どうも以前から、カップラーメンとか米菓(せんべい)とか、コンビニのおにぎりとかを食べるとすぐに眠くなってしまうたちで、何かそういう、眠くなるメカニズムがあるんだろうなあ、と感じていたのですが、周りの人に聞いて見ても「そんなことない」という返事。
しまいには「タケダさん、特異体質なんじゃないの?」といわれてしまう始末でありました。
まあ、一部の人しか反応しないにしても、こんな状態で車を運転したら危ないに決まってますから、科学者が何かそういう研究してるだろうと思ったけれど、そういう研究者は日本では皆無。
ウィキペディアなどでも科学的なデータは少なく、それでこの件はお手上げ状態だったわけですけど、先日たまたま、アメリカで出版され日本語に訳された本を見つけまして、謎がついに氷解しました。
化学調味料(グルタミン酸)は「エキサイトキシン」というカテゴリーに分類されてまして、このエキサイトキシンとは、神経に作用する性質を持つ物質です。グルタミン酸はアミノ酸の一種で、どんな食べ物にも微量に含まれている物質ですが、おいしいからといって故意に摂取すると、「受容調節」という働きが過剰に起こってしまい、そのあとで眠くなるとか落ち着きがなくなるとか(人によって違う)いろいろな副作用があるわけです。
自分の場合、「調味料(アミノ酸等)」と書いてある食品を買わないようにしたところ、1ヶ月ほどで頭がぼんやりしたり食欲が抑えられなくなるということがなくなりました。もしかするとダイエットがうまくいかず反動食いしちゃったりする人、それから食べても食べても満腹にならない人も実践してみる必要があるかも知れませんね。もちろんハンバーガーショップ通いや、食べるラー油などもあきらめなくてはいけませんが…。
まあ、他にもおいしいものは探せばありますので、そんなにがっかりする必要はありません。「おいしい」というメカニズムは、何もアミノ酸や核酸だけに限ったものではないからです。身体に良くて、しかもおいしいものが世界にはあるということです。
さて、この「エキサイトキシン」を研究している科学者がアメリカにいたというのはせめてもの救いでした。しかし、アメリカにというのは意外なことであります。
化学調味料など使うのはアジア人だけで、アメリカ人はそういうものは好まないと言われてきましたけれども、実際には添加されている製品は結構多いようです。キャロル・サイモンタッチ「クレージー・メーカー」(東洋経済新報社)によれば、次のような製品にグルタミン酸(ナトリウム)が入っているそうです。「ドリトス」「チートス」「ナビスコ・フレーバー・クラッカー」「サンシャインチーズイッツ」「ペパーリッジファーム・クラッカー」…。
なんせあのレイチェル・カーソン「沈黙の春」が出た国ですから、悪いものを悪いと言うだけの健全さが培われているのかも知れませんね。
ちなみにグルタミン酸とグルタミンは別の物質で、両方ともアミノ酸の一種ですが、細胞の中ではこの両者がある一定の比率で存在しています。どちらかが増えるとそれを調整するように酵素が働いてくれます。血液中、体液中でもやはり一定の割合です。細胞が死に始めると、グルタミンはどんどん減っていき、ついには完全になくなります。そしてその一部がグルタミン酸に変ります。ですから肉は、死んでからしばらく経った方がうま味が増えるわけです。
また神経が疲労したり、ウイルスと戦って免疫が働いた時はグルタミンの方が減りがちになります。
ところで粉末になっているのがどうしてグルタミン酸「ナトリウム」なのかというと、グルタミン酸はpH7ぐらいの水には少ししか溶けないので、ナトリウムイオンと拮抗させることで100%に近い電解率になるようにしているわけです。グルタミン酸が電離していないと、舌の上に乗っかっても何も感じないからです。ところがナトリウム塩が多いと「舌がひりひりする」感じが現れますので、乳酸とかカルシウムとか他のイオンを使ってそれを和らげるわけですね。
しまいには「タケダさん、特異体質なんじゃないの?」といわれてしまう始末でありました。
まあ、一部の人しか反応しないにしても、こんな状態で車を運転したら危ないに決まってますから、科学者が何かそういう研究してるだろうと思ったけれど、そういう研究者は日本では皆無。
ウィキペディアなどでも科学的なデータは少なく、それでこの件はお手上げ状態だったわけですけど、先日たまたま、アメリカで出版され日本語に訳された本を見つけまして、謎がついに氷解しました。
化学調味料(グルタミン酸)は「エキサイトキシン」というカテゴリーに分類されてまして、このエキサイトキシンとは、神経に作用する性質を持つ物質です。グルタミン酸はアミノ酸の一種で、どんな食べ物にも微量に含まれている物質ですが、おいしいからといって故意に摂取すると、「受容調節」という働きが過剰に起こってしまい、そのあとで眠くなるとか落ち着きがなくなるとか(人によって違う)いろいろな副作用があるわけです。
自分の場合、「調味料(アミノ酸等)」と書いてある食品を買わないようにしたところ、1ヶ月ほどで頭がぼんやりしたり食欲が抑えられなくなるということがなくなりました。もしかするとダイエットがうまくいかず反動食いしちゃったりする人、それから食べても食べても満腹にならない人も実践してみる必要があるかも知れませんね。もちろんハンバーガーショップ通いや、食べるラー油などもあきらめなくてはいけませんが…。
まあ、他にもおいしいものは探せばありますので、そんなにがっかりする必要はありません。「おいしい」というメカニズムは、何もアミノ酸や核酸だけに限ったものではないからです。身体に良くて、しかもおいしいものが世界にはあるということです。
さて、この「エキサイトキシン」を研究している科学者がアメリカにいたというのはせめてもの救いでした。しかし、アメリカにというのは意外なことであります。
化学調味料など使うのはアジア人だけで、アメリカ人はそういうものは好まないと言われてきましたけれども、実際には添加されている製品は結構多いようです。キャロル・サイモンタッチ「クレージー・メーカー」(東洋経済新報社)によれば、次のような製品にグルタミン酸(ナトリウム)が入っているそうです。「ドリトス」「チートス」「ナビスコ・フレーバー・クラッカー」「サンシャインチーズイッツ」「ペパーリッジファーム・クラッカー」…。
なんせあのレイチェル・カーソン「沈黙の春」が出た国ですから、悪いものを悪いと言うだけの健全さが培われているのかも知れませんね。
ちなみにグルタミン酸とグルタミンは別の物質で、両方ともアミノ酸の一種ですが、細胞の中ではこの両者がある一定の比率で存在しています。どちらかが増えるとそれを調整するように酵素が働いてくれます。血液中、体液中でもやはり一定の割合です。細胞が死に始めると、グルタミンはどんどん減っていき、ついには完全になくなります。そしてその一部がグルタミン酸に変ります。ですから肉は、死んでからしばらく経った方がうま味が増えるわけです。
また神経が疲労したり、ウイルスと戦って免疫が働いた時はグルタミンの方が減りがちになります。
ところで粉末になっているのがどうしてグルタミン酸「ナトリウム」なのかというと、グルタミン酸はpH7ぐらいの水には少ししか溶けないので、ナトリウムイオンと拮抗させることで100%に近い電解率になるようにしているわけです。グルタミン酸が電離していないと、舌の上に乗っかっても何も感じないからです。ところがナトリウム塩が多いと「舌がひりひりする」感じが現れますので、乳酸とかカルシウムとか他のイオンを使ってそれを和らげるわけですね。