「音みる(音のみるふぃ~ゆ)」ブログ...♪

100名を超える音楽教室「音のみるふぃ~ゆ」のレッスンノート。また3人娘の子育て日記。

難しい年頃。。

2008年05月07日 | ある日のレッスン風景
 日曜に、おけいこに行った際に、中学生のバレーちゃんのお母様がふと
「子育てって難しいものですねぇ。」と言ったので、ん??と思いつつ、
「ほんとですねぇ。三女が1歳半で、まだ手がかかるけど、実はこのくらいが、
一番かわいくて楽なのかなぁと思ったりしますよね~。」なんて相槌を打ったら、「ほんと、ほんとにそうですよ~。」ととても感慨深そうにうなづいたので、何かあったのかな?といろいろとお話を聞いたりした。

私は、まだお年頃の女の子のママではないし、えらそうなことも知ったかぶりも
するつもりはないけれど、難しいその時期におけいこにくる子は、いつだって数人いたので、なんとなく、あぁ、そういう時期だ、そうなんだ‥と今では客観的にその時期を受け止められるようになった。

 将来が漠然としていて、自分の明日を考えなくちゃいけないことは百も承知。
そんなことはわかってるよ。
でも、具体的にどうしたらいいのか、どうしたいのか考えたくない、というような。

大人と子どもの中間。中途半端。
気持ちは揺れて、親にも反抗したくなる子もいるだろう。
何かを変えたくなったり、友達同士のことでもいろいろ悩んだり。

 それで、おけいこは一旦中断されることもある。
以前は、話を聞くためにおけいこしてるわけではない、と思ったこともあるけれど
、何人か思春期の子と接してきて、素直になんでも話してくれるなら、それをじっくり聞いてつきあってあげる時期があっても、いっか、といつからか思うようになった。

 結果、おけいこは思うように進まないけれど、数年で、もしくは数ヶ月でぐーんとピアノの音色まで変わるくらい大人になってしまうんだから‥と。

 ピアノの講師であることの何よりのいいところは、長く一人の子についてあげられる、そう、成長過程が見られるということ。

 断片的でなく、その子の全体像を見られるから、どんなことがあってもこちらもゆったりとかまえられる。
寄り道してる時期があっても、結果として、さよならするときに「先生、本当にありがとうございました。」と言ってもらって締めくくられるなら、時には相談役に徹する時期があってもいいのかな、と思うのです。

 そして、回り道が終わる頃、「そろそろ次に行こうよ」とタイミング良く声をかけられるように、私は集中して、その時期を見守る。

 だって、そんな時期だけど、おけいこに来てくれるということは、音楽よりも考えたいいろんなことがあって、今は弾く気分じゃないけどでもやっぱり、やめたくない、そういうこと、だよね?

 

 
 



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