いつも”空見ろトーコ”を応援していただいて、本当にありがとうございます
どうかお慈悲を!?(笑)忘れずこちらもヨロシクお願いします→ 日記@BlogRanking
(50代日記と栃木県民日記でがんばっています)
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またしても、昔のお話になりますが、許してくださいね。
高校を卒業して就職したのですが、私が配属された部には、奇跡のように素敵な先輩
たちばかりがおりました。
皆さん、それぞれが”伝説”をお持ちだったのです。
ほとんどが20代で、活気に満ちあふれた職場。なかでも、隣のブースの男性サブ・チ
ーフは男らしく、非常に仕事のデキる人でした。
私は、新入社員なので、それまでの事情などは知らなかったのですが、なにか、憧れ
の彼女と晴れて結婚が決まった!、というようなお話を聞いていました。
その時は、漠然と先輩としか見ていませんでしたが、今思えば、彼はその時、弱冠25
歳だったのですね。
女性の先輩たちが話しているのを聞くと、桁外れのモーレツ・アタックだったとか。
彼にすれば、ひと目惚れした彼女と結婚するのが、人生最大の仕事、もしくは夢(?)
自分の全実存をかけて取り組むべき、大事業だったというわけです。
ハッキリ言って、今でいうとストーカーに近いと思います。
彼女というのが、れっきとした家柄のお嬢様。特に彼と恋愛関係にあるわけでもなく、
彼が一方的に、彼女のご両親に対して「娘さんを、私のお嫁さんにください」と申し
込んでいたのです。
彼の女性上司に聞くところによると、当然のごとくそのお宅には一言のもとに断られ
ていますから、伺っても家に上げてくれるわけはありません。が、彼は、毎日のよう
に訪問して、玄関の手前の路上に土下座して、お願いしていたというのです。雨の日
も・・・です。
絶句。流れる沈黙。その場で、その話を聞いていた女性社員の方々、皆一様に青ざめ
凍り付いていました。
誰しも、私が惚れられなくて、ホントに良かった!と、心から思っていたのです。蛇
に睨まれたカエルの気持ちが、少し分かりました。
こんな事をしたら、今なら即、警察を呼ばれます。彼女のご両親は、彼の熱意に根負
けしたのでしょうか?でもお嬢様ですよ、しかるべきところにお嫁に行かす予定だっ
たのでしょうに。
彼はといえば、文無しの一介のサラリーマンです。あるいは、彼の輝けるたぐいまれ
な将来性に賭けたのでしょうか?
そこに噂の彼氏登場。ね、そうだったでしょ!これはウソじゃないわよね!と、上司
に訊かれて、照れるでもなく、怒るでもなく、ニコニコして素直にウン!、と頷いていた
彼氏。
もう何を言われようが、大願の結婚が決まったので、舞い上がってルンルンなのでした。
まぁ、そこまで惚れられて、お嬢様の彼女も満更ではなかったのでしょう。
「俺は、命を賭けて結婚を申し込んだんだ。彼女と結婚できなければ、本当に死ぬ気
だった。これが俺の、人生最大の大仕事。もし、この結婚がだめになったら、人生一
歩も先へは進めないんだ。俺の夢だよ!夢!それが叶ったんだ!」と、力強く演説し
ていました。
しばらく後に、たまたま乗り込んだエレベーターで、新婚のお二人と鉢合わせ。う~ん、
はじめて見た奥さま。確かに清楚で可愛い、まさに高嶺の花でした。驚愕いたしまし
たよ、この私も。うう~、この男、やはりタダモノではないな、と思いましたね。
もう一人の上司も、伝説の大騒動で結婚したらしいのですが(いきさつはシッカリ何
度も聞かされましたけど)、「結婚して、日常の生活をしていると、格別のこともな
くて、普通にお見合いで結婚した人と、ほとんど変わらないんだよなぁ。あの騒ぎは
何だったのか、とよく思うよ~」と、ご本人様からの弁。
ほぉぉ、現実はそんなものなんですか~。なるほど、これはメモしておかなくちゃな、
と思いましたとさ(笑)
どうかお慈悲を!?(笑)忘れずこちらもヨロシクお願いします→ 日記@BlogRanking
(50代日記と栃木県民日記でがんばっています)
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
またしても、昔のお話になりますが、許してくださいね。
高校を卒業して就職したのですが、私が配属された部には、奇跡のように素敵な先輩
たちばかりがおりました。
皆さん、それぞれが”伝説”をお持ちだったのです。
ほとんどが20代で、活気に満ちあふれた職場。なかでも、隣のブースの男性サブ・チ
ーフは男らしく、非常に仕事のデキる人でした。
私は、新入社員なので、それまでの事情などは知らなかったのですが、なにか、憧れ
の彼女と晴れて結婚が決まった!、というようなお話を聞いていました。
その時は、漠然と先輩としか見ていませんでしたが、今思えば、彼はその時、弱冠25
歳だったのですね。
女性の先輩たちが話しているのを聞くと、桁外れのモーレツ・アタックだったとか。
彼にすれば、ひと目惚れした彼女と結婚するのが、人生最大の仕事、もしくは夢(?)
自分の全実存をかけて取り組むべき、大事業だったというわけです。
ハッキリ言って、今でいうとストーカーに近いと思います。
彼女というのが、れっきとした家柄のお嬢様。特に彼と恋愛関係にあるわけでもなく、
彼が一方的に、彼女のご両親に対して「娘さんを、私のお嫁さんにください」と申し
込んでいたのです。
彼の女性上司に聞くところによると、当然のごとくそのお宅には一言のもとに断られ
ていますから、伺っても家に上げてくれるわけはありません。が、彼は、毎日のよう
に訪問して、玄関の手前の路上に土下座して、お願いしていたというのです。雨の日
も・・・です。
絶句。流れる沈黙。その場で、その話を聞いていた女性社員の方々、皆一様に青ざめ
凍り付いていました。
誰しも、私が惚れられなくて、ホントに良かった!と、心から思っていたのです。蛇
に睨まれたカエルの気持ちが、少し分かりました。
こんな事をしたら、今なら即、警察を呼ばれます。彼女のご両親は、彼の熱意に根負
けしたのでしょうか?でもお嬢様ですよ、しかるべきところにお嫁に行かす予定だっ
たのでしょうに。
彼はといえば、文無しの一介のサラリーマンです。あるいは、彼の輝けるたぐいまれ
な将来性に賭けたのでしょうか?
そこに噂の彼氏登場。ね、そうだったでしょ!これはウソじゃないわよね!と、上司
に訊かれて、照れるでもなく、怒るでもなく、ニコニコして素直にウン!、と頷いていた
彼氏。
もう何を言われようが、大願の結婚が決まったので、舞い上がってルンルンなのでした。
まぁ、そこまで惚れられて、お嬢様の彼女も満更ではなかったのでしょう。
「俺は、命を賭けて結婚を申し込んだんだ。彼女と結婚できなければ、本当に死ぬ気
だった。これが俺の、人生最大の大仕事。もし、この結婚がだめになったら、人生一
歩も先へは進めないんだ。俺の夢だよ!夢!それが叶ったんだ!」と、力強く演説し
ていました。
しばらく後に、たまたま乗り込んだエレベーターで、新婚のお二人と鉢合わせ。う~ん、
はじめて見た奥さま。確かに清楚で可愛い、まさに高嶺の花でした。驚愕いたしまし
たよ、この私も。うう~、この男、やはりタダモノではないな、と思いましたね。
もう一人の上司も、伝説の大騒動で結婚したらしいのですが(いきさつはシッカリ何
度も聞かされましたけど)、「結婚して、日常の生活をしていると、格別のこともな
くて、普通にお見合いで結婚した人と、ほとんど変わらないんだよなぁ。あの騒ぎは
何だったのか、とよく思うよ~」と、ご本人様からの弁。
ほぉぉ、現実はそんなものなんですか~。なるほど、これはメモしておかなくちゃな、
と思いましたとさ(笑)
さっき、加藤登紀子と小椋桂の歌も聴いていたよ小椋佳の歌はたくさん聴いたもんだわ、懐かしいよ
トーコさんにも、あわい思い出があるんだね
たくさん手紙やりとりしてたって、そんな時代だったもんね
まさちゃんも、それだけ手紙やり取りしたか知れないわ
トーコさんの文章って、流れ出てくるように書いてる感じだね、これなら本でも出せそうだよ
いつの日はそんな依頼がくるかもよ
また、いろんなお話で楽しませてくださいな
まぁ、そんなもんでしょう。
でも、そんな激しい感情にさらされたこと自体が、
素晴らしいことじゃないですか。
ワクワクするような、甘くて辛い不安定な心。
後々になって、思い出すたびに、
あの切ない思いが、胸に去来します。
これは、神様がくれた最高の「ご褒美」なのでしょう。^^
ある意味、一大事業はまさに正解だと思います。^^
元嫁は、一味ちゃんの後で三歩離れて歩くから、
一緒にいていいかなぁ~・・・と、
言ってくれていました。
結婚して子供が出来たら・・・元嫁は五歩先、
歩いていました。(笑)
今は、素敵な娘・息子達を生んでくれて、
元嫁には感謝しています。
(お互い都会に出て知り合ったので、
今も遠く離れて住んでいますが、
子供達には小さい時から今も、
電話とか行き来さしてます。)
ストーカーと言う言葉もなく、よく言えば情熱的なその男性の、現在が気になりますが(^^;)燃え尽き症候群なども無かったのでしょうかね?
何もしないと何も起こりませんから、現在の婚姻率になっているのかも知れません。
命を懸けた結婚も、普通の結婚も大差なしと言うお話を聞いて思ったのですが、トーコさん、高校生のときに出会った彼と4回目のサヨナラをして良かったと思いませんか?
とても素敵な思い出があるから。。。
やっぱり素敵なトーコさんね。
基本的に、日本語を話せれば、誰だって文章を書けるということだよね。だから、一億総エッセイスト?(笑)
ブログを持っている人たちは、元々書くことが嫌いな人は、あまりいないはず。みんな、上手だものね、見れば分かります。
まさちゃんの文体も、すでにもう、その独自性を備えていると思います。筆跡と同じで、文体を見れば、その人となりが分かりますからね。
まさちゃんのブログ記事からは、ぬくもりと優しさと懐かしさを感じます。
・・・あ、偉そうにして、どうもスミマセン。また来てね!あはは
>でも、そんな激しい感情にさらされたこと自体が、
素晴らしいことじゃないですか。
あぁ、そうなんですか?それは、良かった事なんでしょうか?。。。う~ん、あるいは、良かった事なのかもしれませんね
そんな、激しい感情にさらされなかった人、というのがいるのでしょうか。そりゃあ、いるのでしょうね。元々穏やかな人とか。。。
私の人生に「穏やか」という文字は、消えていました
一味ちゃんの三歩後ろを歩きたい・・・ですって~~~!!
私の場合、今まで考えたこともないけれど、常に五歩前を歩いていました(笑)
でも、よく思い出してみると、「卒業写真のあの人」とは、慎ましく?真横か半歩後ろを歩いたような気がする、今日この頃のこの私。
これも、”尊敬と憧憬”のなせるわざでしょうか?なんちて
え”っ、それはないのよ~(笑)
その男性のその後?全く知らないけれど。。。
でも、いろんなパターンは考えられるわね。彼は、女性の自己主張は許されない、って感じだったし。
あくまで、彼の掌のなかでの行動しか認めない、って感じだったし。
彼の”夢”の中で棲息できる、そんなタイプの彼女に見えたから、逸脱しなければ、極めて幸せに生きられると思うのね。
まぁ、万一逸脱してしまったとしたら、生死にかかわるかも(笑)ある意味、怖いけどね。
>命を懸けた結婚も、普通の結婚も大差なしと言うお話を聞いて思ったのですが、トーコさん、高校生のときに出会った彼と4回目のサヨナラをして良かったと思いませんか?
ええ、実はそれは思います。思い出を、思い出としてとっておけるからです。いつも、昔の爽やかなままの彼しか、私は知りません。
今現在、たぶんオッサンになっている彼は、見たくありません。同窓会など、もってのほかです
もっと、年をとったらどうでしょうね。素敵なナイスミドルだったら?いや、でも、やっぱり会わない方がいいですね。昔の記憶が塗り替えられてしまうと、損?した気になるから(笑)