生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

暗から明へ変化するとき!

2008年05月16日 | 第5章:暗い感情の領域
暗い感情から明るい感情へ変化するとき、人は幸せを感じます。不安から平安感へ、怒りから友情へ、病的な世界から健康な世界へ、鬱から幸福感へ、錯乱から統御感への変化は人を幸せ感に満たしてくれます。この幸せ感を感じる為には偽りの感情を日常から排除しておく事が前提です。暗い感じの色、明るい感情の色、これを人に言う必要はありませんから、正直に意識化する訓練をしていると、本音の自分、本当の感情、自己欺瞞から解放されていきます。暗い色、と正直に意識する事は幸福への近道です。:<暗い色:171-4>:
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視覚の違いから愛が生まれる!

2008年05月15日 | 第5章:暗い感情の領域
平素好意を感じていて更に友情や愛情を深めたくなる相手を持てる人は幸せです。人との交流にあまり関心がない人は、寂しい人生を送ります。豊な愛に囲まれた人生は悔いのない感覚を人に与えます。さて心理療法では原色(赤、青、黄)からの五感上の解釈を大切にしています。原色から受ける印象やその解釈から心理療法が成功する事例が非常に多いからです。AさんとBさんは偶然知った解釈の方法から互いの心の傷に気付き深い愛情に結ばれました。色の解釈を正直に語り合える二人は魂のレベルの交際が出来るでしょう。:<暗い色:171-3>:
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あなたにとっての暗い色を一つあげて下さい

2008年05月14日 | 第5章:暗い感情の領域
若いころ、イギリスの大学研究室での心理療法の期末試験に<あなたにとっての暗い色を一つあげて下さい>というのがありました。世界各地から来ていた青年たちがあげた色を、それぞれが、その違いと解釈に驚き、そして、暗い世界、病理の世界をもたらす遠因について何かを悟ったようです。私が<暗い>と感じていた色をイギリス人のw君には喜びの色でしたし、インドからきていたN君には愛の色でした。このように暗いと感じているものを絶対に信じてはいけない、暗いと解釈して自殺などしてはいけない、心の病に自分を追い込んではいけない、と私も他の研究生も気づいたようです。:<暗い色:171-2>:
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暗い感情は人類の宝物

2008年05月13日 | 第5章:暗い感情の領域
意気投合して愛しあい結婚したいと思うのですが何となく踏み切れない、その理由がわからず悩む若い男女は沢山います。人間は自分の悩みやストレスが何処からくるか分からないのが普通です。ですから私のような職業が世界中にあるのです。さてストレスとか暗い感情は一見疎ましく思われていますが実はこの暗い感情が一番大切な知恵の源です。いよいよ第5章に入りました。有名なストレス曲線を学びます。暗い感情は人類の宝だからです。これから暗い感情をダイヤモンドに替える方法を学びます。〈暗い色:171ー1〉:
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古代の神話が現代人に語り続けていることは?

2008年05月12日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
古代からの世界神話を色々比較してみると何が健全な心か分からなくなります。ギリシャ神話のゼウスは牛になったり鳥になったりして美しい女性をわがものにしますし日本神話のイザナキは愛妻イザナミの腐敗した身体に怖れ逃げ出したりします。外観だけを見ていると何が健全で、何が病的か、分からなくなりますが、冷静に読み解くと美しいもの、汚いもの、永遠のもの、はかないものをキチンと語っています。特に自分の感情、本音、好き嫌いを正直に表現すること、人生の諸問題から逃避せず堂々と正面から戦うことが幸福への道であることを全ての神話は暖かく語り続けています。違う人種から生まれている神話ですが、同じ事を語りうるのは何故でしょう?人類は本来、互いに親密になりたくてたまらない存在なのです。:<永遠の親密性:135-5>:人気blogランキング


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<生き抜く決意>が<生きる楽しみ>を深める!

2008年05月11日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
孤独死とか自殺防止とかを職業上、対応することがあります。私の人生経験によれば、生き抜く決意をしていない人は生きる楽しみの感度が低いのです。何らかの環境と教育で生きる楽しみを背中で教えてもらえなかった幼少期が原因ですが、逞しく明るく元気に生きていこうと決意し意識ている人は少ないようです。人生のどこが楽しいのか、結論は人の役に立つ決意と志がないと、本当の生き甲斐、生きる楽しみ、五感と体感の感動の燃焼は半減します。どんな環境になっても明るく楽しく爽やかに生き抜く決意をすると天は味方してくれますし生きる喜びを永続的に、泉が湧くように自然に感じさせてくれます。:<永遠の親密性:135-4>:
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五感は何を意味するか?

2008年05月10日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
哲学の話ですが、人間が持つ五感の意味は色々ありますが、その中で私が成程、と思う説をお話します。古代から人間は、あの世はあるか、魂はあるか、と信じたり、疑ったりして人はそれぞれの道を歩いてきました。魂があると信じた或る賢者たちは、五感は確かに生物体としての神経学のものではあるが、五感は魂の世界を予感させるものと考えた人々もいます。五感から観えてくるあの世の美しさ、神々しい香り、恋人の肌から感じる暖かいぬくもりから感じる神仏の愛、美しい音楽の世界から感じるあの世の喜び、一度、そんな視点で永遠の親密性を考えるとあの世の世界が楽しくなります。:<永遠の親密性:135-3>:
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心地よい礼儀は最高の愛!

2008年05月09日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
親密性が高まるとお行儀が悪くなる人、品位の低下する人、動物的な本能丸出しになる人、相手をけなし傲慢になる人、こうなると愛は育ちません。互いにそれを好む男女は犯罪に走りやすい人々でしょう。太陽も月も数百年後までその位置を計算できますが、その動きにサムシンググレートの存在を感じます。そのように人間の親密性の中にも心地よい礼儀と秩序を感じない愛は永続しません。:<永遠の親密性:135-2>:
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親密性は美しい!

2008年05月08日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
欧米での心理療法の試験で落第点をつけられる難しい問題の一つが<何故、親密になるのを恐れるのか、その理由を述べよ>です。欧米の人の挨拶は日本人から見れば信じられないほど親密な表現をしています。しかし試験ではこの質問で落第するのは欧米人で東洋人の方が合格率が高いのです。健康な人はどの文化圏でもいつも開放的で瞬時に他者と自由な関係が持てます。親密性にこだわる訳でもなく、健康的な親密性を自由に深めたり避けたりしつつ心の緊張もなく人生を楽しんでいます。幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)を心から味わえる前提がこの親密性です。愛の世界を実現する最高の親密性を深く思索してみましょう。:<永遠の親密性:135-1>:
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親密性と愛の方程式

2008年05月07日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
男と女、人類と神仏、親子、友達、職場の人間関係、それぞれの関係に於ける親密性のあり方を思索していないと、上手な心理療法は出来ません。関係と時と場所をわきまえないで、その親密性を求める所に悲劇が生まれます。職場の人間関係の中で夫婦の親密性を上司や部下に無意識で求めていたら不満と恨みが残るだけです。親子の間で甘えのみで求めあったら互いに爆発するばかりです。愛の姿は関係性と時と場所で変化するのが自然で、微妙な変化を互いに楽しめる大人の男と女は本当の知恵者の愛を楽しめるでしょう。:<愛と憎しみ:134-5>:
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愛を裏切られたとき、あなたはどうしますか?

2008年05月06日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
永遠の愛を誓った二人のどちらかが殺人を犯す事例があります。世界中の判例を調査した学者がいますが裁判所も相当悩むようです。愛する人に自分から依頼する不治の病を持つ重症患者、それに答えて愛する人を殺す人、喜んで殺される人、色々です。ここではどんな場合でも自殺や殺人は絶対に間違いです。生命は神様からのプレゼント、人間が決める権利はありません。さて愛に裏切られた場合でも、同じ事が言えます。裏切られたと思う内容にも病的な解釈もあります。複雑な事例ですが、裏切った、という意識も、裏切られたという意識も、いずれも解釈と意識に病的な問題が山積しています。裏切られたという解釈をした場合は神仏の慈愛を意識しながら愛と許しの世界をまずは思索したいものです。:<愛と憎しみ:134-4>:
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ソーニャの愛

2008年05月05日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
ドストエフスキーの<罪と罰>は愛の名作です。高利貸しの老婆を殺害したラスコールニコフ青年がシベリアに流刑される時、彼を愛した夜の女・ソーニャが流刑地シベリアまでついていく場面は涙が止まりませんでした。このソーニャの愛に神様の愛を感じて私は宗教心理学に深い関心を持ちだし、その後の私の運命を変えさせられた思い出があります。愛の親密性、愛の信頼感の程度も、このソーニャの愛の影響が大きいようです。:<愛と憎しみ:134-3>:
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愛する人の、どこが怖いか

2008年05月04日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
心理療法で出会った患者さんの運命に何度泣いたことか?海外での心理療法家での教育は患者の前では決して泣くな!でした。男も女も、大切な存在となった相手の愛を喪失することが、意識、無意識を問わず、一番の恐怖です。それでなくても人は愛の孤独を感じています。特に高齢者の愛の孤独感は深刻です。赤ちゃんも無意識の内に愛の孤独感を恐れています。逆に、愛をあきらめた人の精神的歪みが社会の犯罪を生み出しています。愛を失わぬ為に人は意に反した行動まで断行してしまいます。今から愛の孤独の対処を思索していきます。:<愛と憎しみ:134-2>:
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愛と憎しみの相関式

2008年05月03日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
愛と憎しみの感情は深い関係にあります。親子の殺人、老後の介護殺人、恋人間の愛憎、いづれもこの相関関係式です。愛は魂の領域、憎しみは心の領域であって身体の領域ではありません。心がけで解決する領域です。憎しみの感情処理は案外簡単なのです。何故、憎むのか、その理由は理想と現実のギャップが大きすぎた場合です。現実吟味力の欠落が原因の大半です。逆恨みも多い。大切なことは自分は今、憎しみの感情に支配されている、と言う事実を冷静に認識するところから分析を開始します。この憎悪の分析方法を知らないと悲劇に襲われます。:<愛と憎しみの解決法:134-1>:
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憎たらしい親だったが、今は!

2008年05月02日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
子供は親を選べません。大人になっても親の呪縛から逃げる方法を知らないで苦しんでいる人々が沢山います。中には老いた親の介護のおむつ交換時に、憎たらしくて恨みや復讐の感じでつねる人もいます。愛とは何か、を考えたこともない親に育てられるとその子供は何が愛なのか、わからずに混乱して育っています。しかし良い伴侶に恵まれたり友達を得ると、大切にし合う方法を知り理解します。人との愛の交流の中に人生の幸せを感じ、豊かな愛を体験すると、年老いた嫌な親を哀れに思うようになり、反抗すべき相手ではない哀れな老人だ、と思えるようになります。嫌な親だけれども、自然に感謝すべき点、愛すべき点に気付きだすと、こちらも豊かな気持ちになりだします。:<不幸を幸せに:133-5>:
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