河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-229

2008年07月18日 | Weblog
じっと待ってこそ

私たちは三鷹をベースに身の丈創業を推進している。
今までに百数十名名以上の受講生がSOHOベンチャーカレッジを卒業し、その約4割が独立を果たしている。

さて、身の丈で起業した人たちもある時期を迎えると「勝負」となる。
昔から言われる”人、モノ、金”を本格的につぎ込むか否か、その判断を迫られる時のことである。

人生は所詮わからない。
経営も一寸先はわからない。
博打ではないが、運不運が左右することも確かだ。

MBAなど経営学を学んだ人たちは競合や市場を正確に調査分析して、というが私はそんな数学、経済、経営学的なことではない、と言いたい。

その時期はおのずとやってくる。
分析してもよいが、その上で何かが感じられなければダメだ。
だからそれまでじっくり待った方がよい。

じっくり待ちながら、その”当り”が感じられたら一気に進む。
経営のスピードとは実際にはこの時から必要になる。
町中の自動車運転からF1のスピードレースに代わる。

それまではじっくりと仕掛けながら待て。

まちづくり ・ 今度は外環

2008年07月17日 | Weblog
東京には環七、環八など、都心を真中にその外側を輪のようにぐるっと周る道路が整備されている。

今回は環八(環状八号線)のさらに外側の、外郭環状道路の整備の中で、三鷹市内の道路とジャンクションの整備に関し”無作為抽出”による市民参加の手法を取り入れることのお知らせ。

公募の招待状は前回の倍2,000通を出し、70名の無作為抽出の市民を集める。
一方で、この課題を検討してきた関係者のグループが市内に既にあり、その30名と合わせて100人での話し合いとなる予定。

工事にかかわる、
・ 課題の抽出
・ 課題解決のアイディア

を8月、9月、それぞれ2日間、計4日間の日程で話し合う。

大型の道路整備には、
・ 空気汚染など環境への懸念
・ まちの分断などの懸念
・ 振動、騒音などの懸念

がつきものである。
一方で市民には利便性をもたらす。

これを市民がどう判断し、課題を解決するための知恵を絞るのかが注目される。

写真は”無作為抽出・まちづくりディスカッション”の経験者が、市役所職員にその手法を実践を交えてレクチャーしているところ。

会場には国土交通省の職員なども参加し、官民協働のチームが社会課題解決への挑戦を始めた。

これは従来の市民参加から、さらに一歩も二歩も踏み込んだ市民参画へのチャレンジでもある。
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「無作為抽出」による市民参加

国土交通省・東京都、三鷹市が共同で開催 「東京外かく環状道路(外環)計画」については、これまで市民のみなさまから環境対策や地域の分断などの地域課題について、さまざまなご意見をいただきました。
 市内全域に大きな影響をもたらす計画であることから、今回、国・都、市が共同で「東京外かく環状道路中央ジャンクション周辺地域に係る三鷹地区検討会(中央・三鷹地区検討会)」を開催し、「無作為抽出」により選ばせていただいた市
民の方と、関係団体から推薦された方(約30人)の参加により、市が抱える課題の対応について、都市計画の変更(平成19年4月決定)を前提に具体的に検討していただくこととなりました。

(三鷹市のウェブサイトより抜粋、後略)
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この件に関する三鷹市WebサイトのURLは、
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/a002/p028/g03/d02800141.html

実行へのヒント-228

2008年07月15日 | Weblog
インディーズ

メジャーのレコード会社に対する小さなレコード会社などのことで、CDの1割はインディーズの売り上げで持っている。

小さいので、ここに所属しているアーティストは、自分の路線を貫けるという。
メジャーでは販売意図のもとに新しい企画が出されアーティストは乗らなければならないが、ここでは自分のテイストを守れるというわけだ。

ビッグネームも意図してインディーズに乗り換える場合があるらしい。
SOHO事業者の事業展開の参考にならないか。

実行へのヒント-227

2008年07月13日 | Weblog
私の起業支援、経営相談スタイル

起業支援も経営相談もSOHO・マイクロカンパニーが中心。
実際の起業経験からポイントを伝授。

創業社長は自分の力で未来を切り開いていかなければならない。
だからあれこれと手を貸すことはしない。
アイディアはいくらでも出すし、つなげるプロジェクトはつないでゆく。

が、創業社長が自分の足で立って歩けなけりゃだめなんだと、ということ。
経営はあくまで自得自習でお願いしたい。

実行へのヒント-226

2008年07月13日 | Weblog
技術進歩

SOHO周りの話を聞いていると、Webやソフトウェアでの完結話しが多いが、世の中はさらに進んで、PCとデバイス(機器)をつないで面白いことをしようとしている。

仮想世界だけを行き来する技術に対して、リアルに現実の機械を動かす技術のことだが、今ではもう一般的になった。

研究室レベルでなくて市販されたりしているキットもある。
民生用とはすなわち世の中に普及するレベルになった、ということを意味する。

技術の世界では一時ひとつの概念が主座を占めるが、時代とともにそれは入れ変わる。ここまでリーチしていないと実は知らぬ間においてきぼりにされる、という笑うに笑えない話になってくる。

SOHO社長はこんなことにも気をつけていたい。
アンテナをを高く広くはらなければ、である。

実行へのヒント-225

2008年07月11日 | Weblog
マルチインカマーの背骨

多様な働き方が社会に浸透すると、収入源は複数になっていく。
それを”マルチインカマー”と呼ぼう。

例えば地方分権化がなされるに従って、地方はこの”マルチインカマー”がどっと増える。
さもなければさらに寂れる。

会社人もそうである。
「いえ、私はOXO株式会社のOO一筋で頑張ってきました」
という人もいるが、それは会社という法人がマルチインカマーだったからで、その組織を渡っていた本人が気が付いていないだけである。

会社もマルチインカマー、兼業農家もマルチインカマー、SOHOもマルチインカマーである。

もしあなたが創業して儲かってもマルチインカマーになり、暇でもマルチインカマーになる。

前者は顧客対応が多様になれば自然にそうなり、後者は収入が少ないから営業品目を広げることでそうなる。

大切なのはこのときでも背骨が一本である、ということだ。
太い背骨についているあばら骨の部分がマネーの入り口である。

その背骨は自分で作り上げなければならない。
あるいは苦労して見つけなければならない。

それは苦しい作業かもしれないが、大変遣り甲斐のある仕事である。
自分を見つめることであり、自分なりの社会へのかかわりを考えることでもある。

自分とは何か。
私の仕事とはなにか。
という人生への問いでもある。

それを持たない人はただの儲け一本で、これからの時代はあまり受けが良くない。

あの連中はまだ「金」だけだって、
と現代の若者には笑われる。

なぜか顔つきも悪い。

一方、
「何をすればいいかわからない」
という人は、自己空洞化してしまっている人である。
今までにじっくりと考える時間がなかったからかもしれない。
ただ自己空洞化は取り戻せるから、諦める必要などはない。

OOが好きだ!
OOが面白い!
と感じる対象が、実は背骨の一部かその影であり、背骨を掘り当てて、次にではどうやったらそれで経営が成り立つかを考えるのが事業計画の作成である。

夏休みの季節。
「おれの背骨は何だろう?」
と、じっくり考えてみたらいいと思う。

実行へのヒント-224

2008年07月08日 | Weblog
持つべきものは友人

と、昔から言われている。

力になる友人は探しておいた方がよい。
もちろん仲良しグループではない仕事上の”友人”である。

サラリーマンも定年が近づいたら、独立業者の友人を身近に持っているとそのあと仕事がやりやすい。
このとき、自分の会社の看板を振り回してはいけない。
それは定年と同時になくなるものだし、相手だってちゃんとカウントしているのだから。

一人の人間同士として付き合える仲間が多いと、仕事は大変やりやすい。
足し算でなく掛け算的に助かる。

それとその集団の空気というものが大きく影響する。
空気、今風にいえば集団の品格と言ってもいい。

良い空気を日ごろから吸ったり感じているのなら、独立は意外と易しく感じる。
その後の経営の事もいろいろと相談ができる。

実行へのヒント-223

2008年07月07日 | Weblog
これからは

学校を卒業すると皆が競って大会社に行く。

有名な大会社に入れば、周りの人たちも本人も一応は安心する。
就職はやはりひとつのけじめである。

しかし上司に当たるご本人が不安の中にあって”これから、どうしたらいいですかねぇ”などと相談されることもある時代になった。
フレッシュマンには何と言ったらいいのか(笑)。

そもそも人間には、会社向きの人とそうでない人がいる。
少し離れて見ているとよくわかる。
確かに会社は生活の安定にはなるが、自分を殺してしまう面がある。
独立事業者はそうはならない。
第一そんなことは言っていられない。

いったい自分の生はどっちを望んでいるのか。

ま、それはともかくもともと独立事業者の方に向いている人間のほうが多いのだと思う。
しかし、世間体もあり、生活もありでサラリーマンだらけになっただけではないのか。

とにかく会社時代は無理を強いられる。
だからか、会社を卒業した人たちは”清々した”顔をしている。

そういう意味も含めてこれから振り子は逆に振れる。
つまり独立事業者が増える。

悪い意味での徒弟制度は改善され、合理的で生産性の高い小企業群が次々に生まれるだろう。
(創業に金をかけなければ、リターンマッチも容易である)
もちろん当初は金に苦労もするが、いずれ立派に育っていく。

個々の会社はSOHOやマイクロカンパニーで、それらがチームを組みながら運営される。
収入は成果や貢献度に応じたものになる。
しかもスモールビジネスのチャンスは至る所にある。

以上はここで何度も繰り返し書いたことである。
しかし書くごとにその思いは強くなる。

自然に考えても、やはりそうなる。

実行へのヒント-222

2008年07月06日 | Weblog
勝つには

きちんと儲けているSOHOは話し方が違う。
顔つきも違う。

なぜかと思ってしばらく観察してみると、ダメSOHOは頭から何かをあきらめているケースが多い。

「どうしてもやるんだ」
そんな破壊力を持ったSOHOになるには自分が選びっとった事業テーマ、で目の前を勝ち抜いてゆくことを目標にすることである。

腹の底から自分の思うところを行いたい、強い気持ち。

それは自分の人生という戦いで何があってもやりたい、勝ちたい、と本気で思わなければ出てこない。
本気にならなければ果実は自分のものにはならないんだ。

実行へのヒント-221

2008年07月06日 | Weblog
月刊誌を読むといい。

事業計画を立てる場合の着想。
またはビジネスコンセプトを改良するにあたって、経営のセンスを上げるために、月刊誌を読んでいる力を上げたい。

TV,新聞は報道、記事の類いは紙面の制約もあり底が浅くなりがちになる。
もちろんそれらも参考になるが、月刊誌のほうがよりよい。
その上で自分自身の意見を作っていく。
それを伸ばす。

事業というのは、多かれ少なかれ社長の人間性の発露である。
だからノウハウより広い社会から学ぶことのほうが重要である。
自分の人間性を鍛えたほうがいいじゃないか、という話でもある。

月刊誌はその参考書になる。

こういうことは世間では言われず、むしろMBAや資格試験のほうが社会に役立つということになっている。
が、事実はどうも違うらしい。

資格はそれで結構だが、一般の日本人は資格などで判断していない。

日本人は相手を一つのまとまりとして評価する。
アメリカでは多くの国から人が集まるから、一定の判断基準が必要になり、MBAはそのひとつでしかない。
かの国の風習では指標で判断したほうがわかりやすい。

それでMBA文化が日本にも流れ込んできたが、どうもそれはMBAビジネスのためらしい、とバレてきている。

優秀な頭脳はもともと資格を必要としない。
ダイヤの原石であるから、それは磨けば光る。

そのほかの例で会社でMBAをとれという制度もあるが、あれはMBAという評価基準を持って競争させるためにあるものだ。
競争社会だから仕方がない、と社員はあきらめて受講するが、その結末はあまり良くない(いずれ会社内で派閥による分裂が始まる。しかし口外はされない)

月刊誌も記事によってはバイアスがかかっていたりするが、日本人にはそのバイアスを補正する力がある。

何より話題が豊富であちこちの意見が長く書いてある。

さらにそれらを読んでいる人との会話はなおさら面白いし深い。
お互いに合意したり、また意見が分かれたりする事自体を楽しめる。

類は友を呼ぶ。
だから月刊誌を読んでいること、というのを一つのヒントに入れたい。