因果応報

河童姫はどうやら重大なミスを犯したらしい。
大学の学部に対する認識が間違っていたらしい。

ま、簡単にいえば、
「そんな事を勉強する学部だとは、思っていなかった(汗)」
だそうな。




・・・・・なにをいまさら(蔑)


高３の二学期になって、しかも受験料を納めたあとで
なにを祐天寺、バカじゃ中目黒。


せっぱつまった声で、「お母さんも文学少女やったよな??」ときく。

「も」ってなによ、もって。

ムシしていると、パソコンで源氏物語を検索してもいいかという。

どうぞというと、3分程、カチャカチャやっていたが
やがて悲鳴をあげた。


「あぁあぁあぁなんでこうなるんやぁ～～」

「・・・・・・。」

「お母さん、源氏物語が全文載っているHPってないの?」

「ないんじゃないですか・・」

「なんで?!」

「著作権とかいろいろ」

「じゃ訳!訳しているHP!」

「それはあるでしょう。」


結局、河童姫はキレて・・そして諦めて
バタバタと自室にひきあげた。


源氏物語を訳したHPは存在する
だが、彼女はそれを読むことすらめんどくさいのだ。

できたら簡単に、一言二言で書いてあるHPがみたいのだ。

ホントは私に、おもしろおかしく語ってもらいたいのだ、源氏物語を。

原文なんか、今更、読んでられるか!っうことなんだ。





・・・・・・そんなヤツは、大学になんか行かんでエエ。



いつまでたっても、自分の進路と真剣に向き合わなかった結果が
今、二階で弟をいじめている。



育て方が悪かったんだといわれても、困る。
闘魂ちゃんはちゃんと育ってるんだから。