今日の月は綺麗なホワイトブルーに輝く三日月だった。
月は横顔をこちらに向けて微笑んでいるようでもあった。
見ていないでしょ??
そっけないその横顔に呟いてみる。
エピソードはいっぱいあった。
でも、プロローグってあったけ??
そう。少しづつ私の心に入り込んで、気が付いたら
いっぱいになっていたね。
決して過剰なんかではない。心は静かに育ち、満ちていった。
そして、本当にピュアな気持ちだった。
彼の心に呼応するように。
経験した者でなければわからない。
誰もこの事を結論づけることなどできないのだ。
私はどれだけ、東京の地下鉄に乗りながら彼の事を
考えただろうか?
目白通りをどれだけ行き来きし、必死になって現場へ行き、
ベイエリアのマンションの窓から
向こう岸へループに掛る橋のきらめきを見ながら
何かが得られると信じて脇目も振らずに仕事をしただろうか。
無駄になることなど何一つない。
その経験がたとえ、ペーパームーンのように
月ではなく、誰かが創った紙細工だったとしても。
多分、仕事は楽しかったし、思い出も充実していたのだ。
心はブレてもいなかったし、あざとくもなかったから。
楽しかったと思う。ありがとう。
心に流れていた曲は絢香からスタンダードジャズになっていた。
心はもう静まって、夜の闇に溶け込んで
安らかに眠りを誘う曲に変わっている。
子守唄のように。
そして、また何かを求めて前に向かっていけそうな予感がした。
月がたとえ横顔だったとしても、ペーパームーンでも
あなたが笑顔なら、私はしあわせだった。
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