先日、(車窓より)いつ見ても花壇を綺麗に手入れされていて、毎年季節ごとに違うお花を咲かせている農家で、写真を撮らせていただきました。
初めは、車をずっと先に止まらせて歩いて戻り、道路沿いの花を撮っていたら、そのお宅のご主人が出て来られて、背後から声をかけられました。農家では、昼下がりは休憩されている時間でしたのに。
私と同年輩くらいのご主人は、優しく知性的な感じでした。お花の話をしながら、奥の広いお庭の中も見せていただきました。
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)
「そういえば、アナタは以前にも・・」と言われて、春先に塀沿いに咲き出していたツツジを撮ったのを、どうやら見覚えられていたようでした。。。ハハハ。誰も見ていないと思ったのに~!
この田園風景の中で、呑気に写真を撮っているようなオバチャンなんて、まずいませんからね。暇そうで珍しい人だなぁ、と思われたことでしょう。
「私たちは(いつも忙しくしていて)、花は咲かせるけれども、それが咲いてもゆっくり見ている暇もないのですよ。忙しないことでいけませんね」と、仰っていました。
良かったら持っていらっしゃいな、と言われましたが、固く辞退してまいりました。こちらの人は、花を褒めると、どうぞ植えられるようならお持ちくださいとか、どうせ剪定で切りますから手折ってもいいですよ、などと親切に言ってくれます。
いえいえ、写真を撮らせていただくだけでホント結構ですから、とさすがにそこまで図々しくはできませんものね。
実をいえば、植える場所はあってもあまり育てるのが得意ではないので、わが家では、劣悪な環境でも生き残れるような植物しか植えないのです(笑)
ビヨウヤナギ(美容柳)
車窓から見ていると、よく木や花を手入れされているお宅はすぐに分かります。けっこう古い家が多いので、珍しいモノがありますし、その地域の流行(はや)りモノの傾向が分かります。
近くのコンビニに車を止めて写真を撮っていた時、そのお宅のお婆さんらしき方がコンビニ方面から帰ってきました。嬉しそうにコンビニのビニール袋をぶら下げていて、何かお買い物をしてきたようでした。
やはり、そこの花なら持っていくといい、と言います。花の名前は、興味がないので全く知らないそうです。庭の係りは、専らお爺さんなのだそうです。
「さぁ~、名前かい?何ていうんだろう。お爺さんなら知っているんだけれど」と、呼びに行きそうになったので、「いえいえもうよろしいんですよ、オホホ、ではこれで失礼します。どうもありがとうございました」と立ち去ったのでした。
その後も、夕暮れに何度かそこを通りがかり、お婆さんがコンビニから出てきて、家に入ってゆくのを見ました。少し腰の曲がったお爺さんの姿も、その後見かけました。お婆さんは、お爺さんと二人分の晩ご飯を、時々コンビニで買っているようでした。
薔薇と赤星天道虫
田舎の方では、意外にお年寄りがコンビニを利用しています。一人か二人分のご飯なら、買ってしまった方が簡単だからです。火の始末の心配や、食材が余る不経済を考えると、手間のかからないコンビニ弁当が便利で良い、と思っているのかもしれません。
しかし、それが毎日のことだとしたら、うすら寒い寂し気な食事風景が見えてきてしまいます。でも、年を取るとそうならざるを得ないものなのかもしれません。
私も、家族にはお弁当を作りますが、自分が出かけていて、お昼の帰り頃に家に帰ってもご飯が無いなぁ、と思うとコンビニに寄ってオニギリを買ったりします。
トホホでもそんな時は割り切って、お米や素材に拘るコンビニ・オニギリを楽しみます。たまにだと、けっこう美味しいものですよね(笑)
人気ブログランキング
今日は何位?ポチ
に”ガリガリ君”をお願いします~
(人文のエッセイに参加しています)
初めは、車をずっと先に止まらせて歩いて戻り、道路沿いの花を撮っていたら、そのお宅のご主人が出て来られて、背後から声をかけられました。農家では、昼下がりは休憩されている時間でしたのに。
私と同年輩くらいのご主人は、優しく知性的な感じでした。お花の話をしながら、奥の広いお庭の中も見せていただきました。

「そういえば、アナタは以前にも・・」と言われて、春先に塀沿いに咲き出していたツツジを撮ったのを、どうやら見覚えられていたようでした。。。ハハハ。誰も見ていないと思ったのに~!
この田園風景の中で、呑気に写真を撮っているようなオバチャンなんて、まずいませんからね。暇そうで珍しい人だなぁ、と思われたことでしょう。
「私たちは(いつも忙しくしていて)、花は咲かせるけれども、それが咲いてもゆっくり見ている暇もないのですよ。忙しないことでいけませんね」と、仰っていました。
良かったら持っていらっしゃいな、と言われましたが、固く辞退してまいりました。こちらの人は、花を褒めると、どうぞ植えられるようならお持ちくださいとか、どうせ剪定で切りますから手折ってもいいですよ、などと親切に言ってくれます。
いえいえ、写真を撮らせていただくだけでホント結構ですから、とさすがにそこまで図々しくはできませんものね。
実をいえば、植える場所はあってもあまり育てるのが得意ではないので、わが家では、劣悪な環境でも生き残れるような植物しか植えないのです(笑)

車窓から見ていると、よく木や花を手入れされているお宅はすぐに分かります。けっこう古い家が多いので、珍しいモノがありますし、その地域の流行(はや)りモノの傾向が分かります。
近くのコンビニに車を止めて写真を撮っていた時、そのお宅のお婆さんらしき方がコンビニ方面から帰ってきました。嬉しそうにコンビニのビニール袋をぶら下げていて、何かお買い物をしてきたようでした。
やはり、そこの花なら持っていくといい、と言います。花の名前は、興味がないので全く知らないそうです。庭の係りは、専らお爺さんなのだそうです。
「さぁ~、名前かい?何ていうんだろう。お爺さんなら知っているんだけれど」と、呼びに行きそうになったので、「いえいえもうよろしいんですよ、オホホ、ではこれで失礼します。どうもありがとうございました」と立ち去ったのでした。
その後も、夕暮れに何度かそこを通りがかり、お婆さんがコンビニから出てきて、家に入ってゆくのを見ました。少し腰の曲がったお爺さんの姿も、その後見かけました。お婆さんは、お爺さんと二人分の晩ご飯を、時々コンビニで買っているようでした。

田舎の方では、意外にお年寄りがコンビニを利用しています。一人か二人分のご飯なら、買ってしまった方が簡単だからです。火の始末の心配や、食材が余る不経済を考えると、手間のかからないコンビニ弁当が便利で良い、と思っているのかもしれません。
しかし、それが毎日のことだとしたら、うすら寒い寂し気な食事風景が見えてきてしまいます。でも、年を取るとそうならざるを得ないものなのかもしれません。
私も、家族にはお弁当を作りますが、自分が出かけていて、お昼の帰り頃に家に帰ってもご飯が無いなぁ、と思うとコンビニに寄ってオニギリを買ったりします。
トホホでもそんな時は割り切って、お米や素材に拘るコンビニ・オニギリを楽しみます。たまにだと、けっこう美味しいものですよね(笑)
人気ブログランキング



トーコさんのおっしゃるとおり、御飯などもいろいろ考えるとそうなるのかもしれませんね。
ちょっと寂しいような気もしますが、それも生活してゆくうえでの知恵なのだと思います。
ただ、その先のことを考えると、ちょっと怖くもなります。
こういう家庭が増えていくと、いろんな問題が起きると思います。
我が家は今のところ大丈夫そうですが、いつかはわが身に及ぶのかもしれませんね。
てんとう虫の羽に星が二つだけだったのが印象的でした・・・。☆
今、パソコンを閉じるところでした。あはっ!
本当に、私ももうすぐお年寄りの仲間になる年齢ですから、身近に感じています。
ご飯はできるだけ手作りで、と考えますが、一人になったらオザナリになるのではないかと思います。
「孤食」が問題になっていますけれど、すぐにそんな状態になる気がしますね。
てんとう虫なのですが、私も妙に黒いなぁと思っていました。そうですね、模様が少ないですね。どこかに忘れてきたのかしら?
コメントとポチ☆、ありがとうございました
雄蕊一本一本にまでピントが合っています。
私は少ししゃれっ気を出したので、ピントがうまく行きませんでした。
コンビニ弁当、大いに結構だと思いますね。
子供を育てている間はそうも行きませんが、
ジジババになれば、私はそれでも不満はないです。
最近どうも、写真のピントが甘くなって、困っています^^;名前もハッキリしない時は、右往左往してなかなかUPできません
コンビニを上手に使っているお年寄りがいますね。今は、一人暮らしになってもコンビニがあるおかげで、とりあえず飢え死にすることは無いですものね^^
うちなども、考えてみると”孤食”が多いのです。それぞれの、時間の都合で食べています。一見合理的ですが、昔のちゃぶ台挟んでの”家族皆でご飯”、が幸せだったなぁと思ったりします。
コメント&ポチ、ありがとうございました
大勢の中で10位なのですね。素晴らしいことです。
花の写真がきれいなのは、もちろんのこと、文章が、
いいですね。
スラスラ読んで行ける感じです。今度はじっくり読ませて
頂いて感想書きますね。よろしくお願いします。
来ていただいて、ありがとうございます。嬉しいです
当ブログは「暗い、貧乏臭い、ちゃちい」が特徴的です。内容はほとんどありませんので、ガッカリされること請け合いです(笑)
nakapaさんのブログこそ、軽妙であり洒脱であり、楽しく読ませていただきました。こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。今日はコメントとポチも、ありがとうございました