若い頃、恩師に口を酸っぱくして言われた事があります。その研究室には世界から色々の人種が集合していましたので、恩師は君たちがそれぞれの母国に戻り、その文化の中で心理療法をするわけだが、他者分析(当時は患者への治療のこと)をする場合でも、自己分析(自分をより健全な方向へ向かわせること)をする場合でも、自分は何の為に生きているのか、生き甲斐は何か、自分は自分の魂、成育史、身体を大事にしているか、この3つを考えながら、それぞれの病的な現象への対処療法に専念しないと、とんでもない大きな過ちをするからね、と親切に何度も警告してくれていました。時代は激変するし、生活環境も激変しますので、対処療法も当然、人により原理原則を大事にしながら、応用術を巧にしつつ、それぞれの人々が元気に明るく生き抜く方法を患者さんと共に模索するのが私たち心理療法家の仕事です。その為の分析なのですが、小さなノイローゼの原因に固執するよりは、まずは生き甲斐とは何かを真剣に求めていただきたいものです。<青春が求めた職業:365-3>:
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