今日はナニワイバラ(浪花茨 ・難波茨)をご紹介したいと思います。
花の大きさは7センチほどもあります。まっ白な五弁の花びらの中央に、一塊の黄色の雄しべ、なかなか艶やかなお花です。
江戸時代に中国から渡来し、西日本の一部で野生化したそうです。名前に付く’浪速’というのは、元は大阪の植木屋さんが普及させたものだから・・と言われておりますね。
ばら科バラ属では、一枚の葉が1~8対の小葉に分かれるのに比して、このナニワイバラは1対です。なので、葉っぱを見れば、他の白薔薇と区別しやすいでしょうか。ヨロシクお願いいたします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/87/375b74e243a5dc99573cb5c6293f36f8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1a/1c2c0c1c5fb0890857e1c78fbf881121.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/45/f6ca64ae7d84801c8cdc5d66dfeb4c11.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/78/8f9df49f78c7374b5ef7270082dbcb5b.jpg)
さて、5月・6月は雨の日が多いようにございます。
陰暦の五月二十八日は、毎年(ほとんど)雨が降る特異日。’シンギュラリティ’などと言うそうですよ。
昔からこの日の雨を、「虎が雨」「虎が涙雨」と。これは仇討ちで有名な、曽我兄弟の兄(十郎祐成・じゅうろうすけなり)の恋人だった、虎御前の涙雨といわれてきたことからです。
お虎さんが、なぜ泪を流すのでしょう・・。愛する十郎祐成が、富士の裾野で斬られて死んでしまったからです。
しんみりと虎が雨夜のはなしかな 八十村路通
日本の三大仇討ちといいますと、「一に富士、二に鷹の羽のぶっちがい、三に上野で花ぞ散らせる」と。
「一に富士」というのが今回問題の、富士の裾野で行われた曽我兄弟の仇討ち。ちなみに、二番は忠臣蔵赤穂四十七士の仇討ちですね。三番は、荒木又右衛門が助太刀の。。この辺はよく知りませんけれど。
語り伝えられる曽我兄弟の仇討は、今から逆算しますと806年も前のことです。日本人は、密かに仇討モノが好きなのでしょうか。毎年の暮れは、「忠臣蔵」が定番人気です。私はあまり・・ですけれど(笑)
この虎御前という女性は、実在の人物のようです。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』にも、ハッキリと書かれてあるそうです。大磯の長者の娘で、十郎祐成は彼女に惚れ抜いて、三年通いつめたとか。
お名前が虎だなんて印象は怖そうですが、清潔・誠実・慎み深い立派な女性だったのですね。そして虎御前は、恋人を失くしてその後どうしたのでしょう。
彼女は十郎祐成が亡くなって、二十一日目の忌日に当る(陰暦)六月十八日に、箱根権現に来て法要を済ませた後、信濃の善光寺へ向けて旅立ったということでございます。時に虎御前、十九歳。
その健気な気持ちをくみ取って、天も陰暦五月二十八日には、雨を降らせてくれたのだったでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/75/e4ba52e2056ff0f1d457d86e899214c9.jpg)
年ごとに涙腺弱り虎が雨 空見
まさかッ!? 阪神タイガースが。。(ハイ、虎と浪花つながりネ♪)また試合に負けたからといって・・流す泪とは違いますね~(笑)
にほんブログ村~随筆ランキングへ よろしく![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
花の大きさは7センチほどもあります。まっ白な五弁の花びらの中央に、一塊の黄色の雄しべ、なかなか艶やかなお花です。
江戸時代に中国から渡来し、西日本の一部で野生化したそうです。名前に付く’浪速’というのは、元は大阪の植木屋さんが普及させたものだから・・と言われておりますね。
ばら科バラ属では、一枚の葉が1~8対の小葉に分かれるのに比して、このナニワイバラは1対です。なので、葉っぱを見れば、他の白薔薇と区別しやすいでしょうか。ヨロシクお願いいたします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/87/375b74e243a5dc99573cb5c6293f36f8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1a/1c2c0c1c5fb0890857e1c78fbf881121.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/45/f6ca64ae7d84801c8cdc5d66dfeb4c11.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/78/8f9df49f78c7374b5ef7270082dbcb5b.jpg)
さて、5月・6月は雨の日が多いようにございます。
陰暦の五月二十八日は、毎年(ほとんど)雨が降る特異日。’シンギュラリティ’などと言うそうですよ。
昔からこの日の雨を、「虎が雨」「虎が涙雨」と。これは仇討ちで有名な、曽我兄弟の兄(十郎祐成・じゅうろうすけなり)の恋人だった、虎御前の涙雨といわれてきたことからです。
お虎さんが、なぜ泪を流すのでしょう・・。愛する十郎祐成が、富士の裾野で斬られて死んでしまったからです。
しんみりと虎が雨夜のはなしかな 八十村路通
日本の三大仇討ちといいますと、「一に富士、二に鷹の羽のぶっちがい、三に上野で花ぞ散らせる」と。
「一に富士」というのが今回問題の、富士の裾野で行われた曽我兄弟の仇討ち。ちなみに、二番は忠臣蔵赤穂四十七士の仇討ちですね。三番は、荒木又右衛門が助太刀の。。この辺はよく知りませんけれど。
語り伝えられる曽我兄弟の仇討は、今から逆算しますと806年も前のことです。日本人は、密かに仇討モノが好きなのでしょうか。毎年の暮れは、「忠臣蔵」が定番人気です。私はあまり・・ですけれど(笑)
この虎御前という女性は、実在の人物のようです。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』にも、ハッキリと書かれてあるそうです。大磯の長者の娘で、十郎祐成は彼女に惚れ抜いて、三年通いつめたとか。
お名前が虎だなんて印象は怖そうですが、清潔・誠実・慎み深い立派な女性だったのですね。そして虎御前は、恋人を失くしてその後どうしたのでしょう。
彼女は十郎祐成が亡くなって、二十一日目の忌日に当る(陰暦)六月十八日に、箱根権現に来て法要を済ませた後、信濃の善光寺へ向けて旅立ったということでございます。時に虎御前、十九歳。
その健気な気持ちをくみ取って、天も陰暦五月二十八日には、雨を降らせてくれたのだったでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/75/e4ba52e2056ff0f1d457d86e899214c9.jpg)
年ごとに涙腺弱り虎が雨 空見
まさかッ!? 阪神タイガースが。。(ハイ、虎と浪花つながりネ♪)また試合に負けたからといって・・流す泪とは違いますね~(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
はい、このナニワイバラ、かなりの強さです。剪定をマメにしないと、たいへんなことになりそうです。
製作所のようなところの塀沿いに咲いていました。
続きにはモッコウバラが・・どちらも、どんどん伸びますわね*^^*
マンネングサ、ポピュラーなメキシコマンネングサかもしれないとは思うものの、確信は沸かず・・(笑)
コモチマンネングサですか?さらに懊悩が深くなりそうです(;^_^A アセアセ・・
もうお帰りでしたか?お疲れさまでした~(∩.∩)
いえとんでもございません、こちらは極めて病弱な上に生来虚弱体質なものですから、とてもとてもそのような勇壮な「お祭り」には。。(爆)
行く前にほぼ死んでますから(≧∇≦)/ ハハ
ナニワイバラ、ご存知でしたか?ノイバラと少し違いますが、繁殖力は旺盛のようです。コメントをありがとうございます
マンネングサ、ぼくも三年目にしてようやくわかるようになったのですから、あとは数多く出会って写して、調べるしかありませんかね。
後日「コモチマンネングサ」を記事にする予定です。
なんと、玄関前の鉢デ出てきました。
今はこの花に似たサンショウバラも咲いています。
ハコネサンショウバラは芦ノ湖の湖畔に行けば見られます。
なかなかきれいな花です。
昨日は下諏訪のおんばしら、木落し坂を見てきました。
来年の5月「おんばしら祭り」が行われるそうです。
命がけの祭りですね。
最近は女性もOKだそうです。
参加されては如何ですか?
ナニワイバラ、ご存知でしたか?
今回はナニカトイバラの道でした(笑)
お座布団を。。そうですか、、、では有り難く(゜艸゜*)コメントをありがとうございました
わぁ~ナニワイバラありましたか~
そちらのお庭は、ターシャさんのお庭に近くなってる~!とコメントを入れるつもりでした、寝る前にヾ(@^▽^@)ノ あはっ!素晴らしいです、もう素晴らしすぎるわ~(o^-')b
はい、ナニワイバラは美しいですが、蔓がね・・。うちの真紅のミニつる薔薇もたいへんなんですわよ、アーチ型にしたステンレスパイプ(約1坪)を覆い尽くしています。
寒肥をやったせいか、今年は特に花付きが良くてスバラシイのよww 全開したら写真に撮ろうと思っています、初めてネ*^^*
最近涙腺が弱くなっていて、つまらないTVドラマでもすぐ泣けるのよ~ {{ (>_<;) }}コワイ~!!
コメントをありがとうございました
はい、たまにこのような威張り方を・・(爆)
今日はマンネングサさんに合いましたので、かなり観察してみました。帰ってからディックさんの記事をジックリ見て、やはりよく分らないのでした(泪
あぁ~あれほど解説していただいたのに、もう弱りました。。(*o☆)\バキッ!
「虎が雨」ヨロシクお願いします
ナニワイバラ、どこかで見たことがありそうですが、魅力的な花ですね。白というのがうれしいです。
なお、なみだにも色々ありますね・・・。
うたも冴えて・・・お座布団!
ナニワイバラの真っ白い一重の花が好きで
我が家にも10年ぐらい前に植えましたよん♪
ものすごい勢いでのびて本体がだめになっても
横からどんどこのびるのびる
ちょっと手に負えませんが・・・
ただ蔓バラは北陸のような雪がどっちゃり降るところは
つるが傷みやすくて
スチール製のフェンスにでもはわせなければいけないかなと思います。
5月28日はこちらも確か雨でした。
雨の特異日ってあるとは知らなかったですわ!
2番目の句
年ごとに涙腺弱り・・・
まったく同感ですわ。
..((((((^_^;)あせる
季節感に溢れたお話、故事や諺の類、とても勉強になります。
「虎が雨」か、覚えました。
「虎が雨」に、快くトラックバックをありがとうございました。こちらもさせていただきましたが、ヨロシクお願いいたします。一度以前にしましてそれっきりなもので、また忘れていましたが(ナントカできたようです)f(^ー^;
>当方、相変わらずのビンボー暇ナシ生活ゆえ
まぁまぁ何を仰っているのかしら?独身貴族の貴公子さんが(笑)
「カシャ575」への参加、今回頑張ってみました、それなりにです。はい、とりあえず参加することに意義が。。の専門職です。
いつも素敵な写俳を、刺激と向上心をありがとうございます(^人^)
あ、いい忘れていましたが、枕の下に水が流れる音、きっと安眠できるような気がいたしました∈^0^∋
まぁ~ナツロウバイに見えました?ナツロウバイシンドロームですかね、お互い様です(爆)
ナニワイバラ、不評でしたね~(≧∇≦)/ ハハ 面目ないッ♪
晴れの特異日、11月3日ですね、覚えておきます。もう私、雨雲を連れて歩いているような気がしてきました。
今日も降られて、ずぶ濡れで帰ってきました。雨女なのかしら。。帰ってきたら、スコーンと晴れましたしねぇ・・
応援ありがとうございます。いつも感謝しています(^人^)
ヾ(@^▽^@)ノ あはっ!ナニワイバラ面白くなかったデスか、もう~今ひとつでしたね~(_ _ )/ハンセイ(笑)
はい、やはり「一富士二鷹三茄子」のもじりで。。したか。アラキマタエモン、という名前は知っていますが、故事来歴は興味がありませんでした。
’助太刀’で36人も?その後のハナシが膨らみすぎてしまったのですね。
では、武蔵の吉岡門下七十人斬りも、如何なものでしょう。ワタクシ的にはありえないような気がしておりますが(笑)刃こぼれ等を考えますと・・どうにもね。
今度は伊賀に行かれるのですか~いいですね~そこは茄子の生産量が多いのですね。忍者さんもね♪コメントをありがとうございました
あっナンカ
こちらにカキコするのは久し振りのような気が・・
当方、相変わらずのビンボー暇ナシ生活ゆえ
なかなかコンスタントにお邪魔することが出来ず
申し訳御座いません。どうかご勘弁を
・・で、「虎が雨」をTBに参りました♪
実はブログを書いておきながら、詳しいことは
何も知らなかったワタクシ(^_^;)恥&アセ
こちらで勉強させていただきました。
有難うございます♪
ナニワイバラ、パッと見ました時、
ナツロウバイに見えてしまいました~~♪
なんだかまだその残像が頭にあるようです。(笑)
はい、その白さが清楚さを・・・初めて拝見します。
ナニワイバラからまたもこのような展開に・・・、
今日も大変勉強になりました。また、賢くなりました・・・です。(笑)
陰暦の5月28日は、雨が降る特異日ですか?
反対になりますが・・・、
私の中の特異日は、11月3日・・・これは晴れの特異日ですが。。。
ランキング、
いつも応援しております。では。
見たことがあるような、ないような・・・
庭に咲いている薔薇は すべてバラで済ませています。
一富士二鷹三茄子をもじり、三大仇討ちに、昔の人は考えますね。もっとも、この狂歌は茄子が上手く入らなかったようで、無理がありますね。
荒木又右衛門の36人切り・・・凄いですね。
でも、本当に切ったの二人とか・・・
荒木又右衛門は伊賀の出身・・・
伊賀は茄子の産地とか・・・
虎御前の話でしたね。
来週は伊賀に行くのでつい脱線しました。(笑)
たらちゃんに「五月尽」を教えていただきました。
はい、陰暦の5月28日ですので、約1カ月後位になりますかしらね。
季語は(たぶん)京都辺り(せいぜい東京)を基準にしていますけれど、日本は長~いですものね~(笑)まぁ季節を先取りして楽しむのが、真面目で勤勉な日本人のDNAかも。
ステキな現代人さんからのコメント、ありがとうございました
本日は、たら(♀)についてのフォローをありがとうございました(笑
「虎が雨」…、
去年も5月の末は雨が続いたような…
しかーし!、陰暦と陽暦(でいいのかな?)は、ちょとめんどっこいものがありますね。
「七夕」は秋の季語。
「天の川」も秋の季語。
他にもいろいろ、???がある現代人でございます。