山眠り繿縷の流れのこしけり 青萄
鮃でいえば目と目のあいだが光年
うつらうつら妻は現世で葱焼いて
絶滅に理由のありぬ手鞠唄
雪蟲のさびしき色のすぐ脱げて
大鷺真白すつくと立つや汚染水
離着陸ながむ一人の数え日は
初明り鳥追う鳥も飛蚊症
冬ざれの寄生木という無重力
子牛はや鳴かぬをおぼえ建国日
山眠り繿縷の流れのこしけり 青萄
鮃でいえば目と目のあいだが光年
うつらうつら妻は現世で葱焼いて
絶滅に理由のありぬ手鞠唄
雪蟲のさびしき色のすぐ脱げて
大鷺真白すつくと立つや汚染水
離着陸ながむ一人の数え日は
初明り鳥追う鳥も飛蚊症
冬ざれの寄生木という無重力
子牛はや鳴かぬをおぼえ建国日
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