温さんの好物

それはスタイルのいい男。
自分がデブなので、相方にはスタイルのいい人がいい。
とは言っても、ま、普通サイズってことで。

顔はどーでもいい。
ふりかえってみても、付き合った中に男前は殆どいない。
うちの旦那に至っては、その遺伝子を残していいかどうか
悩むご面相だし。



好物は、逆三角形だ。
ホント、観るだけの男は楽しい。美しい。

宝物もそれを目指していた筈なのに
つい食べさせすぎて・・
156センチ60キロの立派な肥満児に育った。

だが、普通の肥満児とはちと違～う。
ヤツはスポーツのできるデブだ。

水泳の県大会で賞状をもらってから
なんだか自信をつけたらしい。
『豚もおだてりゃ木に登る』のである。

今度は陸上大会にも出るそうな。
種目は走り幅跳びとリレー。
どちらもデブには不向きな気がする。


リレーね。。。。。
ついこの間まで、私より足が遅かった子が
出場しても大丈夫なんだろうか?

そうやって宝物は、闘魂ちゃんの記録をどんどん塗り替えていっている。


バカでおデブで何もできないと思っていた弟に
追い越される気分はどうだろう。

自分より可愛くて、いつもクラスの中心になり
勉強もスポーツも、なんでもできる妹に
嫉妬していたのに、頼みの綱だった弟までが
学校で活躍していく姿は、河童姫にはどう映るだろう。



話はかわり、よそさまのブログで
自分の住所を正しくかけない息子さんの話を読んだ。

「な、宝物。うちの住所ゆうてみぃ。」

「え～っと。。。。う～んと・・・・」

やはり、想像どおり、正しくいえない。
書けないはおろか、いえもしない。

きっと両親の名前も漢字で書けないだろう。


ま、私のもうひとつの好物は『バカな男』なので
どうやらこっちは手に入れられそうだ。


スタイルが良くて、バカな男がいいなんて
書いていると、どこぞのナンパ師さんのようだ。

あ、彼はバカな女がいいなんて書かないな。
彼なら「素直な女がいい」と書く。


どおりで私はモテない筈だ。