絵に描いたような美しい結婚式はあるだろうが、絵に描いたように美しい結婚生活などはほとんどない、とワタシは過去に何度も言ってきた。
結婚しない息子や娘がウチにもいるわよ~アハハ、と言う家庭はつとに多いと思う。あるいは離婚した後に親と同居して、再婚はしないとか。
たとえ恋愛しても、デートにかかる費用の負担が何か重いように感じる、また、相手に対する気配りの継続が精神的に疲労として感じる、など。若者らは「恋はバラ色、結婚はバラ色」ではないことを、すでに知っている。
情報の氾濫の中で育った世代は、本能のままに恋などはしない。わが娘もいよいよ結婚を決めるときに、「もしかしてこの先もっと(条件の)いい人が出てくる可能性あるかな?」と訊いたことがあった。「今までのアナタの経過観察からいくと、この先の可能性はまずないよね、今より歳をとるだけ可能性はぐんと減る」とワタシが断言すると、かなり落胆した様子だったが納得はしたようだった。
面倒臭いから結婚しなくていい、とは言わないが、男の草食化はケシカラン!とまでは言えないこと。少子化に歯止めがかからないと国が危ういとか、早く子どもを産んでくれないとのちのち高齢者の生活が困る、というのは違う気がする。他人に結婚や出産を強要する権利は誰にもないはずであろう。まぁ消極的に?自分の子どもにプレッシャーをかけるのは、親としてありとは思うが・・(笑)
大人気なく春菊ごっそり入れる人 空屋