日本の代表チームがフランスに初勝利、ということでした。
頑張ったな、と思いますが、ザッケローニ監督は強豪相手に敢えて「ハンデ戦」でも挑んだのかな、という感じでしたね。
前にも書きましたが、「マイクの1トップ」はほぼ絶望的である、ということが、改めて立証されました。ことごとく合っていない、ということですね。
(http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/c4be765c66fad5238b5a31184eb4851a)
恐らく、ザック監督は「マイクの頭」+酒井・清武(長友)のセンタリングがどの程度通用するのか、見てみたい、ということだったのかな、と。
まあ、格下相手であれば決まるかもしれませんが、そこそこ強い相手であるとまず「ダメ」だな、ということが判明した、というところでしょう。
オプションとして、あり得ないわけではないと思いますが、現状ではハーフナー・マイクを代表に残しておくメリットというのが殆ど思い浮かばない。
特に惨憺たる結果となった前半が象徴的かと思いますが、「パスコースを生み出す」動き=ボールをもらいに行ける動き(プレスを受けている味方に対する支援)がきちんとできてないと、繋がらなくなるのは当然。
で、読まれてもキープできる対人戦での強さ(1対1)がなければ、簡単に奪取される。
マイクを残す理由としては、ハイボールに競り勝てる、ポストプレーができる、ということ以外にはありえず、それが無理なら日本の「パスサッカー」のスタイルを殺してまで、1トップに入れる理由というものはない、ということです。全く通用してない。
得点できたのは、展開サッカー、パスからサイド攻撃などのスタイルがあったから、であり、マイクのサッカーは全然違う。
長いピンポイントクロスを入れる→ヘッド競り勝つ→チャンス作る
という流れを生み出せないなら、殆どいる意味がない。パスで後ろから繋いで、前にボールが入ると、相手に全部拾われる、ということでは、攻撃できない。
更に、決定的なことを感じましたな。
それは、マイクを入れると、香川が死んでしまう、ということです。
香川の良さを出せなくなる、或いは香川を活かせなくなる、ということです。
マイクに合わせるのは、割と単調なサッカーで、動きの連動とパス交換や飛び込みなどから生まれるチャンスとはちょっと違う。マイクは、そういう動きができない。
なので、香川が細かいパスやドリブルなどのサッカーをやろうと思えば、マイクの存在は殆ど役に立ってない、ということだ。
更に言えば、憲剛の良さは前田や岡崎などの、走り込めるアタッカーがいる時、威力を発揮する。だが、マイクはそれに全く合わない。その上、守備と走力が前田や岡崎の貢献度は非常に大きい、ということも明らかとなった。
憲剛をトップ下に入れるなら、佐藤とか宮市などの方が合うはず。
スペースに走る速度がある選手ほど、憲剛のスルーパスの威力が発揮されやすいから。
総合すると、マイクが入ることで、日本の良さの大半が失われる、ということを意味する。
ハーフナーが香川(或いは憲剛)を殺す、ということ。
1トップに岡崎や前田のような小兵タイプではなく、屈強型を入れるにしても、フィジカルが強くキープ力と足元の捌きのできる本田のような選手じゃないと、日本のサッカースタイルには合わない、ということではないかな。つまり、少々の高さを犠牲にしてでも、他の要素を重視すべき、ということだ。
ハーフナーoutで、得点を上げたのはまさに象徴的と言えるだろう。
局面を変える必要がある時には、タワー型を投入するより、パスの受け手を増やす、ということを重視する方が日本のスタイルには合っているんじゃないかな、と思う。
フィジカルの強さに自信のある欧州勢とか、豪とか、そういうチームならハーフナーのようなタワー型でもいいと思うが、それと同じような戦術を日本が選択するのは難しい、ということ。
ただ、パスサッカーが通じない時には、カウンター狙いでもいける、ということは、五輪も含めて「形が見えてきた」ということはあるかも。ポゼッションで圧倒的に不利になっても、戦い方はあるんだ、ということである。守備陣は大変だろうと思うけれど。GKが神セーブ連発を求められることにもなりかねないんだが(笑)。
これは、「なでしこサッカー」の最大の恩恵だよ。
圧倒的に攻められても守備で耐えて勝つ、という見本を示してくれたことに感謝しましょう。
そういえば、日本の代表レベルで成功できた大型FWって、殆ど浮かばないような気がしてきた。
それほどFWの活かし方が難しい、ということかな。
頑張ったな、と思いますが、ザッケローニ監督は強豪相手に敢えて「ハンデ戦」でも挑んだのかな、という感じでしたね。
前にも書きましたが、「マイクの1トップ」はほぼ絶望的である、ということが、改めて立証されました。ことごとく合っていない、ということですね。
(http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/c4be765c66fad5238b5a31184eb4851a)
恐らく、ザック監督は「マイクの頭」+酒井・清武(長友)のセンタリングがどの程度通用するのか、見てみたい、ということだったのかな、と。
まあ、格下相手であれば決まるかもしれませんが、そこそこ強い相手であるとまず「ダメ」だな、ということが判明した、というところでしょう。
オプションとして、あり得ないわけではないと思いますが、現状ではハーフナー・マイクを代表に残しておくメリットというのが殆ど思い浮かばない。
特に惨憺たる結果となった前半が象徴的かと思いますが、「パスコースを生み出す」動き=ボールをもらいに行ける動き(プレスを受けている味方に対する支援)がきちんとできてないと、繋がらなくなるのは当然。
で、読まれてもキープできる対人戦での強さ(1対1)がなければ、簡単に奪取される。
マイクを残す理由としては、ハイボールに競り勝てる、ポストプレーができる、ということ以外にはありえず、それが無理なら日本の「パスサッカー」のスタイルを殺してまで、1トップに入れる理由というものはない、ということです。全く通用してない。
得点できたのは、展開サッカー、パスからサイド攻撃などのスタイルがあったから、であり、マイクのサッカーは全然違う。
長いピンポイントクロスを入れる→ヘッド競り勝つ→チャンス作る
という流れを生み出せないなら、殆どいる意味がない。パスで後ろから繋いで、前にボールが入ると、相手に全部拾われる、ということでは、攻撃できない。
更に、決定的なことを感じましたな。
それは、マイクを入れると、香川が死んでしまう、ということです。
香川の良さを出せなくなる、或いは香川を活かせなくなる、ということです。
マイクに合わせるのは、割と単調なサッカーで、動きの連動とパス交換や飛び込みなどから生まれるチャンスとはちょっと違う。マイクは、そういう動きができない。
なので、香川が細かいパスやドリブルなどのサッカーをやろうと思えば、マイクの存在は殆ど役に立ってない、ということだ。
更に言えば、憲剛の良さは前田や岡崎などの、走り込めるアタッカーがいる時、威力を発揮する。だが、マイクはそれに全く合わない。その上、守備と走力が前田や岡崎の貢献度は非常に大きい、ということも明らかとなった。
憲剛をトップ下に入れるなら、佐藤とか宮市などの方が合うはず。
スペースに走る速度がある選手ほど、憲剛のスルーパスの威力が発揮されやすいから。
総合すると、マイクが入ることで、日本の良さの大半が失われる、ということを意味する。
ハーフナーが香川(或いは憲剛)を殺す、ということ。
1トップに岡崎や前田のような小兵タイプではなく、屈強型を入れるにしても、フィジカルが強くキープ力と足元の捌きのできる本田のような選手じゃないと、日本のサッカースタイルには合わない、ということではないかな。つまり、少々の高さを犠牲にしてでも、他の要素を重視すべき、ということだ。
ハーフナーoutで、得点を上げたのはまさに象徴的と言えるだろう。
局面を変える必要がある時には、タワー型を投入するより、パスの受け手を増やす、ということを重視する方が日本のスタイルには合っているんじゃないかな、と思う。
フィジカルの強さに自信のある欧州勢とか、豪とか、そういうチームならハーフナーのようなタワー型でもいいと思うが、それと同じような戦術を日本が選択するのは難しい、ということ。
ただ、パスサッカーが通じない時には、カウンター狙いでもいける、ということは、五輪も含めて「形が見えてきた」ということはあるかも。ポゼッションで圧倒的に不利になっても、戦い方はあるんだ、ということである。守備陣は大変だろうと思うけれど。GKが神セーブ連発を求められることにもなりかねないんだが(笑)。
これは、「なでしこサッカー」の最大の恩恵だよ。
圧倒的に攻められても守備で耐えて勝つ、という見本を示してくれたことに感謝しましょう。
そういえば、日本の代表レベルで成功できた大型FWって、殆ど浮かばないような気がしてきた。
それほどFWの活かし方が難しい、ということかな。