河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-613

2013年04月22日 | Weblog
事業の堅実な成長に向けて-7

心の話を続けよう。

起業すると言って元気だった人が、数年経つとあの元気が失われている…。
というケースにはよくお目にかかる。

そこでカラ元気を出されても、どこかぎこちない。

「仕事の張合い」と「収入」と「心の充実」のミスマッチが起こるとこのようになる。
確実になる。

逆にこの3点がうまく回りだせば、今は満足な収入ではないが…、と良い循環へと
入っていけるのだが。

まあ、自分の抱くイメージが、現実の結果と合わないほどみじめなことはない。
収入が伴わないのも何ともわびしい。
しかし起業した直後には、多くの人がこのわびしさを味わう。
当り前の事なのだが、本人にとっては天変地異より大変なコトなのである。

だから、ここでくじけてしまう人は案外多いだろう。

逆に乗り切った人はどんな考え方をするのだろうか。
見聞きした例を並べてみよう。

・この逆境は自分にとって「試練」だと受け止めた。そう解釈した。
・今は自分への教育時期だと仮定し、あらゆる自己投資を続けた。
・地道にPRした。
・人と話す機会を多く作ってヒントや打開策を手探りした。
・何とかしのいで勝機をうかがった。
・自分の「完成イメージ」をもう一度確立しなおした(反省と学び)。
・目の前の仕事に集中した。それしかできなかった。
・酒を飲んで寝た。次の朝に気持ちを総入れ替えした。
・仕方がないから、なるにまかせてやるべき事をやった。

など。
おそらく共通するのは何か行動を続ける事で、考え込んでしまった人は隘路にはまる、
というのが結論のように思える。

グダグダ考えてないで一つやってみろ!

という罵声の方が心の特効薬として利くかもしれない。


一流会社の営業でも、運が悪ければ営業成績がまったく上がらない時がある。
看板をはじめ充分なモノをもってしてもダメ。
いわんや、名もなく、金もなく、実績もない者に、誰が見向きをしてくれるだろうか?

渡る世間は鬼ばかり、ではないが世間は決して甘くはない。
むしろやる気をなくさせる事象で満ち満ちている。

そこで大切になるのが、自分独自の考え方なのである。
自分の描くゴールなのである。
自分のビジョンと言ってもいい。
哲学とかなんだとか言ってもいいが、こうなりたいという自分が持てるかどうか。
根拠はないが、なりたい自分をイメージできるかどうか、だ。

これは理屈から割り出せるものではない。
けれど、とても大切なことである。
七転八倒した後には「自分の経験」と「修正された自分の考え」がたっぷり入っているから
それができやすくなっている。

その自分のビジョンとは、スーパースターになることでなくていい。
地味な自分の完成で構わない。
何よりも、実際の「自分」が入っていることが大切だ。

それがあれば、一時的に嘲笑されたり、相手にされなくても、自尊心が傷つけられても、
案外人は大丈夫。

実際にやってみると、自分を少しずつ元気づけるコツがわかってくる。
試練の中に楽しみが見出せるようになる(ひとつひとつ大人になる)。

だからセルフエスティーム(Self esteem)できる方法を見つけた人は強い。
未だ見つけられない人は、関連の本を読むことをお勧めする。
その上で自分の考え方をつくり、実際に試してみるのである。

結局ひとは失望と喜びを繰り返していくからこそ強くなっていくのだと思う。
だから北風には感謝した方がいい。
たとえその時には呪いたくなっても、だ。
コメント
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