What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

NHK 「マイケル・サンデルの白熱教室 @東北大学 これからの復興の話をしよう」

2013年03月04日 16時12分02秒 | 日常
 WBCを観るために、こちらは録画していました。とにかく面白かった!被災地民として、この議題を面白いというのは不謹慎かもしれないんですが、知的好奇心がたっぷり満たされました。


冒頭で、サンデル教授が会場におられるサカノさん(東北大の卒業生の女性)の聴講するさいの応募用紙に書かれた一文を紹介します。

>「東北の人間は我慢強くシャイです。人を傷つけるぐらいなら自分が耐えればいい。そういう気質を持っています。
それは震災直後には自己犠牲をいとわない美徳として称賛を受けたようですが逆に言えば本音を言って相手とぎくしゃくするよりは議論しない方を選んでしまう。東北の人はそういう気質の人たちです。だから今日の『白熱教室』はきっとうまくいかないでしょう」。

東北人の的確な分析と、それを書いちゃうサカノさんの勇気に脱帽でした(笑)最後にちゃんと、サンデル教授はサカノさんに、今日の論議はどうでしたか?と聞かれるんですが、私もサカノさんと同じ気持ちになりました。

話を聞いて、まず否定&批判するんじゃなくて、相手を尊重し意見を述べ合い議論する姿勢というのは、日常生活でも絶対に大事だと思います。

今回取り上げられた内容は、「いまの被災地」に添った偽りのない意見だと、私は思いました。お時間がおありでしたら、ぜひ再放送(あるのかしら?)やDVDなどで、ご覧になって見て下さい。

★「NHK / ハーバード白熱教室」
( http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/harvard.html )より引用

 東北大学でハーバード大学マイケル・サンデル教授が、被災地の皆さんや東北大学の学生およそ1000人と、復興が直面する課題について話し合っていく。汚染された土は、誰が引き受けるべきか。消防団、民生委員は今後、災害時に自分の命と職務への責任、どちらを優先させれば良いのか。復興に必要なのは、住民合意か強いリーダーシップか。そもそもアナタは復興に希望を持てるか。被災した当事者の皆さんと復興の正義を考える。

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