篠田浩一郎/寒椿落ちたるほかに塵もなし

2022-12-21 20:48:42 | 青萄の第六絶滅期俳句Ⅱ

 

 

 

 

 

 

宮下翠舟/妻の名にはじまる墓誌や寒椿

 

 

 

 

これはなんだろう?と思った 昨日の大規模公園である この木はそんなに高くもないし 椿でも山茶花でもない ふうむ…これが世に出回っておるカンツバキか 俳句で寒椿という時…それは早咲の椿で冬の間もしくは寒中に花をつけるもの(冬椿)を指す 日光ではこの手のツバキは見たことがなかったが 宇都宮では生け垣にするらしく 大規模公園でぐるりとこれがあった 椿のように花が落ちもしないし 山茶花のように花びらが散ることもなく ただ咲けばそのままそこに朽ちている 掃除の手間が掛からず人間が管理しやすいということだろう 風情もなにもあったものではない 作り替えられ売り出されたカンツバキに罪はないのだけれど…無惨でかわいそうな花🌼

 

 

 

カンツバキ凍て枯るるとき琥珀色/青萄

 

 

 

 

 

 

 


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1 コメント

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フェイク (トンキ)
2022-12-22 00:56:54
写真の木は↑大駐車場にフリーで1本立ちが2本あったもの 生垣のカンツバキはきっちり刈られており…花は観るも無惨に枯れているものが多かった ひどいものであるが 常緑なので手がかからないから花はどうでも良いだろう と言わんばかり
花の名前にしても 業者は売れるような名前を勝手につけるため 現場で混乱が起きるのだ 気の毒なフェイクの寒椿である❗️
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