※本日から改訂版を先にアップします。
既にアップした『泡宇宙の蛙』2の1~2の5までの鑑賞を大幅に変更した歌について、
改訂版を1首ずつ載せてゆきます。
この後、本日2回目になる通常の鑑賞を載せます。
改訂版 渡辺松男研究2の4(2017年9月実施)
『泡宇宙の蛙』(1999年)【大雨覆】P24~
参加者:泉真帆、T・S、曽我亮子、渡部慧子、A・Y、鹿取未放
レポーター:泉 真帆 司会と記録:鹿取未放
26 ひかりより繊きおもいというものを鳥は知りつつ天翔るらん
(レポート)
太陽光が生き物へ与える慈しみより、もっと繊細な恩寵を天(そら)から身に浴びていることを、鳥は自覚しながら翔んでいるのだろう、と鳥への畏敬の情を詠んでいるように思う。(真帆)
(まとめ)
「ひかりより繊きおもい」というのは、大いなるものの意志、超越者から与えられているものなのだろう。鳥は天を翔けながらその恩寵のようなものを、思念ではなく直観として体に沁みて知っているのだなあと〈われ〉が思っている。これから鑑賞する歌に「白鳥はふっくらと陽にふくらみぬ ありがとういつも見えないあなた」というのがあるが、この歌の「あなた」と26番歌の「ひかりより繊きおもい」を発している主体はたぶん同じなのだろう。(鹿取)
既にアップした『泡宇宙の蛙』2の1~2の5までの鑑賞を大幅に変更した歌について、
改訂版を1首ずつ載せてゆきます。
この後、本日2回目になる通常の鑑賞を載せます。
改訂版 渡辺松男研究2の4(2017年9月実施)
『泡宇宙の蛙』(1999年)【大雨覆】P24~
参加者:泉真帆、T・S、曽我亮子、渡部慧子、A・Y、鹿取未放
レポーター:泉 真帆 司会と記録:鹿取未放
26 ひかりより繊きおもいというものを鳥は知りつつ天翔るらん
(レポート)
太陽光が生き物へ与える慈しみより、もっと繊細な恩寵を天(そら)から身に浴びていることを、鳥は自覚しながら翔んでいるのだろう、と鳥への畏敬の情を詠んでいるように思う。(真帆)
(まとめ)
「ひかりより繊きおもい」というのは、大いなるものの意志、超越者から与えられているものなのだろう。鳥は天を翔けながらその恩寵のようなものを、思念ではなく直観として体に沁みて知っているのだなあと〈われ〉が思っている。これから鑑賞する歌に「白鳥はふっくらと陽にふくらみぬ ありがとういつも見えないあなた」というのがあるが、この歌の「あなた」と26番歌の「ひかりより繊きおもい」を発している主体はたぶん同じなのだろう。(鹿取)
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