシストフックが顔に軽く掛かっています。
ワームへの歯形は付いていません。
針先の鋭いバス用アシストフックに助けられましたね。
全長は82cmありました。前々回とほぼ同サイズですが、若干細いですかね。
21時半。ただ巻き中心からフワフワの攻めに切り替えるとググッとバイト。リール半回転ずつ持ち上げてテンションフォールを掛けていく中層スイミングです。アシストフックは付けていませんでしたが、ワーム胴体に深い歯形が付いています。
22時半。同じようにフワフワとしたスイミングアクションでバイトあり。
ワーム胴体中央に深い噛み跡あり。
これ以降、一気に反応が渋くなりました。太刀魚がまだ付近をウロウロしている気配はありますので、テンヤを軽くしていけばバイトを引き出すことも不可能ではないのでしょうが、本日はテンヤを14gしか用意してきていないため、これにて撤収としました。
指3本近くありました。
今回の3回のバイトとも、違和感レベルではなく明確な魚信がありました。ちなみにスローな釣り方としては他にもエコギアグラスミノーLを使用するスタイル(2021年に実践)がありますが、意外にもデスアダーの方がアタリが大きく出るようですね。
1回目は魚信とともにフッキングして(アシストフック)おり、歯形がありませんでした。アシストフックなしで獲れたかといえばかなり厳しかったと思われます。2回目と3回目はワーム胴体にガップリ噛み付いており、深い噛み跡が残っていました。にもかかわらず、テンヤの太い針にフッキングさせることができませんでした。
2回目のバイトと3回目のバイトのいずれも、手前から20m前後のやや深いレンジで、ロッドを立ててのスイミングに対してのバイトでした。ロッドの角度は1時〜2時の間で上下させる感じで、上げる時は鋭く、下げる時はジワジワという感じでした。この時3時まで竿を寝かせてしまうと、テンションが緩くなってテンヤが水平よりも下向きになってしまうように感じました。テンヤが若干下向きの状態からしゃくるともちろん波動は強くなりますが、低活性となった太刀魚は反応してくれないような感じでした(柔らかい竿やスローテーパーの竿ではやり辛いかも?)。
ワームの種類も引き方も違いますが、太刀魚の捕食傾向としては2023年2月7日のパターンがこれに近い印象を受けました。かなり低活性な状況で、太刀魚のスイッチを入れることができても、表層まで出てこない状況だったのではと思います。
この日(2月7日、2023年釣行2回目)も、本日同様Exsence S903MLMH/Fブラックエンベロープを使用していたのですが、低活性の状況でフッキングに持っていくことを考慮すると、ロッドベリーのしなやかさがもう少し欲しいと感じました。このロッドはティップに関しては非常に優秀で、チューブラーで遠投性能も兼備しながら、フワフワとした中層スイミングもこなせる調子になっていると思います。ただしフワフワスイミングをもう少し突き詰めていくと、さらに低反発で復元スピードのゆったりとしたティップ〜ベリーがどうしても必要だと感じます。2月7日は今回同様きつめのドラグ設定だったので、もしかするとドラグの調整で対処できる問題なのかも知れませんが。
感度について言えば、2月7日も今回同様手元に明確にバイトが伝わって来ていますので、これ以上感度を上げる必要はないと感じます。それよりも、スイミング動作のしやすさの方が重要かと思います。
リールのギア比については、やはりノーマルギアの方が良いように感じます。今回ハイギアのリールを使用したのですが、ちょっとやりにくい印象でした。誘いのストロークが短く、その上ロッドを軽く握る必要があるため、極力リールハンドルに入力する力が少ない方がやりやすいんです。
そういえば現在メインロッドとして使っているセフィアXR S86M-Sなんですが、こういったフワフワとしたスイミングというのは、昨年に購入してからまだ一度もやったことないんですよねえ。ソリッドティップのS86M-Sだと、デスアダーのような空気抵抗の大きいワームのキャストは当然快適ではないわけで、ちょっと敬遠したくなりますので。
ですが、そこを敢えて試してみる必要はありそうですね。
[日時]2023年3月29日(火)
[天候]晴、強風
[水温]14°C。澄み
[時間]17時〜23時
[釣果]1(♀、体高4cm、指2.5本、全長82cm)
[バイト]3(Deps Deathadder 5" #08 White Solid (2), #26 Clear Water Melon (1))
[ルアーロスト]0
[カウント]5〜10
[アクション]中層ただ巻き→中層フワフワ
[胃の内容物]なし
Rod: SHIMANO Exsence S903MLMH/F
Reel: SHIMANO 2006 TwinPower Mg 2500HG
Line: Super Fireline (8ポンド 0.5号)
Leader: YGK DMV Shock Leader 25lb(ナイロン)7号(90cm)
Bite leader: none
Jig: Katsuichi SV-37 Sabel Head 14g
Hook: _
Worm: Deps Deathadder 5" #26 Clear Water Melon (1)
[小遣い]2千円(タバコ、コーヒー、牛丼他)
[感想]肩の荷が少し降りました。