場所的に、まともに杉林に囲まれているような地域に住んでいますから、花粉はもうしょうがないのですけれど、ベランダにも、ウッドデッキにも、勝手口の外側ドアにも、車にも、黄色い花粉がとってもたくさん堆積しています。
家の中さえ、花粉でざらざらと。以前は、外で叩いたり、箒で掃いたりしたことがありました。これは失敗しました。自分の全身が、舞い上がった花粉に覆われて、逆にひどい目にあっただけでした。
なので、今度は掃除機に吸わせることにしました。掃除機さんには、ホント、ご迷惑な話ですが。
今日の午前には、黙々とそんな掃除をしながら、気力向上に努めたりしていました。
ええ、実は、昨夜にまた”弱り目に祟り目”、”泣きっ面に蜂”的な問題が発生しまして、前以上に挫けている、空見ろトーコです。やたら情けないですねぇ。あはっ!
その件は、今夜遅くに、多少とも話の通じる人と連絡がとれる状態になりましたので、それなりにナントカナルと思うのですけれど、、、。
それもまぁ、考えようによっては、現在生きているからこそ?の、証しでもあるだろう、と思うようにしています。…申し訳ありません。意味不明なことを言っていますね。とりあえず、残り少ない”気合い”をかき集めますデス。
気分転換に昨日はお散歩に。今は亡き愛犬と(死ぬほど)歩いた、田んぼのあぜ道を、コースに選びました。とても懐かしいような、再び哀しいような気持ちが。
あの15年間は、すごくしんどかったのに、まさか、何か楽しかったような気さえしてきます。不思議なものです。
ツヨシ(愛犬)が、はなはだ気持ち良さげに、風と一体となって、全速力で野原を駆け回っている光景が、目に浮かびました。
死んでしまった(物言わぬ)者は、良い思い出だけで、コーティングされているようです。もう、これだけで泣いている、なみだもろいこの私。えへっ!
その畦道で、見~つけたっ。写真掲載のフキノトウです。オオイヌノフグリもホトケノザも、ましてやツクシなどは、まだまだ先のようでした。影も形もありません。
話変わって、子供のころ。絵本などの無い貧しい家ですから、私は寝る時には、母親に昔話を聞かせてもらっていました。
普通の「桃太郎」や「一寸法師」などもありましたが、私が一番好きだったのは、母の創作なのか、実話なのかよく分からない、「お猿の親子」のオハナシでした。
何度もねだって、聞かせてもらったものでした。
あるところに猟師が居て、ある時猟師は、山で猿を撃って、家に持ち帰っていました。
夜中に、「キィ、キィ、キィ」と、微かな声が聞こえた気がして、不思議に思って起きた猟師が、障子の破れ目からそーっとのぞいてみると、、、。
子猿が3頭、動かないお猿さんのところに集まって、小さな手でその体を撫でさすったり、揺さぶっているのでした。
…猟師が撃ったのは、母猿だったのです。
子猿たちは、もう火の消えた炉辺へ行って手をかざしては、ほんの少しのヌクモリを持って、急いで母猿の側に行き、冷たい体に手を押し当てていました。それを延々と、続けているのです。時々不思議そうに、小首をかしげていたかも知れません。
冷たい体を温めれば、お母さんが動き出すかもしれない、と思ったのでしょう。
この場面を想像すると、毎回、私は泣きました。せつなくてネ。今も、書きながら泣いていますけれど。。。
子どもだった私は、母猿が生き返るのではないかと思いました。きっと、子猿たちが頑張れば、なんとかなるのではないかと。
「おかあちゃん、お猿さんは元に戻れるよね。起き上がって、元気になって、子猿たちと一緒にお手てをつないで、またお山に戻れるんだよね!」
母は、静かに首を横に振りました。もう、死んでしまったんだもの、あきらめるしかないのさ、哀しいことだけどねぇ、と。
夜が白々と明けはじめた頃、子猿たちは、名残惜しそうにしながらも、母猿に最後の別れを告げ、何度も何度も振り返りながら、お山に帰っていったという。
この一部始終を見ていた猟師は、小さな子どもを持つ動物の母親を、もう決して撃たない、と心に誓ったそうな。
せつない、という感情を、私が初めて知ったときの、お話でした。ご静聴、ありがとうございました(合掌)
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新美南吉さんって、凄い人気ですよね。
「ごんぎつね」は、娘が幼稚園の時に、大好きでした。
リンクを貼っていただいて、ありがとうございます。今、見てきました。何か、こころが、ホッとしますね
昨夜の「空の嘘」から、金子みすずさんの詩も、思い出しました。
陸では大漁を喜んでいるけれど、海の底では魚たちがお葬式をしている、とかいう内容の。すみません、詳しくないもので(汗)
コメント、ありがとうございました
連想する童話があります。
ご存知とは思いますが
新美南吉作「ごんぎつね」
http://underzero.net/html/tz/spm_03_02.htm#gon
NHKの人形劇でも放送された記憶があります。
そうなんです。。。
不幸な時は建コンさん
幸福な時はたむたむさん
でも、両方とも、めったに更新してくれないの
コメント、ありがとうございますさらなる超大作を期待しています、ゼヒ
フキノトウ、やっと出てきましたよ。
これがたぶん、一番目の子どもです。これからは、けっこう長~く楽しめます(*^^)v
kenさんは、いつも前向きで、素晴らしい方ですね!
私も、見習って、元気に生きる力を、寄せ集めたいです。きゃはっ!(笑)
コメントありがとうございましたまたお邪魔します
建コンさんを思い浮かべなさ~い。
春の訪れを告げるふきのとうですね。
長い冬が終わり、春が土の中から顔を出したかのような光景…
生きる力を感じる写真ですね。
春、万歳!って感じです。
あ、そうですね。これ、”孝とか慈”とかの世界観ですよね。言われて気がつく、粗忽者です(笑)
もしも、おばあさんの世代の話なら、大正時代のことかも。
教訓ではない、と言ったけれど、何かを教えている話ではあるわけです。自然発生的な、”親子の情愛”でしょうか?そう、思いたいですね。
関連して「忠犬ハチ公」を思い出しました。「忠孝」、というのもありましたね。う~ん、単純な話ではなくなりましたかね~(笑)
優しいスエツグさん、今日はありがとうございました
タラの芽は、美味しいですよね。お宅は、タラの芽には不自由しないご身分ですし(笑)
創作話「エビ太郎」。聞いてみたい様な無いような。。。いえ、そんなことはありません。聞いてみたいに決まっています。きっと、感動しますよネ!あはっ!
素敵な夢を見られるたくたくろさん、今日もありがとうございました
猿のお話は悲しいですね。
孝とか慈という漢字がありますよね。
親に孝行する、子を慈しむ。
動物でも人間でも本来自然な感じでそうするものだと
思います。
人間界では薄れてはきてますけど。
母猿は子供達を一生懸命育てたと思います。
なのに非業の死を遂げた。
子猿にとってはその死が納得できなかったんですね。
受け入れられなかったんですね。
辛い話です。
今度孫達に話をしてやりたいと思います。
私はどちらかというとタラの芽のほうが好きですが・・・。
春の訪れを感じますね。
昔話は私も好きでした。
子供に創作話「えび太郎」を聞かせてやったことがあるのですが、大変喜んでくれました。
アホみたいな話でしたけど・・・。
はい、もちろんですとも!
無意味な笑顔と「ナントカナル、ナントカナル、ナントカナル」これだけでも、少しは楽になるなり~
ところでね、今度吾がブログに登場していただくことになるやも知れません。マチルダ様その節はヨロシク~~
あの水商売で有名な建様と、アベックで(←言い方が古い?)きゃはっ!
その名も「空見ろトーコの愉快すぎる仲間たち」黎明期。申し訳ありません、妄想だけが暴走して。陽の目を見るとは、とても思えませんです。ハイ~
コメントとポチッと、ありがとうございました
あ、私はまだ花粉症になってないけど。
切ない昔話ですね。子供の頃に聞くと、今の何倍も衝撃がありそうなお話ですね。
弱っているトーコさん、「ナントカナル!」って思って頑張れ!
そうすると、楽に元気が取り戻せるよん
母猿と子猿のお話。哀しいでしょ
このハナシには、特に昔話にありがちな、教訓というものはあまりないの。
母親が、おばあさんから聞いたお話かもしれません。
昔は、本というものが貴重だったから、昔語りもほとんど口伝、伝承だったのでしょう。
絵を見ていないから、それぞれの”空想”の世界は無限ですよ。え?”妄想”?あはは
それもありますけどネ(笑)涙もろい一味さん、当然お仲間デスコメント、ありがとうございました
そうだったのですか。先代のキキちゃん…
一生けんめい、さすってあげたのですね。ペットとはいえ、長く一緒にいたから、もう、客観的ではいられないものですね。
「愛」は、時間に比例するのでしょうか?あ、違うかもしれません。「愛の深さ」に、でしょうか
ツヨシが居なくなった事を、まだ、認めれていない気がします、このオバチャンは。あはっ!
nunkikiさん!コメントを、ありがとうございました
今の幼稚園児に、親・先生たちが、
この昔話しを、教えてあげれば、
子供達の教育には、すごく良いと思うけどナ。
私は、トーコさんの次に涙もろい生き物です。(笑)
お母さんも何度も辛抱強く話してくれましたね。
私だったら、途中で号泣!何の話か分からなくるでしょう。
一晩居なくなった、先代猫のキキを見つけた時、冷たく堅くなった体を泣きながら、さすり続けました。
そうしていたら、だんだんと体が温かくなって、柔らかくなって、「にゃーーー」と鳴いて、生き返るんじゃないかと本気で思ったから・・・です。
やっぱり、居なくなるのを認めるのは辛いですね。
あらら。次々と頑張っていらっしゃいますね~
「絵手紙工房」は、全部みせていただきましたヨ。
素晴らしかったです。画伯、だと思いました~
「風と戯れて…」。完成が楽しみですね。もちろん、拝見させていただきます
コメントとクリック、ありがとうございました
ホント、すっごい、ところなんですぅ。ダハハ
地元のオジサンに聞いたら、最近になって、花粉症を発症したと言っていました。慣れていても、関係ないらしいデス
花粉と排ガス?Wの悲劇?いしとも家は、皆さんお強いのね~|||(-_-;)||||||
コメント&クリックも、ありがとうございます~
そうだね。当時は絵本が無くて、うちはショボイと思っていたけれど、今にしてみると、母の愛を独り占めしていたんだね、私は。
私も、絵ばかり描いていた時があったけど。。。シナモンさん、ずっと良い子だったんだ!!エライ!!
”財産”なんて言っていただいて、嬉しいです。養老孟司という先生が、「死ぬ時に持って行ける物が、本当の財産だよ」とおっしゃっていました。
コメントと応援クリック、ありがとうございました白の刺繍入り半襟、素敵でした
フキノトウ、もう売っていましたか!
むふふ、私はね、穴場を知っているのですよ。
でも、そこは今度、道路拡張工事に関連して、潰されるみたいです~、残念!
毎年、好きなだけ採って食べれたのに~
猿はね、観光地の奴らは、ズーズーしいんですよ
山の奥地の猿たちは、カワイイですよ。とってもナイーブだし。人間を見たらすぐ、逃げてしまいます。表情も、ホント可愛らしくて。車で通ったとき、出会いましたとさ
今日もコメントとクリック、ありがとうございました
感謝感謝
昨日はお邪魔できませんでした_(._.)_
放置したままの花と歴史のブログ、
「風と戯れて…」を工事中ですが、あと少しです。
ブログをちょっとのんびりすることに決めたことで、
気にかけていたブログもどうにか出来そうです。
トーコさん、完成したら見てね~*^-^)
花粉がいっぱい????
ああ~、聞いただけでむずむずしてきた~。
そういう花粉が山になるような地域の方は
不思議とアレルギーの方は少ないようですね。
あ、花粉と自動車の排気ガスが合体すると
いかんらしいとも聞きました。
うちじゃん…。|||(-_-;)||||||
幸せ者だね~
思い出って 財産だと思うの
お母様とのお話も すごい財産だね
ワンコちゃんとの お散歩の思い出ももちろんだよ
私はいつも母のそばにいたけれど
お話をしてもらった思い出はないな~
山ほど 藁半紙を与えられて おとなしく絵ばかり
書いてました
上に兄や姉がいたので 本はあったので
1人で 本を自分で読んでました
こう書いてると とっても良い子だったわね 私
その反動が 未だに続いてるのね 長!
これからも この先の自分のために
どんどん 財産を増やしていきましょうね
これからたくさん顔を出すことでしょう。
先日、秩父の山に行ってきました。
道の駅で¥180(20個入って)で売っていました。
買ってきて、フキ味噌にして食べました。
ほろ苦く、春の味がしました。
かわいそうな昔話ですね。
今度孫がきたら、聞かせてあげましょう。
上高地にも、野生のサルが増えました。
道路の近くまで降りてきて、人間を怖がりません。
サルをみたら、追っかけてはいけないそうです。
昔から「サルものは追わず・・・」といいますね。