生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

思いこみが強い人

2011年01月16日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
人格形成過程は赤ちゃん時代からスタートしほぼ青春期で終わります。この時代での挫折体験または何らかの理由から、そうだと思いこんでいる事例の場合は、どんな簡単な現実に遭遇しても処理不能の状態となります。思いこみ、自信喪失は本当に気の毒な成育史です。この傾向を打破する方法はただ一つ、その傾向に関係なく、なんとしてでも欲しいとかなんとか達成したい燃えるような願望だけが薬なようです。燃えるような願望の前には病気は負けます。<厳しい現実とは?:366-4>:

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厳しい現実が処理不能と思う人、思わない人の違いは?

2011年01月15日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
あまり人の事は言えません。湾岸戦争の頃、生まれて初めて外科関係の手術で入院しました。手術前、教授回診断の折、いつもは優しくて可愛い看護師(お嬢さん)が、私の事を教授に、この患者さんは大げさな人ですから、と余計な発言をしたのを聴いて腹が立ちました。余計なお世話だ、と思ったからです。痛いものは痛いからです。69億の人間がいますが、その一人一人は<厳しいと感じる内容><処理出来ないと思う内容>はそれぞれ全部違います。ですから一概に、その解決方法は人により全部違います。ケースバイケース、親切に対応する必要があります。どんな対応訓練かと言いますと、今まで、どんなものが厳しく、または対応出来なかった事例か、ひとつひとつ聴いていく必要があります。解釈だけは人に言われて納得出来るものでななく、本人が解釈するものだからです。こんな解釈をすると病気になる、こんな解釈をすると現実を乗り越えていける、と、それぞれ納得のいく会話を忍耐強く演習する事が重要なようです。<あーあ、今まで何と、馬鹿馬鹿しい弱気な解釈をしていたものか>と本人がしみじみ言いだすまで心理療法家は忍耐強く会話をしています。解釈は世界を変えます。<厳しい現実とは?:366-3>:

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発病の契機とは?

2011年01月14日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
心理療法の基本なのですが<発病の契機>という解釈が重要です。発病の契機とは<自分で処理不能な事>を意味していますが、子供から高齢者まで、自分で処理不能と思う内容が、残念ながら全部違います。可能な事でも処理不能、と勘違いしてしまうタイプが多すぎますし、自信が持てるはづなのに、何故か、自信が持てません、と言うタイプもあります。もうひとつのタイプは処理不能なのに、処理可能とおもう自信過剰タイプです。子供から高齢者まで、なぜ、こうなっていくのか。考えてみます。<厳しい現実とは?:366-2>:

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厳しい現実とは?

2011年01月13日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
大人から子供まで<自分の現実>を厳しいと解釈して元気がなくなる人もいれば、同じ現実でも厳しいと解釈しない人もいる。この解釈の違いから人は発病したり、悩んだりして生きていきます。この解釈の違いはどこから出てくるのでしょうか?心理療法の原理をここでは学習していますがこの<発病の契機>という課題を暫く思索していきます。<厳しい現実とは?:366-1>:

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自分の能力は、どこにあるのか?

2011年01月12日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
日本の大学を卒業する前、3年生の頃は今から想うに少々変でした。1年生の頃は専門の法律の他に、人生は何の為にいきるのか、それを学ぶのが大学である、などと盛んに息まいていました。自分の才能がどこにあるのか、試してみたい、という気持ちもあり、司法試験、外交官試験、航空自衛隊のパイロットへの道への試験など、もうあちこちに手を出して生活していたので、下宿屋の友達は呆れていたようです。とうとう神父にもなりたい、と言いだした頃は青春とは申せ混乱の極に達していたようです。今、思うに、自分の能力を模索する事は大事ですが、私のような散漫な方法は問題ありで、本気で好きになれる道、何がやりたいか、を模索すべきであった、と思います。卒業後一年間は、実に人々に迷惑をかけました。一年間、親や先輩、知人、恩人に迷惑をかけながら、現在の心理療法の道と出会うわけですが、この自分の能力が、どこにあるのか、を測定するのは本当に難しいものです。人生の終末にあたり初めて分かる問題かもしれません。好きこそ物の上手なり、この考え方が今、何となく納得出来ます。<青春が求めた職業:365-5>:

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青春時代に求めた職業の思い出を、もう一度、考えてみると!

2011年01月11日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
殆どの人が、今、無視している<自分の青春時代に求めた職業>を、もう一度、今、考えてみましょう。面白い事に気付きます。今の職業はなるべくしてなった尊い神様からのプレゼントだ、という事に気付きます。今の自分の職業に対して不満だらけの人が、もしいたとしたら、それはあまりにも傲慢というか、己を知らない愚かな思索だからです。不満だらけの今の職業がもしなければ、どうなつているでしょう?私は23歳の頃、思わぬ事件から大変な迷惑をあちこちにばらまきつつシカゴの大学研究室にたどり着きました。その時感じた事は、もう二度と自分の本音を偽る事だけはやめよう、もし、再び、本音の選択をしないような自分を見つけたら、その時は、と考えた事が今の道を一本に絞り込んだ人生へと導いてくれました。悔いのない人生です。その折々の挫折は神様の愛の試練だと気付いたからです。挫折に遭遇しても自分の好きな道を選べる心の余裕だけは保持したいものです。神様は本人が耐えられない試練は決して与えないそうです。耐えられないと感じた時は相当無理をしているので、逃避するか、新しい道を探すのも知恵かもしれません。<青春が求めた職業:365-4>:

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自己分析での大切な視点は?

2011年01月10日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
若い頃、恩師に口を酸っぱくして言われた事があります。その研究室には世界から色々の人種が集合していましたので、恩師は君たちがそれぞれの母国に戻り、その文化の中で心理療法をするわけだが、他者分析(当時は患者への治療のこと)をする場合でも、自己分析(自分をより健全な方向へ向かわせること)をする場合でも、自分は何の為に生きているのか、生き甲斐は何か、自分は自分の魂、成育史、身体を大事にしているか、この3つを考えながら、それぞれの病的な現象への対処療法に専念しないと、とんでもない大きな過ちをするからね、と親切に何度も警告してくれていました。時代は激変するし、生活環境も激変しますので、対処療法も当然、人により原理原則を大事にしながら、応用術を巧にしつつ、それぞれの人々が元気に明るく生き抜く方法を患者さんと共に模索するのが私たち心理療法家の仕事です。その為の分析なのですが、小さなノイローゼの原因に固執するよりは、まずは生き甲斐とは何かを真剣に求めていただきたいものです。<青春が求めた職業:365-3>:

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願望と現実は神秘の領域

2011年01月09日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
心理療法の勉強の場合に欧米の大学では必ず基礎神学を勉強します。神の摂理の問題です。人生での願望とその実現を巡る現実は厳しいものがあり、誰ひとり思い通りの職業につけるわけがありません。たとえ実現してもその任に耐えられず酷い挫折感とともに悲劇的人生を歩み出す人は沢山います。そのあたりの人生哲学を専門的にキチンと勉強していない心理療法は役にたちません。カウンセラーと称する人々はそれなりに一生懸命努力されていて敬意を表しますがこの神の摂理と言う領域を無視すると必ず心理療法は成功するとは言えません。願望とその成果について挫折感と結び付ける解釈は非常に危険だ、という事だけを意識しておきましょう。<青春が求めた職業:365-2>:

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青春が求めた職業と病理の関係について

2011年01月08日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
青春時代、と言いましてもここでは中高時代及び大学時代を含めて思索してみます。50代、60代の心理療法での患者さんの中に思わぬ挫折感を吐露する方がおられます。自分は生涯、駄目な人間でした、と語りだすのですが、遠い原因がこの青春時代に追求した理想の職業に何らかの理由でつけなかった事が原因となり生涯、自分は駄目人間だと考えているのです。信じられない現象ですが、この種の患者さんは沢山います。暫くこ領域の深層心理について分析していきます。<青春が求めた職業:365-1>:

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初めての親友が生涯の親友となるとは!

2011年01月07日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
複雑な少年時代を経過して日本の大学に入り親友を得たことが人生の宝物となりました。親友とは本当に良いものです。親友が居ないと人生は空しい感じもしますがこの親友となるまでは案外我慢が必要でした。最初は普通の友、ですが、こちらが<あ、この男は中々良いなあ>と想って以来、少々嫌味を言われても我慢していました。その内に相手も何故、私が我慢しているか、その理由を感じると態度が激変してきます。こうしてワインが醸されるように暗黙の友情が芽生えだしました。以来、50年も続いています。親友・0君に乾杯。<青春時代の成功体験:364-5>:

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1960年代のファーストクラス

2011年01月06日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
社会生活のスタートで色々の人生模様が急激にあり、数カ月の間に人生進路が激変し、フライトはファーストクラス、この食事は東京の下宿屋で頂いた事のない豪華絢爛なメニューでした。この世にこんなおいしいものがあるんだなあ、と感動します。某会社の恩人の社長さんが私の門出の為に、特別に配慮してくださったのです。シカゴ大学の研究室に入り、ミシガン湖の夕日を最初に見た時は、挫折感と成功感、希望と失望が複雑に混合していました。今から想うにこれは神様の恩寵のような気がします。数日して恩師に初めてお会いした時、その優しさに感動しました。この複雑な心境を見事に感じ取っていてくださった心理療法の教授は、今から想うと、さすがです。以来、迷うことなくひたすら心理療法の勉強でした。後戻りできない人生の快感と苦悩を経験しますが、退路を断つ、という決意は最高の喜びでした。<青春時代の成功体験:364-4>:

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昭和35年卒業と安保条約反対闘争

2011年01月05日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
大学を卒業した年の6月に皇居前広場で安保条約反対闘争事件がありました。これが私の社会生活開始の年でした。流行歌は<誰よりも君を愛す><ダンチョネ節>が街を流れ、風俗は<だっこちゃん人形>が大流行していたようです。私は色々の事情があり日本を離れていました。のんびりした大学生生活から社会生活に移行したわけですがアルバイトもせずにひたすら勉強していたので社会を知らず、その激変は相当のショックを青年の私に与えていたようです。世間を知らない事が案外、恐れをしらない人生を歩みださせたようです。青年が何も知らない事が青年らしい蛮勇を与えていくようです。戦争と戦場を知らなくとも人生は戦争のようでした。知らないがゆえの勇気は貴重なようです。知れば知るほど恐怖が生まれてくるようです。<青春時代の成功体験:364-3>:

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かくれんぼうで聞いた先輩の恋のくどき

2011年01月04日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
中学時代は演劇部で楽しい芝居を堪能しましたがセリフの練習などしながら夜遅くまで担当の先生と時を過ごしていました。あるとき、かくれんぼうをしていて大きな箱の中に隠れていると先輩の男女二人がこの箱の上に座り、われわれが居る事も知らずに恋の会話をしだしたのです。私は中学一年生、その先輩は三年生でしたが、会話の意味が良く分からないのですが恋の会話だくらいは判断できました。平素、真面目な二人なので本当の恋の会話とは演出しているロミオとジュリエットとは違い、なかなか迫力があるものだ、と興奮して聴いていました。その後、大学を卒業して数年経過し、その二人は結婚したようですが、早稲田大学の教授になったようです。生涯、演劇の理論を研究しそれなりの成果を上げたようです。あの箱の中で聞いた先輩の会話は今から思うと、とても美しく良い模範を後輩に与えてくれ異性を尊敬する基本を覚えさせてくれたようです。<青春時代の成功体験:364-2>:

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喧嘩は楽しいが心の中は哀れ!

2011年01月03日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
運動会での短距離優勝、水泳大会でのクロール一位、柔道大会での第一次試合での勝利、人それぞれに成功体験を持っています。中でも一番愉快な思い出は喧嘩です。現在の生き残っている親友は当時の喧嘩相手です。それぞれの人生体験を終えて年金で生活するようになると青春時代の思い出は良くても悪くても宝物となつていますが、喧嘩での勝利は今でも自信をもたらします。戦犯の息子と憎悪の対象となつていた少年時代、逃げ歩いた小学生時代と中学前半、その虐めの相手を高校時代に柔道を習い復讐開始、片っぱしから喧嘩を売り、復讐を遂げていく快感は生涯の思い出です。戦争中、軍事教練の体育の先生が戦後、冬の氷がはるプールに投げ込まれた風景を覚えています。まだこんな風景は社会問題にならない戦後の風景でした。喧嘩に勝利しても心は空しく、だんだんと人生が空しくなり、どうしようもない自分に嫌悪感を感じてローマンカトリツクの教会を訪ねドイツの神父さんから教理の勉強をして洗礼を受けた後、私の人生はどんどん変化していきました。貧しい大学時代でしたが心は晴れ晴れと輝き青春を享受します。<青春時代の成功体験:364-1>:

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挫折感の根本原因は何?

2011年01月02日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
ある人はいつも挫折感に苦しみ、ある人は感じない。その理由は万とありますが、ここではどうしたら挫折感をより少なく出来るかを思索してみたいと思います。日常のこまごました挫折感を感じない為にも(1)自分は何の為に生きていくのか(2)自分の生き甲斐は何(3)自分は自分の魂、心(成育史)、身体を大事にしているか、この3つを真剣に、かつ楽しみながら思索していくと、つまらない挫折感は半減します。この3つの人生課題を思索していくと挫折感の意味も変化していきます。:<挫折体験は人生の宝物:363-5>:

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