いつも”空見ろトーコ”を応援していただいて、本当にありがとうございます
どうかお慈悲を!?(笑)忘れずこちらもヨロシクお願いします→ 日記@BlogRanking
(50代日記と栃木県民日記でがんばっています)
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
日中はそうでもありませんが、明朝は最低気温が0度だとか。
水道の凍結が心配になってくる季節が、駆け足でやってきています。
紅葉も、すでに街中で加速して、北国では雪の便りが聞かれるころですが、なぜか
「卒業写真」のあの人を、ふと懐かしく思い出してしまう、今日この頃なのデス??
というわけで、ユーミンの「卒業写真」を、どうぞ皆さま、思い出してみてくださいネ。
悲しいことがあると 開く皮の表紙
卒業写真のあの人は やさしい目をしてる
町で見かけたとき 何も言えなかった
卒業写真の面影が そのままだったから
人ごみに流されて 変わってゆく私を
あなたは ときどき 遠くで しかって
高校時代の、心惹かれた友だちの話です。付き合ってもいなかったのに、自分だけが
思い込みの「恋」をしていたのかもしれません。
しかし、彼にはステディな年下の彼女がいることを、おせっかいな級友から、聞かさ
れてしまった。
一度も、友人としての垣根を超えたことさえなかったのに、すぐに私は”絶交”を言
い渡した。
彼の言い訳は、一切聞く耳を持たなかった。長い沈黙の果てに、彼は肩を落として去
っていったのだ。
それから私は、どれほど、後悔しただろう。どれほど、懐かしく、彼を思い出しただろう。
その冬、思いがけず、彼から最後の年賀状が届いた。ため息が出るほどの、いつもの
美しい文字だった。
その葉書だけは、どうしても捨てられず、今でも私の私物入れのどこかに、挟んであ
るだろう。
その後で私は上京して就職し、彼も同じ東京のどこかで、学生生活を送っているはず
だった。
ある日、会社に一本の電話がかかり、彼から会って相談したいことがある、との連絡
を受けた。
私の居場所を、どこで知ったのだろう。それは、訊かなかった気がするが。
会社の近くまで来てくれて、喫茶店で話した。卒業してそれほど経っていないのに、
私は社会に出て自活しており、彼は親元から仕送りしてもらっている大学生。彼が、
とても幼く見えた。
大学生活が思い描いていたような事ではなく、まったく楽しくない。嫌なことばかりで、
もうやめてしまいたい、というような泣き言だった。
たぶん私は、姉のように説教めいたことを言った覚えがある。しかし私には、そんな
ことよりも、頭の中は仕事のことで精一杯で、彼の悩みは、甘ちゃんお坊ちゃんの贅沢
な愚痴、としか思えなかったのだ。
沈黙が流れて、彼もしらけた顔になり、私たちは気まずくそっけなく、そのまま別れた。
彼のことは、すでに色褪せて見えたし、もうこれで、私の幼い片恋は終わったんだ、
とその時改めて思い知った、と記憶している。
そして、日々のめまぐるしい生活に流され、すべてが忘却の彼方になっていた頃、
私はどこかの駅で、会社が終わってから、知り合いと待ち合わせをしていた。待ち時間
にも、文庫本を出して読んでいたのだ。改札口の前で。
不意に背中を、思いっきり叩いて、走り去ったヤツがいた。痴漢かと思い、逃げたホー
ムの方を睨みつけると、長靴に作業着を来た彼が、手を振って笑っていた。
この広い東京の空の下(駅構内だが)、偶然に出会った。お互い、笑うしかなかった。
学資稼ぎに、駅の清掃アルバイトをやっているのだという。親の仕送りが少なすぎる
と、不満を言う。相変わらずだね、君は!。。。そうだ、もっと割りのいいバイトがあ
るよ。
医学部で、ホルマリン漬けの死体の見張り番。いや、それは、できない。軟弱なヤツ!
向こうから私の知り合いがやってきた。背中に彼の視線を痛いほど感じながら、私は何
食わぬ顔で、知り合いと笑いさざめきながら、駅構内を出て行った。
その時も、心の中で、三度目のサヨナラを言ったのだ。
なのに時は流れ、悲しい時、辛い時、苦しくて泣きたい時、心の中にはいつも「彼」が
いた。
優しい目で、見守りながら、励まし、叱ってくれた。現実ではない。私の中のイメージが
作り出した「幻」だけれど、「彼の幻」のおかげで、私は今日まで生きてこられたのかも
しれない。
☆松任谷由美さんの「卒業写真」を聴いてくださる方は、どうぞこちらから
どうかお慈悲を!?(笑)忘れずこちらもヨロシクお願いします→ 日記@BlogRanking
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∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
日中はそうでもありませんが、明朝は最低気温が0度だとか。
水道の凍結が心配になってくる季節が、駆け足でやってきています。
紅葉も、すでに街中で加速して、北国では雪の便りが聞かれるころですが、なぜか
「卒業写真」のあの人を、ふと懐かしく思い出してしまう、今日この頃なのデス??
というわけで、ユーミンの「卒業写真」を、どうぞ皆さま、思い出してみてくださいネ。
悲しいことがあると 開く皮の表紙
卒業写真のあの人は やさしい目をしてる
町で見かけたとき 何も言えなかった
卒業写真の面影が そのままだったから
人ごみに流されて 変わってゆく私を
あなたは ときどき 遠くで しかって
高校時代の、心惹かれた友だちの話です。付き合ってもいなかったのに、自分だけが
思い込みの「恋」をしていたのかもしれません。
しかし、彼にはステディな年下の彼女がいることを、おせっかいな級友から、聞かさ
れてしまった。
一度も、友人としての垣根を超えたことさえなかったのに、すぐに私は”絶交”を言
い渡した。
彼の言い訳は、一切聞く耳を持たなかった。長い沈黙の果てに、彼は肩を落として去
っていったのだ。
それから私は、どれほど、後悔しただろう。どれほど、懐かしく、彼を思い出しただろう。
その冬、思いがけず、彼から最後の年賀状が届いた。ため息が出るほどの、いつもの
美しい文字だった。
その葉書だけは、どうしても捨てられず、今でも私の私物入れのどこかに、挟んであ
るだろう。
その後で私は上京して就職し、彼も同じ東京のどこかで、学生生活を送っているはず
だった。
ある日、会社に一本の電話がかかり、彼から会って相談したいことがある、との連絡
を受けた。
私の居場所を、どこで知ったのだろう。それは、訊かなかった気がするが。
会社の近くまで来てくれて、喫茶店で話した。卒業してそれほど経っていないのに、
私は社会に出て自活しており、彼は親元から仕送りしてもらっている大学生。彼が、
とても幼く見えた。
大学生活が思い描いていたような事ではなく、まったく楽しくない。嫌なことばかりで、
もうやめてしまいたい、というような泣き言だった。
たぶん私は、姉のように説教めいたことを言った覚えがある。しかし私には、そんな
ことよりも、頭の中は仕事のことで精一杯で、彼の悩みは、甘ちゃんお坊ちゃんの贅沢
な愚痴、としか思えなかったのだ。
沈黙が流れて、彼もしらけた顔になり、私たちは気まずくそっけなく、そのまま別れた。
彼のことは、すでに色褪せて見えたし、もうこれで、私の幼い片恋は終わったんだ、
とその時改めて思い知った、と記憶している。
そして、日々のめまぐるしい生活に流され、すべてが忘却の彼方になっていた頃、
私はどこかの駅で、会社が終わってから、知り合いと待ち合わせをしていた。待ち時間
にも、文庫本を出して読んでいたのだ。改札口の前で。
不意に背中を、思いっきり叩いて、走り去ったヤツがいた。痴漢かと思い、逃げたホー
ムの方を睨みつけると、長靴に作業着を来た彼が、手を振って笑っていた。
この広い東京の空の下(駅構内だが)、偶然に出会った。お互い、笑うしかなかった。
学資稼ぎに、駅の清掃アルバイトをやっているのだという。親の仕送りが少なすぎる
と、不満を言う。相変わらずだね、君は!。。。そうだ、もっと割りのいいバイトがあ
るよ。
医学部で、ホルマリン漬けの死体の見張り番。いや、それは、できない。軟弱なヤツ!
向こうから私の知り合いがやってきた。背中に彼の視線を痛いほど感じながら、私は何
食わぬ顔で、知り合いと笑いさざめきながら、駅構内を出て行った。
その時も、心の中で、三度目のサヨナラを言ったのだ。
なのに時は流れ、悲しい時、辛い時、苦しくて泣きたい時、心の中にはいつも「彼」が
いた。
優しい目で、見守りながら、励まし、叱ってくれた。現実ではない。私の中のイメージが
作り出した「幻」だけれど、「彼の幻」のおかげで、私は今日まで生きてこられたのかも
しれない。
☆松任谷由美さんの「卒業写真」を聴いてくださる方は、どうぞこちらから
息子さんのお誕生日が11月で、私も同じ11月と申しましたが、息子さんは何日だったのでしょうか?
偶然16日の私の誕生日と同じ日にトーコさんは、ランキング一位になられて、おめでとうございます。
取り急ぎご挨拶を申し上げます。
八重咲きのサザンカきれいでした。
まだまだ楽しめますね。
同級生達とは別枠でした。
確か右上で三人だけ楕円形の枠に写っています。(笑)
乙女心の淡い恋ですか?・・・好い想い出やね。
今も、トーコさんの心の中で住みついている彼、
羨ましい限りですな。
駅のホームでは、トーコさんの生汗・
ダラ・ダラの顔が浮かびます(笑)
二人の男性に・・・そうだよね、気まずいよね?
過去の恋はその時代の流行を見たり「例・車」
聞いたり「例・流行歌」すると、
今も私は想い出しますね。
流石、トーコさん!読んでるうちに初々しい高校生や駅構内の姿など、私なりに想像してしまいました
そして、ユーミンの「冬の終わり」という歌が、思い出されました
TEARS AND REASONSというアルバムに入ってます。
・・・って彼の気持ちの方に近かったかも。
しかし、素敵な出会いと思い出ですね
お誕生日、16日(昨日)でしたか。それで遅くまで起きておられたのですね?
息子は13日です。昨日は、お墓に造花のポインセチアを持って行きました
一位といっても、またすぐ墜ちるでしょうから・・・(笑)
今後も優しい応援、お願いしま~す
今、山茶花が瑞々しく咲いていて、きれいです。
八重が多いですが、一重のもあります。あれも、山茶花なのでしょうか。それとも、椿とか?
まぁ、○枠のお写真?やんちゃしてたのね。あはは
駅の構内で、生汗なんて、まさか出ませんよ。私は、涼しい顔です。・・・だって、ただの友だちですからね(←ちょっと、苦しいかしら?)
いやぁ~、一瞬だけの1位でしょう。すぐまた墜ちるでしょうけど。でも、ナニゲに嬉しいです。テンキューね!
「冬の終わり」・・・ですか。今度探してみまっす。
このあいだ、森山直太朗の「夏の終わり」をアップしたばかり(笑)
ワタシ的には、浜田省吾の「悲しみは雪のように」が、彼の気持ちであってくれればいいな、な~んて思っていました。いいトコどりよね。あはは
そんな思い出があるから生きてこられたのですね!
私は片思い二度もそして決して実る事のない切ない思い出
思い出は、思い出として生きて行こう・・・
トーコさんのおかげで、思い出が蘇ってきました。
一位おめでとうございます。
写真とても綺麗に撮れていますよ。