こんにちは(*^_^*)
今日の東京は春一番とか?
ポカポカ陽気のようですね。
埃は苦手です。風の強い日はねええ~
そろそろ花粉の季節ですね。まずは、アレルギー用の目薬
から初めて対策します。目は一番、露出している粘膜なので、
そこから保護します。結構、目と鼻はつながっているので
私は有効かな?って思っています。
作家の重松清さんの原作の新しいドラマのDVDを見ました。
重松清さんと言えば、ドラマ『流星ワゴン』を見られた方も
多いのでは。TBSの日曜日のドラマでした。
丁度、息子が原作本を読んでいて、ドラマも見たいとのことで
家族で見ていました。私はどちらかというと、西島秀俊さんが
ホームドラマでどんな演技されるのかが気になったかも、、
妻役の井川遥さんが綺麗過ぎて、、かなりの美男美女カップル
でしたが、、お話は結構複雑。交通事故で亡くなった親子の霊
と、確執があって和解出来なかった頑固おやじ(香川照之さん)
の父と息子(西島秀俊さん)。何故か自分と同じ年齢の友人
”ちゅうさん”に姿を変え父と息子、霊の親子この4人で、タイ
ムマシーンのワゴン車!!に乗り、過去に戻って、家族と再生
していくというかなり奇想天外なお話。私は、香川さんの濃い
演技に圧倒されてましたが・・・息子はそこも面白いと言って
おりました。幾つかの劇団で舞台化されている作品で、エンタ
ーテインメントな部分もあって毎回見てしまうドラマでした。
TVドラマってやはり、エンタメ要素は大事だと思います。
さて、重松清さんの小説『希望ヶ丘の人々』をWOWOWが
ドラマ化。そのDVDを借りて見ていました。
興味深かった点は、開発当時は希望に満ちた都心郊外の海が
見えるニュータウンも20年以上という歳月の後に、人口減少、
高齢化で街はさびれ、活気を失っている設定というところ。
開発当初はその街の家が買える人々はある一定以上の所得層で
街は活気としあわせ感に満ちていたけれど、その時がピークで
今は人口流失の現状に任せるばかり。。そういう街は、日本の
いたるところにあるのではないでしょうか?それでも、日本と
いう国はこれからも、どんどん新し土地を開発していくのでし
ょう。空き家になった家。ゴーストタウン化した街。どうなっ
ていくんでしょうかね。まさに、家の使い捨て?今ある物を大
切にして変化させていく、古民家再生。今後、人口減少してい
けば、全体のパイはどんどん小さくなりますし、資源の再利用
など検討はしていくべき。
木造の躯体などは昔の材料の方が断然に良いものだったりします。
さて、『希望が丘の人々』も、母を癌で亡くした家族の再生の
物語でした。ドラマは小説とは設定を変えて、シンプルに子供
にも分かりすい話になっていたように思います。最愛の妻を
ある日突然亡くした田島は、この春から小学五年生になる亮太
と中学三年生になる美嘉とともに 2年前にガンで亡くなった妻、
圭子の“ふるさと”である「希望ヶ丘」にやって来る 。という設
定。妻の死後、努めて明るく振舞おうとする自分たち家族に急
に違和感を覚え、亡くなった妻を悲しみながら(思いながら)
暮らしてみてもいいのではと思い、生前、妻がもし病気が治っ
たら住みたいと言っていた妻の育った街”希望ヶ丘”で暮らす事
にする。都心で部下もいるクリエーティブな仕事をしていた田
島は、それも辞め、希望ヶ丘で食材宅配の会社に転職し、地元
の元不良の同僚に「だから、頭のいい奴は嫌なんだよ」「人に
興味ないだろ。マイルドヤンキーは結婚早いし、子沢山なんだ
よ。少しは俺に興味もてよ」と、言いい、頑張って家族をまと
めようとする田島に「いいんじゃない。家族がバラバラなんて
当たり前だよ。みんな違う人間なんだからさ。ばらばらだけど
一緒にいるのが家族なんじゃないの?んな、気持ち悪いよ。皆
が同じこと考えているなんてさ。」など、ところどころで的を
得た事を言ってくれます。自分が賢いと思っている人ほど、頭
でっかちになって何も見えていないことが、大にしてあるとい
うことかなあ。。と。
とてもシンプルな内容でしたが、大切な家族のために、家族の
身近な場所で働き、不甲斐ない部分があっても、全力で立ち向
かっていくお父さんの田島さんは素敵でした。
田島の娘の美嘉に恋心抱きつつストーカーをしてしまう男の子、
最終的は教育ママの思いに答えて、田島の娘に向かって「俺、
母親に、母さんが言ったこと証明するために本気で勉強するか
らって言った」と言い「それ喜んだでしょ」と美嘉。「思った
通りのリアクションだったよ。喜んでた」と返答。ん。。子供
の方がクールは世の常ですかね(*^_^*)
終盤、田島が「希望ヶ丘に来て良かったか?」「いろいろあり
ましたね。」弟の亮太。「来て良かったかもね」美嘉。「そう
思わないとやってられないでしょ。」と亮太。その会話にいい
笑顔になる父。こちらもほこっこり。
亡くなったお母さんもかなり素敵な人でした。病床の中、娘と
息子を一人一人呼んで、これから何かあった時に、力になる
言葉を残します。娘の美嘉には「あなたはすごくすごく、祝福
されて生まれ来た子なの。そしてお父さんとお母さんに愛され
て育った。それからもずっとそう。もし、世界中があなたの敵
になってもあなたの味方なのよ。お母さんはいなくなっちゃう
けど、お母さんはお父さんの中にいるから、だから美嘉を大切
に思う気持ちはずっとずっと消えないの。美嘉、忘れないでこ
の世界にはあなたを大切に思う人は何人もいるの。だから自信
を持って生きていって」と。
亮太には「お母さんは見えないけどお父さんの中にいて、亮太
のことをずっと見ているから」「そんなことできるの?」「で
きるの。お父さんとおねえちゃん助けてあげてね。」「僕が?」
「お母さんは知ってるから、亮太はとても強い子だって、頼りに
してる亮太。」「うん。わかった」「カッコイイ!!亮太」と。
美嘉と亮太のお母さんは人の心を支えるのは、自分を心から愛し
てくれる人だということを優しく、子供たちの教えてあげること
が出来る素晴らしい人でした。カタチが見えなくても、心は人の
中に生き、人を助け力になるのです。理屈ではないのです。
さて、衣食住の中の住とはなんでしょうか?田島家のように
そういった機微を営む場所が住宅。人にとって”心のよりどこ
ろ”が住宅ではないでしょうか?ただのデザインでしょうか?
やはり、商業施設など店舗やショールームとは、違った設計、
デザインが求められるのではないでしょうか?ただの綺麗や
スタイリッシュとも、違った心のよりどころ、人の思いが詰
まった物が住宅。必ずしもかっこよくなくてもいいかなと。
そして住宅で大切なのは何より暮らし易くなる機能性。他
にもメンテナンスがしやすいとか、経年劣化耐えるとか、イ
ニシャルコストが安いなど考えるべきポイントは沢山ありま
す。雨風をしのぎ、厳しい季節も快適に過ごす事は基本中の
基本として「人が外に出て活動を円滑にしていけるための設
備が住宅。それには、勿論整理・収納も含まれます。
家にある物が、使いやすく、取り出し易く、スッキリと収
まっていて、”物を探すロスタイム”が0だったら、すぐに家
を出発できますし、探し物をする時間の精神的ストレスも減
り、くつろぐなどの時間に回せます。一般住宅にはそういう
意味でそうトレンドは必要ないのでは?何故なら、今年のト
レンドは来年には古くなります。服などどんどん償却してい
く物とは違いどんな人でも幾らか長くその空間を使用します
ね。来年、再来年になれば流行遅れの家に住んでいることに
なりますね。トレンドの傾向を取り入れておしゃれにするこ
とはあってもいいと思いますが、商業施設ではない場合、一
般住宅ではトレンドよりも、こだわるべきポイントは数多く
存在すると思われます。また、トレンドは商業活動を円滑に
拡大するために、商品を提供する側が仕掛ける、仕掛けに過
ぎません。服をみていて分かりますが、雑誌などで9月の始
めに今年の秋のトレンド、流行りの。。○○色という見出しが
あっても誰が着てますっけ??てお話。9月どころか半年以
上も前から、売れ筋を模索して打ち出しています。それは、
売る側の希望的観測に過ぎません。そして、もはや、そんな
トレンドの設定理由などは周知の事実なので、雑誌でも最近
はそういう見出しが少ないのでは??今すぐお店でNETで
買える服のほうが興味があるのでないでしょうか??
どれだけの人が、普通の暮らしの中で、というか、実は普通
にきちんと暮らすことは大変な努力がいる。。その中で
見えるもの、大切にするものは普遍性。そして少しずつ変え
ていける完結させない、フレキシビリティが住宅には必要な
デザインであると私は思っています。やはり、暮らしのしつ
らえは住む人、その人の生きる哲学を現すものだと思います。
みんなが綺麗な夜空に出会った時に流星を見上げて願い事を
すように、家族、人の住む家にはたくさんの色々な願いが
詰まっているようですね。(^_-)-☆
読んでくださりありがとうございます。
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