とら八

今から約２０年前、私はある方と出会いました☆
当時、私はまだまだ駆け出しのひよっ子☆
ある方とは、そのひよっ子に一から仕事を教えてくださったＨＴさん☆

今年６５歳をお迎えになるという事で、当時の仲間や後輩たちを呼んで今までのお礼と度重なる無礼をお詫びしようと、私たちは秋葉原にある『とら八』という居酒屋に大集合となったのです☆

私がお店に到着した時、すでにＨＴさんは着席されていました☆

「ご無沙汰してます！」☆
「おお～っ！グルメッチー☆！元気そうじゃんか！！」☆
「ＨＴさんも相変わらずお元気そうで！」☆
「そりゃそうだよ、オメー！」☆

相変わらすのべらんめえ調です（笑）☆

「ＴＮちゃんとＡＭちゃんも来てたんだ」☆
「はい、少し前に着きました」☆
「おおーっと～！　そこに居るのはＫＤちゃんじゃん！」☆
「はーい、え～、ご無沙汰しております！」☆
「初めての社員旅行の席上、舞台の上で土俵入りをやったんだよな」☆
「え～、そうです、はい、」☆
「ＫＤちゃんも相変わらずだよな（笑）」☆
「グルメッチー☆は何を呑むんだ？」☆
「ＨＴさん、チューハイいきます！」☆
「ここのチューハイは濃いんだぞ」☆
「いいっすね～、濃いの！」☆

　　　　

「あと、つまみは串焼きからいきましょう」☆
「なんでもいいから早く頼めよ！」☆
「ハイハイ」☆
「ハイは一つ！」☆

なんか、あの頃に戻った感じです（笑）☆

「串焼きはタレにするよ」☆
「グルメッチー☆さん、塩じゃないんですか？」☆
「ＴＮちゃん、タレはそのお店の味だから、俺はタレ派なんだよ」☆
「へ～、そうなんですか、ＡＭさん知ってました？」☆
「そんなの知るわけないじゃん」☆
「ＫＤは知ってた？」☆
「え～、私も～、知りません！」☆

　　　　

「いや～、それにしてもこのメンバーが集まるのは何十年ぶりかな～」☆
「そうですよね～、時間はあっという間ですよ～」☆
「ＨＴさんが４０代前半だったんですからね～」☆

　　　　

「牛すじ煮込みが来ましたよ」☆
「どれどれ～、あっ！　美味しいー！！」☆
「そうなんですか？　あっ！　ほんとだ！」☆

　　　　

「鶏のささみも到着～」☆
「これも美味い！」☆

ここで、遅れていたもう一人の後輩ＮＫちゃんの到着☆

「どうもどうもどうも、遅くなりました」☆
「おっせーよ～！」☆
「あっ、は、はい、すみません」☆

ＨＴさんは舌好調です☆
何年経っても、上下関係はそのままなんですね～（笑）☆

２時間があっという間に過ぎ、宴はお開きの時間へ、、、☆

「また、たくさん集まってワイワイやろうな」☆
「はい、ＨＴさん、では早速来週あたりに（笑）」☆
「ば～か、そんなに酒は呑めないんだよ！」☆
「は～い、分かりました（笑）、年内にもう一回やりましょうね」☆
「みんなもそれでいいかい？」☆
「はい、ＯＫです！」☆

気分は２０年前とまったく変わっていない私たち、、、これから１０年、２０年経っても変わらないんでしょうね☆

『大人の居酒屋 秋葉原 とら八』
千代田区神田佐久間町2-17
03-5820-0388
営業時間　16:30～24:00(L.O.23:30)
定休日　年末年始

蔵王

神田神保町から駿河台下、そのまま神田小川町へ抜ける靖国通り☆
この道路を挟んだ周辺は、何十年も前から縁があるような気がします☆

二十歳前後の頃は、御茶ノ水の楽器店に顔を出し、マーチン、ギルド、ギブソンなどのアコースティックギターを羨望の眼差しで見ていたり、駿河台下交差点近くにあった安売りチケット屋さんで映画の券を買い、ロッキーやジョーズ、スティングから八甲田山にいたるまで、ありとあらゆる映画を鑑賞したり、通り沿いにある大きな眼鏡店には同世代の娘さんがいらして、仲間と共に店頭へ行って楽しくお話しをさせていただいたりと、思い出がたっぷりあるんです☆

今回、また歩く機会ができましたので、靖国通りをブラブラと、、、☆

時間は午後４時☆
多少、小腹が空いてきた感じ☆

ミズノエクスポートの辺りに差し掛かった時、見覚えのある看板を目にしました☆
「おっ！　大勝軒だ！」☆

大勝軒といえば、山岸一雄さん☆
あの『東池袋大勝軒』を創業させた方です☆
こちらの“もりそば”は看板メニュー☆

昭和２６年に山岸さんと兄貴と慕っていた１０歳年上の坂口さんとで、『中野大勝軒』を立ち上げた際、湯飲みの中につけだれを入れ、茹でた時に余る麺を集めて賄い食として食べていたのをお客さんの目に留まり、それが後々のつけめん（もりそば）へと発展していきました☆

「つけめんでも食べるか」☆

私は階段を上がり、店内に入ります☆
すると、、、☆

「すみません、ちょうどスープが切れまして、今、新しく作り直しているところなんです」☆
「どの位の時間がかかるんですか？」☆
「そうですね～、約３０～４０分はかかると思います」☆
「そうですか、、、では、またにします」☆
「すみませんでした」☆

こうなると、どうしてもつけめんが食べたくなるのはしょうがない事☆
（どこかにお店はないかな～）☆

地下鉄小川町駅方面へと足を進めます☆
しばらくすると、『蔵王』と書かれた看板が見えてきました☆

近くへ行きますと、大きく“つけ麺”とあります☆
（あった～！　ここに決定！）☆

店内は４時という事もあり客は私を含めて４人☆
とても静かな雰囲気です☆
お昼時は戦場なのでしょうが、、、☆

私は“辛味噌つけ麺”をオーダー☆

　　　　

こちらの麺は『大勝軒』のそれとは正反対の細麺☆
麺につけだれがよく絡むようになっています☆
丸々１個のゆで卵、もも肉チャーシュー、たっぷりのワカメと、ボリューム満点☆
辛味噌との相性もなかなかいい感じ☆

　　　　

食べたい時に、食べたい物があるのは最高の瞬間☆
それを満たしてくれる靖国通り周辺は、これからも私にとっては“縁”のある街として続いていくのでしょう☆

でも、『大勝軒』は気になるな～（笑）☆


『蔵王　お茶の水店』
千代田区神田小川町2丁目2-7
03-5281-7077

魚や一丁

「ＫＮちゃん、秋葉原でＵＳＢメモリーかＳＤカードを買いに行くから、ランチを一緒にどう？」☆
「え～、また買うんですか～？」☆
「だ～って、安いんだも～ん」☆
「この前よりも安くなったんですか？」☆
「そうなんだよ、４ＧＢのＵＳＢメモリーが１０００円を切って９００円、８ＧＢが１８５０円、２ＧＢのマイクロＳＤはこの前６８０円だったのが、なんとなんと５００円になったんだ」☆
「ごっ、ごひゃくえ～ん！？」☆
「そうなんだよ、２年前に２ＧＢのミニＳＤをネットショップで２５００円で買った時、これ以上は安くならない！と思っていたのに、そこから５分の１になってるんだよ、すごいだろ？　使ってるＰＣの容量もフルに近くなってるんで、バックアップの意味合いもあってね」☆
「分かりました、では中央通りの交差点で待ち合わせましょう」☆

私が使っているＰＣは、ほとんどが食べ物画像と音楽ファイルばかり☆
もう、何万枚という画像が収納されていますが、ここに音楽ファイルが加わりますと、ディスクが一杯一杯☆

５００ＧＢとか１ＴＢがあれば問題はないのでしょうが、私のは脆弱ＰＣなのでメモリーバックアップは必要不可欠だったのです☆

「よっ！　突然悪いね」☆
「いえいえ、大丈夫ですよ」☆
「で、お目当てのメモリーはあったんですか？」☆
「うん、あったよ～、家電量販店で買うより数段安いから、本当にアキバはすごい街だよ」☆
「よかったですね～、では、食事に行きましょうね」☆
「ＯＫ！」☆

私たちは中央通りを、末広町交差点方面へと足を運びます☆
すると、反対側の道路から、青信号と共に大勢のサラリーマンがドッとこちら側に渡ってきました☆

「すごい勢いだね～」☆
「あのビルに吸い込まれていきますね」☆
「秋原プレイス、、、飲食店がたくさん入っているビルだよ」☆
「じゃあ、ここにしますか」☆
「うん、そうしよう！」☆
「あっ！　３階に『魚や一丁』がありますよ」☆
「銀座のお店にはよく通ったな～、ランチはまだ経験が無いから、入ろう！」☆

店内はＡＬＬボックス席になっていて、隣通しのプライベートは守られる造りとなっていました☆

「今日の日替わりは何ですか？」☆
「はい、豚の冷しゃぶです」☆
「じゃあ、それを二つお願いします」☆

　　　　

私は豚肉が大好き☆
特にばら肉には目がありません☆

卸しポン酢に湯通しされた豚肉を浸し、一気に頬張ります☆
熱々のご飯と合わせますと、美味しさ倍増☆

　　　　

レタスともやしのシャキシャキ感も心地いい、、、☆

「ここはご飯と味噌汁のおかわりは自由で、食後のコーヒーも付いてますよ」☆
「いいね～、それは、今では２００円を切るコーヒーはベローチェぐらいだもんな～」☆
「食事とコーヒーで１０００円を超える事もありますからね」☆
「７００円でお釣りがくるのは助かるよ」☆
「店内も綺麗だし、ボックス席は落ち着きます」☆

秋葉原はメモリーだけじゃなく、ランチも安い事が分かりました☆

『魚や一丁　秋葉原店』
千代田区外神田3-15-1秋葉プレイス3F
03-5294-0202
営業時間 16:00～23:00
定休日 無休

しら田

「今日は何にしようか」☆
「そうですね～」☆
「カレー、つけめん、鶏、ハンバーグ、魚、、、」☆
「そういえば、魚は最近行ってないですよね」☆
「よし！、今日は“魚”でいこう！」☆
「ＯＫです！」☆

本日は、お肉大好きＭちゃんと日本橋のジョンデンバーことＹＭちゃんとのランチとなりました☆

最近、Ｍちゃんは上野方面で面白い居酒屋を見つけたそうで、その内容を教えてくれます☆

「御徒町に“１００円ダイニング”というお店があるんですよ」☆
「あっ！それって日本橋にもあったよ！大日本インキ（ＤＩＣ）ビルの裏側だった！」☆
「あらかじめコインを買うんです」☆
「いくらの？」☆
「はい、１０００円で１１枚分なんです」☆
「そうすると、約９０円だ」☆
「そのコインを持ってカウンターからおつまみや飲み物を受け取るんです」☆
「ほとんどが１００円ですから、１０００円分で酔えますね」☆
「センベロ（１０００円でベロベロに酔える店）がもう一つ増えたね～」☆
「今度、一緒に行きましょうね！」☆
「ＯＫ牧場！！」☆
「ところで、今日のお店は？」☆
「今日は『しら田』にしよう！」☆
「いいですね～、豚汁付きで美味しいですからね」☆

お店にＩＮです☆

　　　　

「今日の日替わりは何ですか？」☆
「はい、鮭の粕漬け焼きです」☆
「あっ、じゃあ、それで！」☆
「私も！」☆
「じゃあ、３つで！」☆

今の時期、魚は脂がどんどん乗ってきていますので、美味しくいただけますが、こちら『しら田』は、季節ごとの旬な魚を美味しく仕上げていただけるお店として、日本橋茅場町周辺ではかなり人気があるんですよ☆

今回も店内はすでに満杯☆

「相変わらす人気が高いね」☆
「ここはご飯も美味しいですからね」☆
「お米は新潟かな？それとも富山かな？」☆
「どちらも美味しいお米ですからね～」☆
「両方の美味しいところをブレンドにしているかも？（笑）」☆

待つ事５分、到着しました☆

　　　　

「見るからに脂が乗って美味しそうだな～」☆
「では、いっただきまーす！」☆
「はあ～、美味しいな～」☆
「身がプリプリですよ」☆
「味付けもいい感じだから、こりゃ嵌るわ！」☆
「ご飯も美味しいですよ」☆
「う～ん、豚汁も美味しい～」☆
「五臓六腑に染み渡るとはこの事だな～」☆
「はあ～、いいな～」☆

一口食べるごとに感想を言い合い、そして感動し、最後は感服☆
『しら田』はそんなお店なんです☆

「いつきてもここはいいな～」☆
「今まではずれた時は無いですもんね」☆
「なんか～、癒されますね～」☆
「忙しくてイライラしてる時なんか、ここが一番」☆
「イライラしてなくてもいいですよ（笑）」☆

『和食　しら田』
中央区日本橋茅場町2-3-8
03-3661-8714
定休日 土・日・祝定休
平日11:00-14:00/17:30-21:00

神田加賀廣

「来週、呑みに行かない？」☆
「来週はどうなるか分からないので、今日にしませんか？」☆
「えっ！　いいの、今日で」☆
「できれば、、、」☆
「よ～し、今日、行こう！」☆

ってな訳で、親友ＫＮちゃんとの呑み会があっという間に決定☆
二人が行く所は、『神田加賀廣』です☆

　　　　

ＪＲ神田駅南口で落ち合った私たちは、日銀通りを南下☆
３～４分ほどでお店に到着です☆

「こんにちは～！」☆
「はい、いらっしゃい！　おっ！　今日は二人ですね」☆
「はい、お世話になります」☆

いつものように、優しい笑顔でご主人がお出迎え☆

「焼酎のキープボトルを出していいですか？」☆
「はい！で～、黒ホッピーもお願いします」☆

　　　　

焼酎を注ぎまして、、、☆

　　　　

黒ホッピーの出来上がり～☆

　　　　

まずは、“野菜炒め”をつまみに黒ホッピーをグイっといきます☆
これが美味いんです☆

　　　　

“ピリ辛もつ炒め”、“れんこんのはさみ揚げ”、“マーボー茄子”も揃えてテーブル上は賑やかになってきました☆
ＫＮちゃんは“ピリ辛”、私は“マーボー”が大好きなのですが、こちらのお店はなんといいましょうか、、、痒い所に手が届くような料理のラインナップなんです☆
にくいお店ですね～☆

　　　　
　　　　

“枝豆”と“チーズ揚げ”も到着☆
宴も佳境に入ってきました～☆

「ここは本当に落ち着くお店だね」☆
「大人の街だからかもしれませんね」☆
「これが渋谷とか新宿だと店内はかなり賑やかになっちゃうからね」☆
「それがいいって言う人もいますが、やっぱり『加賀廣』の雰囲気はいいですよ」☆
「安くて美味しくて、ご主人が優しいときたらこの上ないね」☆
「そういう事ですね！」☆
「じゃあ、千石一升を一本新規でお願いしま～す！」☆

黒ホッピーを５本、一升瓶の新規、料理６品、以上でお一人様２０００円台☆
いつもいつも、ありがとうございます☆

『加賀廣』
中央区日本橋本石町４－４－１５平和本社ビル２Ｆ
03-3270-3585