ウォーキングをしていて、大きな百合の姿を目にした。近くに二輪ばかりが咲きだしていたが、山の上の方には重なって咲いているのが見えた。
そこに行って写真を撮りたいのだけれど、足元が怖い。蛇がタンと居るに違いないのだもの。
2日ほど、花の近くまで行っては悩んでいた。長靴をはいて落ちている枝で地を探り、蛇をよけながらというのはどうだろう。運が良ければ蛇はどこかに行っていて、留守かもしれない。
今度は車に長靴を積んで、勇気を奮い起こしつつ、コンデジと共にそこに行ったのだが、どうしても草の中に一歩を踏み出せない。まさに”二の足を踏む”という状態。山の斜面の花までは、20メートルくらいなのに・・。
先日の合歓の木もそうだった。花が咲いているのだ。しかし、あと15メートルが行けない。何日も木の前に行っては、見上げて思案ばかり。蛇の抜け殻がそこかしこに見えていた。
しかたがないので、妥協策として木から離れて下に落ちている、花の残骸を写真に撮ることにした。これがけっこう、情けないし間抜けで惨めな気分である。
毎日のように見かけるオジサンによると、
「へっ?ヤマユリなんかそこらじゅうにあるよ。あららら、知らないの?これはこれはマイッタネ~」と、呆れられてしまった。
このオジサンは、車で日光からわざわざここに来て、いろいろな薀蓄をその辺の人に語ったりして、いわゆるヒマツブシをしているようだ。とにかく、政治から経済、動物や花のこと、他人の家庭環境、台所事情まで幅広く何でも知っている。
この前私は、最近流行の「高級な石」について教えてもらったばかりだ。オジサンは、ウチワ持参で散歩している。お顔は栃木名産の「ひょうたん」に似ているが、真っ赤のTシャツを着こなすダンディなのだ。
「昔はさ、ヤマユリは日光でも一面に群生していたんだ。今じゃ、ほとんど消えてしまったね。。。どうしてだと思う?・・猿だよ、猿。球根を一つ残らず食べてしまうんだもの」
私「え?球根は食べられるんですか?」
「ちょっとちょっと、カンベンしてくださいよ~。ユリネって知っているでしょ~!」
私「あ、ハイハイ。和食などに使われている百合根ですね。アハハ」
「料理屋で出しているのは、養殖だよ。元々はヤマユリのりんけいが本家なの。花が終わって秋になったら、掘りだして食べるんだ。猿も、それが旨いのが分かっているから、食べちゃうんだよ。だから今は群生しなくなった」
横からオバサンも言う。
「人間も採って行っちゃったんだ。花を根こそぎだよ。少しは遠慮すればいいものをさ。猿も人間も一緒だよ。ホーント、バカなんだから」
「そうだ、猿も人間も一緒。少しなら採ってもいいけど、次のことを考えたら、幾らか残しておけっての」
が、そう言っている人たちも、ちゃっかり自宅の庭にはヤマユリを植えているようだ。オバサンのところは、花が10個咲いたと誇らしげに言っていた。
ヤマユリは、数年しないと1本の茎に蕾を持たないらしい。ひとつ咲くと、その後1年に付きひとつずつ花を増やす。10個というと、オバサンちの百合は10年間も風雪に耐えたのだろうか。
スーパーの帰りに、ふと閃いた。あそこはどうだろう、と。時間があったので、いそいそと思いついた場所に行ってみた。で、まんまと予想的中。群生とはゆかないけれども咲いていましたよ、山百合が。
しかし、地元の人はこれを見慣れているのかもしれません。花には無関心、特に誰~も見ている人はいませんでした。大きさも匂いも、カサブランカによく似ていました。
茎もそれほど太くはないのに、多いので平均6、7輪を咲かせながら、ゆらゆらと揺れながらも、一応踏ん張って立っている。重さに耐えかねて、少し傾いでいるのもあるけれど、やはり自然の花は丈夫そうである。
百合の香りは、やはり周囲にたちこめるほど”濃厚”であった。
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海の中のヒトデに似ているような。。??
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そこに行って写真を撮りたいのだけれど、足元が怖い。蛇がタンと居るに違いないのだもの。
2日ほど、花の近くまで行っては悩んでいた。長靴をはいて落ちている枝で地を探り、蛇をよけながらというのはどうだろう。運が良ければ蛇はどこかに行っていて、留守かもしれない。
今度は車に長靴を積んで、勇気を奮い起こしつつ、コンデジと共にそこに行ったのだが、どうしても草の中に一歩を踏み出せない。まさに”二の足を踏む”という状態。山の斜面の花までは、20メートルくらいなのに・・。
先日の合歓の木もそうだった。花が咲いているのだ。しかし、あと15メートルが行けない。何日も木の前に行っては、見上げて思案ばかり。蛇の抜け殻がそこかしこに見えていた。
しかたがないので、妥協策として木から離れて下に落ちている、花の残骸を写真に撮ることにした。これがけっこう、情けないし間抜けで惨めな気分である。
毎日のように見かけるオジサンによると、
「へっ?ヤマユリなんかそこらじゅうにあるよ。あららら、知らないの?これはこれはマイッタネ~」と、呆れられてしまった。
このオジサンは、車で日光からわざわざここに来て、いろいろな薀蓄をその辺の人に語ったりして、いわゆるヒマツブシをしているようだ。とにかく、政治から経済、動物や花のこと、他人の家庭環境、台所事情まで幅広く何でも知っている。
この前私は、最近流行の「高級な石」について教えてもらったばかりだ。オジサンは、ウチワ持参で散歩している。お顔は栃木名産の「ひょうたん」に似ているが、真っ赤のTシャツを着こなすダンディなのだ。
「昔はさ、ヤマユリは日光でも一面に群生していたんだ。今じゃ、ほとんど消えてしまったね。。。どうしてだと思う?・・猿だよ、猿。球根を一つ残らず食べてしまうんだもの」
私「え?球根は食べられるんですか?」
「ちょっとちょっと、カンベンしてくださいよ~。ユリネって知っているでしょ~!」
私「あ、ハイハイ。和食などに使われている百合根ですね。アハハ」
「料理屋で出しているのは、養殖だよ。元々はヤマユリのりんけいが本家なの。花が終わって秋になったら、掘りだして食べるんだ。猿も、それが旨いのが分かっているから、食べちゃうんだよ。だから今は群生しなくなった」
横からオバサンも言う。
「人間も採って行っちゃったんだ。花を根こそぎだよ。少しは遠慮すればいいものをさ。猿も人間も一緒だよ。ホーント、バカなんだから」
「そうだ、猿も人間も一緒。少しなら採ってもいいけど、次のことを考えたら、幾らか残しておけっての」
が、そう言っている人たちも、ちゃっかり自宅の庭にはヤマユリを植えているようだ。オバサンのところは、花が10個咲いたと誇らしげに言っていた。
ヤマユリは、数年しないと1本の茎に蕾を持たないらしい。ひとつ咲くと、その後1年に付きひとつずつ花を増やす。10個というと、オバサンちの百合は10年間も風雪に耐えたのだろうか。
スーパーの帰りに、ふと閃いた。あそこはどうだろう、と。時間があったので、いそいそと思いついた場所に行ってみた。で、まんまと予想的中。群生とはゆかないけれども咲いていましたよ、山百合が。
しかし、地元の人はこれを見慣れているのかもしれません。花には無関心、特に誰~も見ている人はいませんでした。大きさも匂いも、カサブランカによく似ていました。
茎もそれほど太くはないのに、多いので平均6、7輪を咲かせながら、ゆらゆらと揺れながらも、一応踏ん張って立っている。重さに耐えかねて、少し傾いでいるのもあるけれど、やはり自然の花は丈夫そうである。
百合の香りは、やはり周囲にたちこめるほど”濃厚”であった。
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海の中のヒトデに似ているような。。??
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トーコさんもすっかりテクニシャンになっちゃってぇ、んもぉーっ!!
最後のヒトデには笑いました。
ユリ根は本当に美味しいですよね。
茶碗蒸しに入っていると最高です。
最近はあまり食べれなくなりましたけど・・・。
きれいな花だけに、根っこはそっとしておいてやりたいものですね。
今からやっときます。☆
連日のブログ更新、深夜のコメント等、お疲れ様です!
海の物と山の物、似ているもの沢山ありますね。私は毛ガニが好きなのですが、これは海の蜘蛛でしょう?
すると、イザとなったら陸の虫も食べられるわけですね、人間って。。。^^
ギンナンは好きですけど、ユリ根って・・味があるのですかね。高級食材なので、あまり知らないデス(笑)
コメントと☆、ありがとうございました