冬の空
明日は「大寒」ということで、また寒気が入ってくるそうです。
母と子のお話ですが、しきりに冷たい雪が降るお芝居には、ことのほか哀しさが募りますね。
『奥州安達原』三段目。幼な子を連れた目の不自由な女性が、苦労しながら遠路訪ねて行ったのに、親に冷たく突き放されて・・家にも入れてもらえず戸外で泣く場面があります。
力落としてヨロヨロと座ったところが、冷たい雪の上。親も冷たい、雪も冷たい、その上にこれでもかとばかりに空から雪が降ってくる。切ないばかりの涙が、溢れ出てきますね。
この女性は「袖萩」という名前ですが、その後、最愛のわが子とも別れなければならなくなるようです。
降りしきる雪に。。<音>というものがあるのでしょうか。
男体山
小林一茶も母が早くに亡くなり、父の後添いとして来た継母との間に、激しい軋轢があったようです。
孤の我は光らぬ蛍かな 一茶
前書きに<桐壺帝の子、光源氏も三ツのとし、われも三ツのとしに母にすてられたれど。。>とあります。「孤」は「みなしご」と読みますね。
光源氏の母も一茶の母も、その三歳のときに亡くなっていました。この悲しみの運命が、一茶という稀に見る俳人を生み出したであろうことは、おおよそ想像できるのですが・・。運命というものの<不思議さ>を、つくづく感じるものです。
句では、源氏ボタルを巧く引き合いに出しているようで、こんなところもとても面白いと思います。
シデコブシ(蕾)
明日は「大寒」ということで、また寒気が入ってくるそうです。
母と子のお話ですが、しきりに冷たい雪が降るお芝居には、ことのほか哀しさが募りますね。
『奥州安達原』三段目。幼な子を連れた目の不自由な女性が、苦労しながら遠路訪ねて行ったのに、親に冷たく突き放されて・・家にも入れてもらえず戸外で泣く場面があります。
力落としてヨロヨロと座ったところが、冷たい雪の上。親も冷たい、雪も冷たい、その上にこれでもかとばかりに空から雪が降ってくる。切ないばかりの涙が、溢れ出てきますね。
この女性は「袖萩」という名前ですが、その後、最愛のわが子とも別れなければならなくなるようです。
降りしきる雪に。。<音>というものがあるのでしょうか。
男体山
小林一茶も母が早くに亡くなり、父の後添いとして来た継母との間に、激しい軋轢があったようです。
孤の我は光らぬ蛍かな 一茶
前書きに<桐壺帝の子、光源氏も三ツのとし、われも三ツのとしに母にすてられたれど。。>とあります。「孤」は「みなしご」と読みますね。
光源氏の母も一茶の母も、その三歳のときに亡くなっていました。この悲しみの運命が、一茶という稀に見る俳人を生み出したであろうことは、おおよそ想像できるのですが・・。運命というものの<不思議さ>を、つくづく感じるものです。
句では、源氏ボタルを巧く引き合いに出しているようで、こんなところもとても面白いと思います。
シデコブシ(蕾)
わぁ~ありがとうございます 山繭!今のところツキがありますね、よく見るようになりました。これを千個集めないとまともな布(仕立物)にはならないとか・・気が遠くなります~(='m')ウフ
小林一茶には、小さな動物への愛情が感じられる句が、特に多いと思っていました。生い立ちから来るものがあったのでしょうね。「せつなさ」を「いとしさ」に変換したのでしょうか
お写真素敵ですねひとつ前の記事の山繭のお写真もとってもきれいだなあと思いました
袖萩さんの頭や肩に雪が積っていく光景が目に浮かびました
一茶は小さい時にお母様を亡くされたのですね。運命とはいえ、小さな子どもが淋しい思いをして過ごすのは切ないですね。
どこでもいいのですよ、光ってさえいれば。。
光源の元ではノーベル賞を総獲りして、ただ今トレンドですから~。o@(^-^)@o。ニッコリ♪
逆さひかる源氏ぼたるは僕です。
冬の空、この寒い時に余計寒くなるかなぁ。。と思ったのですが(笑)
雪の降っている時は、カメラが濡れるとイヤだから写さないの^^
雪はしんしんと降るのですが、音が無いですね。忍者みたい~?
降る雪の音が聞こえてくるような、とっても静かな夜に、知らぬ間に積もっているのですよね。
水上勉さんも「老いてこそ電脳生活」と言って、執筆活動にPCをフル活用されていました。数々の作品がありますが、寒い季節がよく出てきました。私が衝撃的に思ったのは『五弁の椿』でした
え?クマシデ?私も何も気がつきませんでした。
この木「シデコブシ」ほんとかなぁ~なんて^^シデコブシの名札がかかっていたのですが。
「緑のことなら何~でも相談所」の庭です。場所は山の中ですけど。暖かくなって咲いたら分りますね、ただのコブシかそうでないかは。。(爆)
norikoさんのお風邪、いかがですか?山小屋さんが風邪引くなんて滅多にないようですよ。たまには人間らしくて?いいのではないかしら~(゜ロ)ギョェ
いつも素敵なお写真、ありがとうデス~
調べてくださってありがとうございます。ズボラを絵に描いている@空見です^^
今日も冬枯れの林の中を”ひとり探検隊”。足元に居たらしい大きな鳥に驚かれました、私も驚いたけど~(爆)
出合った人に、大幅に若く見られてビックリしました。見た目が痩せているからでしょうか~、夫に言ったら「そりゃあ目が悪いんだろう」って
ひと様のお世辞で浮き足立っていたら、歯が痛くなりましたとさ(≧∇≦)/
雨やアラレの音は騒々しいのに、雪は音もなく降りますね。霏々(ひひ)として雪が降る、という表現がありますが。
「しはしはと降るに音あり夜の雪」という句もあります。(≧∇≦)/ 。。しはしは、って(笑)それほど、雪というのは静かに降るのでしょうね。
奥州安達原、この雪の場面では、分っていても涙が溢れます。袖萩は、駆け落ちの後子どもを産み、物乞いをしながら生きていたのです
あら~、朝早くから絶好調で跳ばしていますね。
羽振りの良い山小屋さんなら、一茶さんにパソコンを献上できますでしょう( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪
今日も山繭、たくさん見つけました。一つ素晴らしい鶯色のがあって、少し欲しかったけれど。枝が高い場所なので残念でした。
お風邪でしたか~?ネパールでイイ思いをしてきたのだからそれくらいはね(≧ω≦。)プププ
”孤”というのが「みなしご」とは、私も知らなかったんです。「孤独」って、そんな言葉の意味も含んでいるのですね。
・・そういうと私なんかも、ずいぶんと長く孤独を託っていますよ(笑)もう十分慣れていますけれどね。
誰もが等しく、愛情たっぷりの良い環境で生きられるわけではありません。その環境で得られたものが、その人を育てるのだから、ある意味「無駄」ということは無いのだろうと思っています。あっつ!チト説教臭かった?(爆)
またよろしくですよ~流星さん~
“男体山”こらも胸に迫ってきます。
とても良く撮れていますよ。
雪は、しんしんと音をたてて降りません!
しかし状況は、しんしんと降り積もります。
北陸のどんよりとした空から夜中にしんしんと、
降り積もりました。
朝起きると辺り一面雪景色でしたよ。
遠い昔の子供の頃の思い出です。
もう水上勉の小説の世界通りです。
本格的な寒さがやってきますが少し我慢すれば立春を迎えることができると、じっとストーブの前で焦げ付きそうになりながらまちましょ。
\(^O^)/
苦難、逆境が一茶のようなすばらしい表現者をも育てるのですから・・・。
シデコブシハコブシの花を八重咲きにした華やかな木蓮科の花でしたね。私この前、勘違いコメントしてしまってました。(゜ロ)ギョェ
クマシデという木と間違っておりました。
園芸種じゃあなくて自生地の限定はありますが野生の木ですね。花が咲いたらまたみせてくださーい!
ところで、山小屋さん!私の風邪うつったんですか?\(◎o◎)/!
日本語は単独では難しいですね。
一茶の句も、一人の我と読み違えそうです。
それより男体山に惹かれます。
ポツリ、ポツリ、、、
ポタり、ポタり、、、
ザァー ザァ~、、、
バタバタ、、、
どさぁーーーっと、、、
滝のように、、、
どれも雨音に繋がるイメージの表現。
とすると、
シンシンと雪が降る、、、
雪の降る音は「しんしん」?????
これって変な理詰?
しかし
『奥州安達原』三段目、可哀想な場面で心痛みます。
「児」を忘れたのでしょうか?
それとも一茶はパソコンができなかったのでしょうか(笑)
一茶の句には人生を詠んだ句がたくさんあります。
なかなか奥が深いです。
空見さんの句にも奥の深いものがあります。
深過ぎて一度入るとなかなかでられません。
かなり大きな豪邸のようです。
まるで冬の空のようです。
「空、見たか?」「はい、見ました!」(笑)
寒いですが、今週末は冬山に行く予定です。
風邪がなかなか治りません。
孤=みなしご と読むとは、知りませんでした。
一茶の句、胸に迫ります。
私も幼い頃とても寂しい思いをしました。孤児ってことはないですが。。
苦難とか孤独とかが人を育てるのですねぇ。。
私も頑張ろう。。。
空見さん、お勉強になりましたよ~、
ありがとうございます!(^人^)
自分を小さな小さなものとして矮小化し、光らぬ蛍、と。
そんなくじける時も、人間にはありますね。小さな物への一茶の独特の視点、温かい温かい<不思議な>優しさの、句のワケが少し分ってきました