山肌の岩が、「柱状節理」といわれる割れ方をしている。
規則正しい方向性で、多角形、おもに六角形にはがれていた。その法則性が美しい。
緑色凝灰岩の斑岩を見上げながら、約2200万年まえの太古の昔を想像しようと、イメージの世界に遊ぼうとしたが、今ひとつ気分に乗れないのが残念だった。
この岩の生きてきた年代から見れば、我われの一生など、一度のマバタキの瞬間ですらないかも知れない。
生き物たちが、生死を繰り返しながら存在してきたことを、こうしてこの山は、かくだんの主張もせずに、静かに見守ってきたに違いない。
ラショウモンカズラ(羅生門葛)
あとどのくらい、この地球(ほし)は持ち堪えられるのだろうか。
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渓谷が美しいところです。
ヤマツツジが咲いていたのですね。
黄色い花はキツネノボタンでしょうか。
葉っぱがよくわかりません。
柱状節理は兵庫県の城ノ崎温泉近くの「玄武洞」が有名です。ここには大きな柱のような形のものがたくさんあります。火山活動でできたそうですが、自然の力は凄いですね。
自然には逆らわないで生きていきましょう。
溶岩が作る柱状節理…。
美しい情景と不思議さに感動を覚えます。
六角形の柱が綺麗にそびえる姿は、当時のロマンに繋がっていきます。
自然…。摩訶不思議ですね。(生と死)
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湿地に咲いていた黄色の花。名前を特定できずにいました。
「キツネノボタン」ですか?自分なりに検討したのは「キジムシロ」かしら、、、と。実際、調べるほど悩み、結局よく判らなくなりました~(笑)
この「柱状節理」が見られるのは、龍王峡の虹見橋から川治温泉までの約6Kmの自然研究路です。ちょっと説明させてくださいね。
この渓谷は岩の質によって3つに分けられています。
上流はおよそ2200万年前の海底火山により、安山岩で出来た紫色を帯びた「紫龍ガ淵」。真ん中が、火山灰が堆積して出来た緑色凝灰岩の「青龍渓」。そして、下流が白っぽい流紋岩からなる「白龍渓」です。
川治温泉まで出ると帰りが辛いし遅くなるので、私はズルして、途中の「白岩」というところからUターンしてきます。えへっ
そんな古くから、この岩はここにあったのか!と、心震えます。
特に石に興味があるわけではありませんが、悠久の時の流れを感じますね。
ここを歩いている人はほとんどいません。「虹見の滝」「竪琴の滝」という二つの滝があるのですが、観光の人はだいたい、それを見たら帰りますね。
遊歩道も土砂崩れなどや倒木で、危険な場所が多いのです。ひたすら蛇クンが出てこないことを祈りつつ、歩くのですよ(笑)
ホント、スリルとロマンが満点です~