日々の出来事を写真と共に

身近に起こる出来事、感想を写真と共に綴ります・・・

昼夜を分かたず

2016-07-11 | 文章・文芸
【2016.07.11(mon)】
続けられている仕事。

・地元の新聞社を見学させて頂く機会がありました。

・丸一日の新聞制作の流れと時刻を表す円形チャート。

・スタートはまず取材から。
記事は取材先からネットを経由して出稿される場合も多いらしい。
各責任者デスクに送られた記事は編集会議を経て【整理課】と言うセクションに送られ、実際の紙面レイアウトが完成する。
担当の方がDTP作業のさわりを画面上でデモンストレーションされたが、中々興味深いものだった。

・現在の発行部数は約17万部で、世帯普及率75%超は地方紙として徳島、福井と共に全国でベスト3のシェアとのこと。
従前は本社ビル内で印刷されていたようですが、
五反田に新しい輪転機工場がオープンした後は印刷工程をそちらへ移管されたそうです。

・印刷の開始は23:00で、刷り上がりが2:30から3:00頃。
遠い地域(島根、但馬、日野郡等)の版から刷り上げるのだそうです。
地域によって何が違うのかな?と思いましたらまずは“TV番組欄”なんですね!
この日は参院選の翌日でしたから特別で、選挙結果を伝える但馬版の第一面は鳥取とはガラッと変わります。

・この後各地の配達拠点に輸送され、遅くとも6:00には最終需要家へ配達が完了。 多くの方が眠っている時間帯ですね。

・昭和51年5月1日復刊当時の紙面。この当時の紙面は字がとても小さい。
今は字が大きくカラー紙面となり格段に読みやすい。

・一般的な書物と異なり、新聞記事は結論から先に書き始められる。
読者に対していちばん大事な事柄を正確に伝えることがポイント。
その為に、誤字脱字はないか、適切な表現、説明になっているか等を幾度となくチェックされている。
これは私のようなアマチュアが文章を書く上でも留意しなければならないこと。

・想像はしていましたが新聞社でのお仕事の様子を拝見しても筆記具で字を書くような光景は殆ど見られません。
その昔文章は手書きで作るものでした。
やがて世の中にワープロそしてpcが登場し、文章作成はpc上で行いネットワークでやり取りするのが個人でも普通の姿になりました。
pc上で行う文章作成作業については“推敲”という部分において最もその威力を感じています。
いつも思うことながらこれを鉛筆と消しゴムで行うとしたら… ゾッとします。決して逆戻りできません!

・こちらの社では新聞制作とは別にスポーツイベント、コンサート、エキジビションの開催など、
鳥取県を全国にアピールし盛り上げていくような取り組みにも力を入れておられるようです。

・案内された方曰く 「新聞は、見出し ⇒ リード ⇒ 本文と読み進めて下さい、そうすれば効率良く記事を読めますよ」 と。
日頃何気なくやってはいましたが、そう言われて再認識することに。
色々と得るところの多い見学会でした。


<受付前のホールにて>

seeing is believing
See you.

I.O
コメント
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