De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

憲法九条を考えるさがみはら市民のつどい

2006-11-30 09:59:01 | 話題・問題・ひとこと
憲法改正論議をよく理解していないので勉強だと思って顔を出して見ました。

 改めて、不勉強な私が分かりました。実情に合わない憲法は改正すべき、今の憲法は米国の押し付けだから自主憲法にすべし、・・・いろんな意見を聞いて、この平和憲法もいつかは実情に合わせて変えるときがくるのかなと思っていました。

 しかし、よく読んでみるとなんと見事な文章でしょう。当時こんな立派な日本語が書けるGHQがいたのでしょうか。米国からの押し付けがいやなら、国民投票でこの憲法の再認識を問うたらいかがでしょう。
 米国の押し付けという人も、今度の改正論議がまさに米国の押し付けであることは周知のことです。自民党が『自民党新憲法草案』というのを出しております。私たちは『憲法改正草案』だと思っていました。同じようなものに聞こえますがここには大変な意味が込められていたのですね。憲法改正までは今の憲法下で準備を進めなければいけないことは当然ですが、現行憲法前文には、「・・・・われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」という一文があります。この平和憲法の基本的原則(平和を守り国民の権利を守る)を犯すような憲法の改正はしてはならないという意味です。自民党案はこの原則を侵さざるを得ませんので、憲法改正でなく、まったく新しく生み出すという手続きを踏もうとしているのです。あたかも体制の崩壊があったような、革命があったときとおなじです。それほどまでに現行憲法は国家の名誉かけてこの崇高な理想と目的を達成することを目指しているのです。
 確かに理想論です。しかしこの理想論を掲げて我々は60年間、この考え方で国際社会と付き合ってきました。いまだ20世紀前半の考えで事を運ぶ国家、19世紀型ナショナリズムが蔓延している難しい世界です。何とかこの崇高な憲法を残したまま、世界に積極的に貢献する手立てはないものでしょうか。アメリカという力の強い兄貴分を(親分?)によっていじめから守られている心優しい日本。何とかこの弱さも誇りとして維持できないものでしょうか。

 憲法を読み直して見ましょう。その崇高さに涙さえ出ます。いじめられている子に、強くなっていじめ返しなさい!と鍛え上げるのが良いのか、優しい心のままでいなさいと我慢させるのが良いのか・・・・。


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2 コメント

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夏みかん? ()
2006-11-30 17:55:58
このイラストは?何方の作ですか。
いいですねぇ~今度の広報誌の時に雪山かなんかの絵を描いてもらうといいかもです。(高いかなぁ~)
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身内のものです (tatters)
2006-11-30 21:34:44
写真がなくて・・・。
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