遺産相続弁護士 柿崎真一 第１０話 ＊感想＊

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前回と比べたら楽しめた回だったよ。
下品な感じや、強欲な感じ、雑然とした感じが濃くて、雰囲気は楽しめた。
ストーリー自体も雑然としている感は否めないけれども、、、。
でも、、
当たり屋の隆（矢柴俊博）が多村孝子（高橋ひとみ）の案件に絡んでくる展開や、
初めての裁判シーンが盛り込まれているアタリは面白かったよ。

ただ、、
亡き画家・多村優輝（植木祥平）と隆の関係は理解しにくいんだよなぁ。
多村のラブレターを隆が絵里（片岡礼子）に渡さなかったコトは、
多村にしてみたら許されないコトだったのだろうけれど、
隆が払い続けてきた代償はあまりにもデカすぎるよねぇ。

そのデカすぎる代償を甘んじて請け負い続ける隆の気持ちも、
多村の自殺によって、さらに負い目を感じる隆の気持ちも、よく分かない。

多村が遺書に込めたメッセージは、さらによく分かんないんのよ。
隆をこの世に残したいという想いが込められているのだと、
柿崎（三上博史）は遺書の意味を解き明かしていたけれど、
隆をこの世に残したいのなら、
隆がゴーストであったことを告白してから自殺すればいいのにと思っちゃったよ。
良さげな話に持っていこうとしているけれど、
極めて身勝手で、小心で、臆病な、、
かなり嫌な男にしか思えないわ、多村優輝って。
あのように遺書に記すのが精一杯だったというコトかねぇ。
精一杯の想いを柿崎が汲み取り、隆に伝えたというコトかねぇ。

隆が、多村と自身の関係を「納得づく」であったと考えていたのは面白かった。
自分の絵に対する愛情が深いのか、、
自分の絵に相当の自信があるのか、、
絵を描くことに純粋であるのか、、
なんか、よく分かんないケド、
あの鷹揚さは印象的ではあったよ。


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