この物語を今は亡き名優・藤田まことさんに捧ぐ。
面白き 事も無き世を 面白く
格差、格差の野球界
熱き戦い仕立て上げ
闇の世界の仕立人
今宵も広島を駆ける...
今日は私の地元の佐伯区内に元締めを案内した。 地元にはそれほど観光向きの場所は無いのだが、広島造幣局は全国にもたった3つしかない造幣局だから一度くらいは来て見る価値はあるかも知れない...
「ここが駿河さんの地元なんですか、思ったよりは街なんですね。」
「一応このコイン通りが街の中心ですからね、でも商店街としては寂れているんですよ。 駐車場を確保出来ない店が多くて、この通り車通りは多くてもそれを客として引き込めないですから。」
「せめてJRの駅がこの通りの先にあったら歩行者の流れが出来て商店街も栄えたかも知れないんですが。」
「この地図の通り町内の中心にあって宮島街道に繋がっている主要街道ですけど、車より歩行者が多い方が駐車場の少ない昔からの店にとってはありがたかったのかも。」
「アストラムラインって確か...」
「はい、北にある広島ビッグアーチのところで路線が止まっているのをこの街まで伸ばして欲しいらしいですよ。」
「かわいいオブジェがありますね。」
「これは『水木しげるロード』の真似をしてこっちはお金をテーマにしたオブジェを置いて観光客を呼びたいらしいですよ。」
「これは両手でお金を招く猫...ですかね。」
「このカエルもかわいいですね、お金を持ち帰るって意味なのかな。」
「これは縁起物の亀ってところですかね、フクロウは知恵の象徴とか言いますよね。」
「このペアのオブジェは何かしら?」
「縁結び弁財天って書かれてますね。 考えてみたら私と元締めも不思議な縁ですね。」
「その”元締め”って街中で言わないで欲しいな、何者かって思われますよ。」
「すいません、じゃあ...とりあえず”おまきさん”って呼ばせてもらいますよ。」
「イノシシ、トラ...ってもしかして?」
「はい、これらは最近置かれた新しいやつです。 ネタが尽きて今度は十二支で来たみたいですね。」
「これは鯉...ああカープですね。」
「広島だから鯉でもありますし、鯉の滝登りで縁起が良いと言う意味もあるっぽいですよ。」
「金持稲荷...って書かれていますね。」
「ここはなかなか面白いですよ。 元締め...いや”おまきさん”、上がってみましょう。」
「”おまきさん”もちょっと引っ掛かるけど我慢します。」
「薄暗くて気持ちの悪いビルだけど、こんなところに神社なんてあるの?」
「このビルの屋上なんですよ、屋上は明るくて雰囲気が違いますから。」
「本当、屋上にお稲荷さんがある。」
「ビルの屋上のお稲荷さんはオフィスビルとかでもたまにありますよね。」
「お疲れになったでしょう、軽く食事しませんか?」
「どこかお店に入るの?」
「ちょっと時間が無いのでお弁当で。 安くて評判のお弁当があるんですよ。」
「これが、そのお弁当ですか? 250円弁当なら東京にもあるみたいですけど。」
「そう言えば私も聞いた事がありますね。 でもここは250円とは思えないおかずで人気があるんですよ。」
「実は私も初めて食べたんですが、この値段で作れる秘密が分かりました。 このアジフライも、牡蠣フライ弁当に入っていた牡蠣も、市場で高値が付かない小ぶりな食材を買って仕入れ値を思いっ切り安く済ませているみたいですね。 私にはちょっと物足りないですけど女の人にはちょうど良いボリュームなのでは?」
「今の時代は”激安”が一杯ですけど安いのには理由があるんですね...」
「”金持ちの木”ですか... そう言えばここが造幣局なんですね、敷地の周りが堀で囲まれていてお城みたい。 ”造幣局”と言う事はここは小銭専門って事なんですか?」
「はい、お札を刷るのは造幣局では無くて印刷局の仕事ですよ。」
「でもいくら小銭とは言っても警備は厳重らしくて、私の知人が仕事で中に入った時には何重ものボディーチェックがあったそうです。 中で働く作業員の制服もポケットレスなのはもちろんベルトレスになっていてもちろん携帯とかも禁止なんでしょうね。」
「塀の向こうは花で一杯みたいだけど中でやっている事は結構物々しいんですね、やっぱり。」
「花と言えば来週の木曜日、4月15日から21日まで一週間、敷地内の八重桜を見せてくれるイベント、『花のまわりみち』をやっているんですけど今年は春先に寒くて桜の開花が遅れていますから桜が咲くのが会期中に間に合うのかな... それとイベントの間もやっぱり構内の警備は厳重ですから怪しまれる事は出来ませんね。」
「駿河さん、仕立ですよ。 いつもの神社まで来て下さい。」
「了解です、元締め...ってここでは元締めでいいんですよね。」
広島市内の『広島東照宮』...相変わらず境内には誰も居ない。 前は旧市民球場に向かうルート上にあった『横川胡子神社』でやっていたのだけどカープが駅前地区に移ったので私もこっちに”移転”して来たと言う訳です。 旧市民球場を立て直して”専用劇場”を造り、サンフレッチェにも早く市内中心部に移転してもらいたい...
「今回の頼み人はサンフレッチェのJ1優勝を願う広島サポーターの人達。」
「やる相手はJ1川崎、監督の高畠、FWのチョン・テセ、レナチーニョ、MFの稲本、谷口、DFの井川、GKの川島。」
「じゃあ、駿河さん、お願いします。」
「はい!お任せ下さい、元締め。」
先日のジャイアンツ戦は無残な完敗に終わってしまいましたし、今回は快勝して良い流れを作っておきたいです。 サンフレッチェの昼の試合は今回を最後に秋までありませんからJリーグの試合はしばらく見られなくなりますから是非とも勝たなくては。 ACLは平日のナイトゲームしか無いから”昼専門”の私でも夜に行っていますけどね...
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...異常です。
面白き 事も無き世を 面白く
格差、格差の野球界
熱き戦い仕立て上げ
闇の世界の仕立人
今宵も広島を駆ける...
今日は私の地元の佐伯区内に元締めを案内した。 地元にはそれほど観光向きの場所は無いのだが、広島造幣局は全国にもたった3つしかない造幣局だから一度くらいは来て見る価値はあるかも知れない...
「ここが駿河さんの地元なんですか、思ったよりは街なんですね。」
「一応このコイン通りが街の中心ですからね、でも商店街としては寂れているんですよ。 駐車場を確保出来ない店が多くて、この通り車通りは多くてもそれを客として引き込めないですから。」
「せめてJRの駅がこの通りの先にあったら歩行者の流れが出来て商店街も栄えたかも知れないんですが。」
「この地図の通り町内の中心にあって宮島街道に繋がっている主要街道ですけど、車より歩行者が多い方が駐車場の少ない昔からの店にとってはありがたかったのかも。」
「アストラムラインって確か...」
「はい、北にある広島ビッグアーチのところで路線が止まっているのをこの街まで伸ばして欲しいらしいですよ。」
「かわいいオブジェがありますね。」
「これは『水木しげるロード』の真似をしてこっちはお金をテーマにしたオブジェを置いて観光客を呼びたいらしいですよ。」
「これは両手でお金を招く猫...ですかね。」
「このカエルもかわいいですね、お金を持ち帰るって意味なのかな。」
「これは縁起物の亀ってところですかね、フクロウは知恵の象徴とか言いますよね。」
「このペアのオブジェは何かしら?」
「縁結び弁財天って書かれてますね。 考えてみたら私と元締めも不思議な縁ですね。」
「その”元締め”って街中で言わないで欲しいな、何者かって思われますよ。」
「すいません、じゃあ...とりあえず”おまきさん”って呼ばせてもらいますよ。」
「イノシシ、トラ...ってもしかして?」
「はい、これらは最近置かれた新しいやつです。 ネタが尽きて今度は十二支で来たみたいですね。」
「これは鯉...ああカープですね。」
「広島だから鯉でもありますし、鯉の滝登りで縁起が良いと言う意味もあるっぽいですよ。」
「金持稲荷...って書かれていますね。」
「ここはなかなか面白いですよ。 元締め...いや”おまきさん”、上がってみましょう。」
「”おまきさん”もちょっと引っ掛かるけど我慢します。」
「薄暗くて気持ちの悪いビルだけど、こんなところに神社なんてあるの?」
「このビルの屋上なんですよ、屋上は明るくて雰囲気が違いますから。」
「本当、屋上にお稲荷さんがある。」
「ビルの屋上のお稲荷さんはオフィスビルとかでもたまにありますよね。」
「お疲れになったでしょう、軽く食事しませんか?」
「どこかお店に入るの?」
「ちょっと時間が無いのでお弁当で。 安くて評判のお弁当があるんですよ。」
「これが、そのお弁当ですか? 250円弁当なら東京にもあるみたいですけど。」
「そう言えば私も聞いた事がありますね。 でもここは250円とは思えないおかずで人気があるんですよ。」
「実は私も初めて食べたんですが、この値段で作れる秘密が分かりました。 このアジフライも、牡蠣フライ弁当に入っていた牡蠣も、市場で高値が付かない小ぶりな食材を買って仕入れ値を思いっ切り安く済ませているみたいですね。 私にはちょっと物足りないですけど女の人にはちょうど良いボリュームなのでは?」
「今の時代は”激安”が一杯ですけど安いのには理由があるんですね...」
「”金持ちの木”ですか... そう言えばここが造幣局なんですね、敷地の周りが堀で囲まれていてお城みたい。 ”造幣局”と言う事はここは小銭専門って事なんですか?」
「はい、お札を刷るのは造幣局では無くて印刷局の仕事ですよ。」
「でもいくら小銭とは言っても警備は厳重らしくて、私の知人が仕事で中に入った時には何重ものボディーチェックがあったそうです。 中で働く作業員の制服もポケットレスなのはもちろんベルトレスになっていてもちろん携帯とかも禁止なんでしょうね。」
「塀の向こうは花で一杯みたいだけど中でやっている事は結構物々しいんですね、やっぱり。」
「花と言えば来週の木曜日、4月15日から21日まで一週間、敷地内の八重桜を見せてくれるイベント、『花のまわりみち』をやっているんですけど今年は春先に寒くて桜の開花が遅れていますから桜が咲くのが会期中に間に合うのかな... それとイベントの間もやっぱり構内の警備は厳重ですから怪しまれる事は出来ませんね。」
「駿河さん、仕立ですよ。 いつもの神社まで来て下さい。」
「了解です、元締め...ってここでは元締めでいいんですよね。」
広島市内の『広島東照宮』...相変わらず境内には誰も居ない。 前は旧市民球場に向かうルート上にあった『横川胡子神社』でやっていたのだけどカープが駅前地区に移ったので私もこっちに”移転”して来たと言う訳です。 旧市民球場を立て直して”専用劇場”を造り、サンフレッチェにも早く市内中心部に移転してもらいたい...
「今回の頼み人はサンフレッチェのJ1優勝を願う広島サポーターの人達。」
「やる相手はJ1川崎、監督の高畠、FWのチョン・テセ、レナチーニョ、MFの稲本、谷口、DFの井川、GKの川島。」
「じゃあ、駿河さん、お願いします。」
「はい!お任せ下さい、元締め。」
先日のジャイアンツ戦は無残な完敗に終わってしまいましたし、今回は快勝して良い流れを作っておきたいです。 サンフレッチェの昼の試合は今回を最後に秋までありませんからJリーグの試合はしばらく見られなくなりますから是非とも勝たなくては。 ACLは平日のナイトゲームしか無いから”昼専門”の私でも夜に行っていますけどね...
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...異常です。