東京日和 素敵な暮らし for all women インテリアのレシピ

インテリアをとおして・・仕事、プライベート、子育て。色々なシーンでその場所をより楽しく過ごすエッセンスや情報を綴ります。

リノベーション現場から

2018-08-26 | リフォーム
最近、多くリピートされた記事その4。 2017.6.3 の記事です。 基本的にいつも、お客様のこと、建築のこと、美しいデザインのこと、美味しい体をキレイにする食事の事!!(笑)を考えています。

こんばんは(*^_^*)

この2月から、不動産会社のリノベーションの

お仕事のお手伝いをしております。

今後は、設計事務所さんとのお仕事に展開していきます。


さて、今日は昨今のリノベーションの現場をご紹介したい

と思います。

東京には、数え切れないくらいの中古マンション物件が

あります。不動産で買い付けた物件を、お客様に代わって

リノベーションをして、再販していくわけですが、

築20~30年の物件も内部は最新の水回り設備や

いまどきのデザインで新築物件と同様に綺麗で快適に

生まれ変わります。間取りが使いにくかった場合は

勿論、大幅に間取りの変更もします。

キッチンに関しては少なくても一列配列(I型)の間口

どんなに古い物件でも1800mmあります。いわゆる、昔の公団サイズのキッチンです。

システムキッチンの配列で言えば、W150のサイドキャ

ビネット(スパイスラック)、W600ワイドの3口コン

ロとW1050のシンクキャビネットの組み合わせが最小

でしょうか?それ以下のW1650以下は(キッチンは基

本的に150モジュールとなっています。)は、基本、単

身者用ののキッチンとなるかと思います。といいますのも

間口1650以下のものは、ガスが2口、しかもにコン

ロの口が前後に付いているものがほとんど、家族用には向

きません。


W1800のキッチンは私も新婚当初、賃貸物件で使わせ

て頂きましたが、シンクとガスコンロの間の作業スペース

がやはり40cmくらいになってしまいますので

キッチン後ろにあった食器棚・冷蔵庫スペースを上手く活

用するために、食器棚の幅全体真ん中がカウンター状にな

って下台は引き出しキャビネットと両開きの組み合わせ、

上は手の届くちょうど良い位置に扉がくるものを探して、

購入しカスタマイズしました。カウンターをキッチンで

作った物の配膳台の補助、家電置き場、お茶のサービス

コーナーにしました。とは言え対面キッチンでしたので

小さな子供の子育てには、調理をしながら子供に目を配

れるので最適でした。やはり、W1800以下ですと、

作業スペースは足りないので、後ろにテーブル状のもの

はあった方が作業効率はよいですね。

さて、古いマンションのリノベーションではほぼW18

00のキッチンは取払い、間取り変更をして、使いやす

いワイドの対面キッチンなどにします。





キッチンを新しくリノベーション(リフォーム)する場

合よっぱど、間取り変更が不可でない限りは、使いやす

い大きさのキッチンになるように間取りを変更するのが

基本的なリフォーム設計かと思います。お金をかけるか

らには設備が使いやすく、機能性が上がるようにする

のは設計士として一番の基本だと思います。

リフォーム設計のまず第一は、当然のことながら既存の

老朽化した設備を一新し、機能性を上げる。使い勝手の

悪かった間取りを良くすることを考えます。動線や作業

効率、作業スペースや収納スペースの確保など、まずは

生活の機能(ハード面)の改善が最優先、その次に意匠

にもお金を掛けれれば(水回りの設備を全ての一新、間

取りを変更、クロス、フローリングの張替えだけでも、

何百万単位でお金は掛かります)そこも考えていくとい

う順番になります。

例えば、マンションの場合、外部サッシは共有部分なの

で変更出来ません。戸建ての場合キッチンの前が窓の物

件も多いと思いますが、窓の形を横長から縦長に変えた

り大開口にしたりしますと、当然のことながら外壁も壊

しますので、サッシの交換以外に勿論、構造部分の壁の

木工事、外壁補修(一部壁を変更するのも、外観上、場

所により目立つますので、外部サッシの形を変える=外

壁の全面張替をすることが多いです)がありますので、

その部分にも大きく費用はかかります。

例えば、キッチンのシンク前の窓を大開口にする時には

理由があります。家が大パノラマの中に建っているとか

庭が綺麗に行き届いたものであるとか、窓から、外の自

然を切り取れるとか、自然と一体になれるとか、そんな

場合はシンク前を大きな窓にして、鳥のさえずり聞きな

がら洗い物をするとか、窓に映る木漏れ日を感じながら

お茶を入れるとか、誰しも一度は憧れるキッチンかな?

と、思いますが・・それも建物の立地条件によりです。

道路に面したキッチンなら逆に、窓を無くすか、小さく

して、視線を遮る。西日もそうです。何かを設計で取り

入れるのには必ず理由があります。横長の窓を縦長に設

けると、窓のない部分は低く吊り戸を吊ることが可能で、

アイレベル(丁度、手の届く目線の高さ)の使いやすい

位置まで吊り戸が吊れて便利になります。


リノベーションをする場合の費用の優先順位。①老朽

化した設備、クロス、フローリングの張替 ②間取りの

変更 ③窓形状の変更、外壁の張替もしくは再塗装

④意匠の変更、一般的には、住宅のリノベーション(リ

フォーム)とインテリアの変更は別のカテゴリーかも知

れませんね。と、いいますのも、リフォーム専門の業者

さんは、水回り部材の商材をかなり安く仕入れることが

出来ますので、そこでまずコストダウン出来ますし、手

掛ける物件数、年間リフォーム数は100~200件と

するならば、かなりこなれた間違いなく安心な工事とな

るからです。餅は餅屋ということでしょうか・・

コストを圧縮できるのは間違いありません。水回り商材

はリクシル、パナソニック、クリナップ、タカラ・・・

を基本の大手として、、高級キッチンのメーカーもあり

ますが、まず、国内生産の安心感、精密な工場製品の信

頼度、確かな開発力(その道のプロフェッショナルが企

画・開発した商材)・機能性とう点では間違いのない満

足が得られます。扉面材も1シリーズで20~30のカ

ラーバリエーションで網羅しておりますので、何かしら

気に入るものがあります。リフォームをお考えならば

まずは専業の業者さんに相談することをおススメします。



玄関部分の天井と下駄箱の下の建築化照明を入れた事例。 来場のお客様にも大好評でした。 壁付けI型配列のW1800のキッチンを取り、間取り変更。 壁も取っ払って、対面式のアイランドキッチンに。リビング ルーム側には、棚も設置。転売のリノベーションでは多い プランです。 各部屋、シンプルなアクセントクロス。上手に選んで お部屋にグレード感もアップ! ティファニーブルーのクロスを貼りました。爽やかな空間に。 設備入れ替えのみのリノベーション キッチンの扉をラステック木目、吊り戸と下台をツートンカラーに。 キッチンはクリナップのラクエラです。 トイレはウォシュレット交換とクロス張替のみ。 アクセントクロスは木目調。白いクロスはエコカラット調?!で。 木目に癒される空間となりました。 和室はクロスの貼り換え、フスマ、間仕切りの戸襖、畳の表替え のみ。クロスはストライプのベージュ。アクセントクロスは 粗いグレー織柄で、シャープさ×素朴感を演出。クロス100番台。 量産クロスでもおしゃれさは出せます。 畳のヘリをアクセントクロスに合わせてグレーにしました。 お読みいただき、ありがとうございました。 33 これかも、ぼちぼち、インテリアや毎日を楽しく過ごす 情報をお届けいたします。 ランキングに参加しております。(#^.^#) 良かったら、ポッチとポッチとクリックして応援をお願いします。 インテリアコーディネート ブログランキングへ にほんブログ村


アクアリウム

2018-08-26 | ストーリー
最近よく読まれていた記事その2

2016.2.7より

ショートショート。私が、昔からかなり好きなイルカ🐬のお話。
お話の情景が浮かび易いように書いてみました。

米津玄師さんの『lemon』より先に、レモンを題材に入れたのが、自分的には檸檬lemonだよね!と。冬のレモンの黄色の鮮烈さをイメージして頂けると嬉しいです(^-^)

あっ。。檸檬は、藤沢に住む叔母に頂いた檸檬の実体験です。

文体、ソース、テーマ、ノリ?それも、最初は何かの成功の例の真似からですよね。
真似ぶ=学ぶはあり。クリエーティブもセオリーがある以上の真似るからはじますよね。芸術的なものも。絵も模写がありますし、音楽もコピーがあります。絵の静物画なら、果物などの自然の偉大な!偉大です。物を自分のフィルターを通して解釈して描写し、自分のカラーや雰囲気をキャンバスに投影していくものだと思います。






庭に檸檬がなっていた。

「湘南でも檸檬が育つんですね。

「今年は何故か豊作だったのよ。最後の3つ持って行って。
と言って、家人は枝切りバサミで、その1つを枝から切り取って

私の手の上にのせてくれた。

「綺麗な檸檬ですね。レモンジャムでも作ってみますね。」

私は以前、スペインの地中海沿岸の町で、街路樹に普通に

檸檬が成っているのを見た時にいたく感激していたので

庭に檸檬を植えている家人は本当に素敵だと思った。

しかも、ちゃんと育ってる。手の平にあるそのリアルな黄色い

果実に自然に顔がほころんだ。

レモンジャムをパウンドケーキの生地に混ぜたり、ヨーグルトに

混ぜるといいかも。素敵なお土産を頂いた。

「どうもありがとうございます。また、来ますね。」そう言って

門まで出てニコニコといつまでも見送ってくれる家人に別れを告げた。

その家は海からほんの近くにあったので、私はふっと

海浜公園まで足をのばしてみようと思った。

公園は海岸線沿いに遊歩道になっていた。

遊歩道に出てみると、遥かに江の島が見えた。

そう遠い距離に思えなかったので江の島まで歩いてみることにした。

真冬の海を歩くのは初めてかも知れない。

幸いオーバーコートにブーツ、マフラー、防寒タイプの手袋を

していたし、海は凪いで、海風は無かった。

それでも、その遊歩道の先の海の中には、点々と黒く

サーファーがいるのが見えた。

道すがら、海から上がって来るサーファーに何人も出くわしたが

どの人の顔も満足げに微笑んでいた。海は人を癒すらしい。

凪いだ海のきらめきと、静かな波の音を聞きながら歩くうちに

私の心も静かになっていった。

江の島まで20分くらいかと思ったが、もう少し遠かった。

私は歩いて来た道を振り返ってみた。

最初、近く見えていると思った江の島より、

振り返った私の出発点は遥か先に遠かった。

こんなに歩いて来たんだ。。。

私は江の島に着くまで、何度か振り返り、その出発点を確かめた。

どこ? 遠くて、小さくてわからない。。

30分ほど歩き、水族館のイルカショーのステージの間仕切り壁の

所にたどり着いた。

時間は3時を回っている。まだショーはあるのだろうか?

最終のショーは4時だった。

なんだか、私は無性にイルカに会いたくなって

ショーを観ることにした。

ショーのイルカは本当に愛らしく、いたずら好きだった。

前方の観客にジャンプする際、豪快に水しぶきを掛けていた。

観客は心ゆくまで、彼らのジャンプや彼らを誘導するスイマーとの

心温まる交流を楽しみ、笑顔になった。

イルカたちは本当に楽しそうに泳ぎ回ってジャンプをして

キュキュキュと鳴いた。

私は彼らの純粋さに感動した。そして、心からしあわせに思った。


もしかしたら、遥かな海岸線を歩くうちに

湘南の物語から始まったかも知れないパラレルワールドは

閉じたのかも知れない。

道は1本道だったけれど、何処かで次元は元に戻ったのかも知れない。

そう思った。









※物語はフィクションです(^_-)-☆

 
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London Whitehall 永遠に大切な都市

2018-08-26 | ロンドン
こんばんは。

最近、何故かよく読まれていた2016.9.28記事です。
ロンドンの事が知りたかったのですかね?
最近は書きませんが、気が向くとショートショートを書いています。
誰もが、自分の心中にしまっている物語。そんな感じで書いています。

今日は、ちょっと前のアリアナグランデを聴きかなら、はやりちょっと手を止めながら、、
自分を停止!?(笑)してみました。そんな日もありますよね。






長い時間の経過の中で、いつまでも色あせないものがあります。

淡々と、しかし、いつも希望に満ちていた20代。

その時に私の心にしっかりと、根をはったロンドンという都市は

私の心の中で、いつも大切な存在として生きています。

ロンドンは私にとって、今も特別な存在なのです。

ロンドン。。もしかしたら、他の国になるかも知れませんが

1度きりの人生。今、海外で暮らすことも考えています。


       *       *       *




『ホワイトホール』


「トラファルガー広場・・・あっ、違うな。やっぱり、
バッキンガム宮殿の近衛兵から3m離れたところで、
待ち合わせにしょう。」

「えっ!バッキンガム宮殿!!の近衛兵??やだな。そんな
目立ちそうなところ。」

「いいんだよそれが。トラファルガー広場なんて、みんなが持ち合わせ
てしてるし、東京で言えば、ハチ公前だから。異国の地で、
変な奴に声でもかけられたら困るだろ。近衛兵のそばなら
そんな目に合わないから。」

「いいよ。トラファルガー広場で。大丈夫だから。」

「だめだよ。東京とは違うんだよ。近衛兵の隣、そこで待ち合わせな。
バッキンガム宮殿な。1時に。
俺、午前は仕事だから。午前は学校にいなきゃならないから。
空港に行けなくでごめんな。」

「大丈夫。フリーのツアー参加だから。女子ばっかりの。
出発前に成田空港で仲良くなっておくから。1人になることないから。
ごはんくらいは一緒に食べてくれるでしょ。きっと。」


彼とは知り合って4年になる。学生だった時から、今年で社会人2年目。

去年、彼は突然こう言った。

「俺、ロンドンに行くことになったから。」「えっ?」

「俺、教員になりたくてなったんだけど、悩みは意外とあるんだよね。」

「やっと、チョークで書くことにも慣れたけど・・生徒は
やっぱり、かわいい奴らだとも思うけどね。学校ってところがね。」

彼は、学生時代そう真面目なタイプにも見えなかったので、まさか

教師になるとは思わなかった。私は彼の悩みについて聞かない。

彼も具体的な悩みは話さない。まだ、社会人一年、ありがちな葛藤について

打ち明け合ったところで、どうにもならない。なんであろうが、

やるしかないからだ。

私は2年の時、彼は3年、私は短大だったから、彼より1年早く社会人になった。

彼も私も別に彼女、彼がいて、でも何故か、私が会いたいと連絡すると

「いいよ。どこにする。」と、1つ返事で会ってくれる。断られることは

ほぼ無かった。

彼の顔を見て、取り留めのないことを話すと安心する。

彼は私のビタミンだったのだ。淡々とした落ち着いた人。

いつも何かに熱中している。勝負している??負けるのが嫌い。

何かをクリアするのが好き。たとえ、高熱があっても、そんな感じだったので

聞かなかったが、何につき動かされてるかな?と思った。

教師になった時は、本当にびっくりした。教師になりたかったんだ。。

そういうタイプには見えなかった。


ある日、地下鉄の赤坂見附駅の銀座線から、丸ノ内線に乗換えるホームで

白いシャツを着て、年上の女の人といる彼を見かけた。

私は声をかけてはいけないような気がして、見なかったことにした。

「いたでしょ?」後で聞くと、「いないよ」彼は少し悪い奴なのだ。

教師になったのかあ。。真面目だったのね。

しかし、そんな彼と、少し閉鎖した社会である学校という場所が

ぴったり合ってるのかなとも、心のどこかで思っていた。

「すこし。環境を変えて続けていこうと思って。」

彼は公立高校の教師から、東京の私立高校のロンドン高の教師に、

職場を変えることにしたのだ。

「なんか、ロンドンだなんで華麗そうだけど、あれで生徒たちもいろいろと

あるんだよね。かわいそうだよなって思う事もあるしさ」

「そうなんだ。大変だね」「だな」


私のビタミン剤だった彼が遠くに行ってしまって、会いたい時に

会いたいと思っても会えなくなった。しばらくはその状態に

慣れようとした。

「・・・」言葉が無かった。私は彼を好きだったのかもしれない。。

私は、慣れない遠い異国の地で退屈しているに違いない彼の為に

6時間のビテオを製作?した。ビテオレターではない。

日本のTV番組。しょっぱなに金曜ロードショーの「エイリアン」!!

(これは、不評。。何回も見てるから、と。)面白いギャグやトーク、

ドラマに、CM、面白そろかもというものを、片っ端から録画して

自分でも観て確認をして、面白くなかったらその部分は削除して

作った渾身のビデオをイギリスに送った。

「お前さ、気の利くヤツだったんだね。エイリアンは要らなかったけどね。

後は最高に面白かったよ。生徒にも見せてもいい?」

「そう?良かった!頑張ったもの。いいよ。どんどん見せてあげて」

エイリアンは得体の知れないものには負けないでっていうメッセージと

時間稼ぎ。。言わなかったけど。

私たちは、お互いを傷つけない。彼は私を絶対に傷つけない。

だから、いつまでも好きだったのかもしれない。

そして、会いたいという気持ちは、じゃあ行けばいいいじゃない??

ロンドンの会いいけば!になった。

そして、そう思いすぐに実行に移した。




待ち合わせはバッキンガム宮殿。そこから、ハロッズに行き、彼はそこで

何か買い、用事を済ませた。



そして、ケンジントンの通りを歩き、彼は

「ここはロンドンでも高級な住宅エリア。綺麗な街並だろ」そう教えて

くれた。「そうね、とても素敵なところ」やはり、その趣に日本にはない

石造りの歴史と重厚さを感じる。



その後、ショッピングエリアで服を覗き、老舗が並ぶレストランの通りで

インド料理を食べた。「好きなもの言って」「イギリス料理以外なら・・」

そう、イギリスの食べ物に早くも辟易としていたのだ。

彼はその後、同僚といつも飲むお店を教えてくれた。

元気そうで良かった。私の心配は取り越し苦労だった。


私も彼も、観光地にはさほど興味がない。

「アビーロードはここだよ」「時計台はここだよ」車で回って

通り過ぎた。



私は、ハイドパークの近くのホテルに泊まっており、

私たちは少し公園を散歩した。



「元気でね」「ここでは暇な時は普通にゴルフだから」

「ふうん」何か夢中に勝負することあって良かったね。

彼は仕事があったので、その後のロンドンは、成田で知り合った

女の子たちと、コヴェントガーデンに行き、ロンドンらしいものを

探し、ウエストエンドで、前もって買わなくてはミュージカルは見れない

ことを知った。全く疎い。女3人でイングリッシュパブにも行った。

翌日、半日かけて大英博物館の展示を1人で見た。心優しい彼女たちとは

別れて、1人になりたかったのだ。日本でまた会いましょうね。

地下鉄のドアが閉まる時に、知らない男の子にエスコートしてもらい、

入口のドアは紳士がレディーファーストでドアを押さえてくれる。

知らない人に優しくなれるいい習慣だと思った。


その2年後、彼は日本に一時帰国した。私たちは彼がいた新宿で会い

二人で街の夜景を見降ろしながら、話しをした。

彼は、日本に新しい生徒たちを迎えに来たのだ。

「いつまで、イギリスにいるの?」「とうぶん」


出会った時、学生だった私たち。その後、私はまた学校に行き

建築の仕事に就いた。彼に会ったイギリスのケンジントンで見た

建物のように縦に一列に並ぶ出窓が特徴の室内にスキップ部分が

あるの三階の部屋に1人暮らしをするようになった。

そして窓はケヤキ並木の通りに面していた。

私も親から独立して、頑張っていた。

「君はすごいよ」「・・・」その言葉に天職だと思えた仕事に

疑問を持った。あなたのほうがすごいけれど。。

私たちは遠くなった。

その後、連絡先が分っていても、お互いに連絡を取らなくなった。

何でも、当たり前に出来てしまう彼は、自分の上の方の人だと

ずっと思っていたので、私がすごいという彼にびっくりしたのだ。

何でそんなことを言うの??そう心の中で思った。

何を言っていいのかわからなくなったのだ。


彼が出会った時に、他のものと一緒にくれたヴィトンのキーケースだけが

いつまでも壊れずに、家に帰り着き、玄関のドアに鍵をさす時に

「お帰り、今日も頑張ったね」と言っていた。

その後、キーケースは散歩の帰りに落としてしまった。

肌身離さず持っていたので、無くしたことにひどく動揺したが

私の代りに、探そうとしてくれた、今の大事な彼に、心のキーはうつった。

ブラックホールに反転するホワイトホール。

ブラックホールとホワイトホールが一方通行のワームホールを通じて

繋がっているように、心のすべては光以上の速さで、時空を移動した

ようだった。

時空を移動した先は、一行通行で戻ることは出来ないのだ。

あの日、トラファルガー広場からチェルシーに抜ける、3212号線の

道路の一部である”ホワイトホール”を車で走った時、既に、

時空を通過していたのかも知れない。



ワームホールに入ってワープした時間は、気づかないうちに

私を違う世界に移動させていた。

                <今のどこにも存在しない、あの頃の二人に捧ぐ>


       *       *       *




ここからは、ロンドンの素敵なところや場所を少しご紹介します

<コヴェントガーデン>
造りは、TDLのワールドバザールみたいですね。こちらが本家ですね。



<ノッティングヒル>
ノッティング・ヒルはロンドン西部の地域で、行政上はケンジントン・アンド・チェルシーに属する。
高級住宅地であり、洗練されたブティックやレストランも多数存在する。
また、映画「ノッティングヒルの恋人」の舞台としても知られている。



<ホテルバウンダリー>
このホテルは、テレンス・コンランが、バウンダリー・ルーフトップ、ホテル、レストラン、バー、
アルビオンカフェを、「楽しく」、「野心的」、「気取らず」、かつ「完璧に」を、モットーに
多目的なスペースとして、コンランのビッキー夫人、ピーター・プレスコトと組み
細部に至るまでデザインをしている。








<シチズンM ロンドン バンク>
2013年に建った新しいモダンなホテル。デザインの面白さは必見です。








<ホテル41>
英国王室の方々が滞在致しており美しいバッキンガム宮殿とイギリス中世の大規模なゴシック建築として知られているウェストミンスター大聖堂の間に建設されている「ホテル・41」は、趣のある古典的な外観が特徴的で隅々にまで配慮が行き届き魅力的なブティックホテル。







<大英博物館>





<ナショナルギャラリー>



<フォートナム・メイソン>
老舗百貨店。




<アフタヌーンティ>
イギリスと言えばアフタヌーンティ。三層になったお皿に、ケーキやスコーン、サンドイッチ
が盛られ、美味しい紅茶と共に、洗練された空間で午後のひと時を過ごす。
至福の時間と空間。

☆ゴーリング 5つ星ホテルで頂く、最高のアフタヌーンティ



☆ザ・ギャラリー
レストラン”スケッチ”の中にある、アフタヌーンティ専用のお店



☆ザ・バークレー
バークレーホテルのファッショニスタアフタヌーンティー。その時期最新のデザイナーズファッションを取り入れたお菓子色鮮やかでファッショナブル。





私にとってはかけがえのないロンドン。そこは私には大切な場所なのでした。

通っている英会話の若い先生方は本当に日本語が、堪能です。そして、心がフラットでアクティブですね。そういうのも、普段の日本ぽい型にはまらなくて、私は楽しいし、逆に彼女たち(女の先生方は総じて若い)にも、日本を心から楽しんで欲しいそう思い、私も勉強という型にはまらないように会話するようにしています。会話はコミュニケーションですから。。何か文法を覚えたり単語を暗記するのは、一人でも出来るし、一人のほうがたくさんできますよね。と、思っています。

いつでも、どこにでも、日本でなくても、どの世界にも一生懸命勉強をしていたり、素晴らしいお仕事をしている人は世の中にはいくでもいるのだということも忘れないほうがいいなあ~


これまでを振り返っても、しあわせを感じる瞬間や、しあわせだと思えることは、人それぞれ。。
物ではないと言っていた、安藤忠雄先生に私は共感するかな。。自分がいる空間の空気とか、自然の中にいて感じる人間らしさとか。後は、回りの人、ほんの身近にいる家族や同僚や、たまたま居合わせた人、たまたま会話した人と、ほんの小さな、当たり前と思えるような事にお互いの優しさを感じられたら、結構、とてもしあわせだと思えます。



読んでくださりありがとうございます。


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