*** 2014.7.5
○ドイツ 1-0 ●フランス
立ち上がりはドイツがボールを保持し、フランスがカウンター気味にディフェンスラインの裏を狙う展開で、フランスがいい形を作っているように思えました。しかし、セットプレーからフンメルスが頭で合わせてドイツ先制。この後はフランスがよく裏をとって同点への期待が高まったけど、ドイツの守備は手堅い。特にキーパーのノイアーが超安定してますね、こりゃドイツから点とるの大変だ。マイヤー、シューマッハ、イルクナー、カーンと、ドイツは昔から優れたGKに恵まれるのはゲルマンの民族性?いつの時代も名GKがいるような気がします。
後半は中盤のスペースが空いて両チームとも決定的チャンスを作るけど、スコアは動かず1-0のまま終了。期待していたミュラーの個人技がいまひとつ目立たなかったのはインフルエンザの影響?ベンゼマも不発だったのがちょと残念。
しかしロースコアながら、非常に見ごたえのある試合でした。こういうゲームを見られるからワールドカップは面白い。
○ブラジル 2-1 ●コロンビア
決勝トーナメント一回戦で美しいゴールを決めたロドリゲスに注目。コロンビアは勢いに乗ってそう。対してブラジルは思ったより苦戦続きなので、もしかしたらもしかして、もあるかなと思ったけど。この試合はコロンビアの出来が悪いです。前半が終わったところでこれ書いてますが、ディフエンダーの連携が悪くて危なっかしい場面の連続。CKからの先制点もマークが甘かったし、それ以降もDFが下がってスペースができてブラジルが自由にプレーしてました。3点くらい入ってても不思議でない感じ。コロンビアは攻撃もパスがつながらず、これまで11得点の面影ナッシングでいいとこ無しの前半戦でした。
そして後半、コロンビアは立て直せず。リードしていたブラジルがダビドルイスの鮮やかなFKで2点め。これでコロンビアが吹っ切れたのか、ロドリゲスがゴール前でバッカに絶妙のスルーパス、決定的チャンスにバッカが倒されPKで2-1。その後もコロンビアにチャンスはあったけど届かず試合終了。今日の準決勝2試合はぜんぶがセットプレー(PK含)からの得点で終わりました。
さて、これで準決勝はブラジル-ドイツの組み合わせ。かつてはレアカードで、この2チーム(東ドイツは除く)がW杯での対戦がなかったのが七不思議だったのですが、2002の日韓大会決勝の大舞台で初顔合わせになり、守護神オリバー・カーンの盾をロナウドの矛が打ち砕いたのが思い出されます。今回はどういうゲームになるか、楽しみな組み合わせですが、残念なのはこのゲームでのネイマールの負傷。脊椎骨折はかなりの重傷だと思うので、今後に影響がなければいいのですが、、。ミュラーとネイマールの対決が見られなくなったのは重ねて残念です。
*** 2014.7.6
○アルゼンチン 1-0 ●ベルギー
前半8分、イグアインが後ろからのパスをダイレクトに決めた美しいゴールでアルゼンチン先制。ベルギーはアルゼンチンの堅守を崩せないまま前半終了。どちらのチームもしっかりした崩れないサッカーやってますが、アルゼンチンが先制したことでベルギーは苦しい。先にベルギーが点よる展開が見たかった。後半戦のベルギーに期待、一矢を報いて欲しい。
後半ベルギー攻勢するも得点機はアルゼンチンが多い。カウンターアタックに対してアルゼンチンのクロスカウンターでイグアインがクロスバーをこするシュート。もともとアルゼンチンは堅守からのカウンターが得意で、ケンペスやマラドーナのタレントがいてカウンターの威力が倍増していたチーム、その片鱗をみた気がしました。残り少なくなって、ベルギーはセンター付近からロングボールでゴール前に入れる単調な攻撃。アルゼンチンの最終ラインが巧みで、オフサイドが多くチャンスが作れないままタイムアップ。ベルギーの執念は感じられたけど、アルゼンチンが一枚上手で順当勝ちというところでしょう。
これでベスト4はいずれも優勝経験国が勝ちあがり。
○オランダ 0-0(延長0-0,PK4-3) ●コスタリカ
前半はどちらも慎重な立ち上がり、ディフェンスラインが崩れない。特にコスタリカは最終ラインを高くたもって中盤のスペースを消してた。オランダはなかなか切り込めないし、コスタリカがラインコントロールがしっかりしてるもんで裏もとりにくい。それでもオランダには何度か決定機が。それをことごとくつぶしていたのがGKナバス。いいGKですね、特にスナイデルの正面FKを横っ飛びで弾いたのは一点もの。前半はスコアレスで終了。後半に疲れがでてくる中、コスタリカのDFがどれだけ集中するか?気になるのは、この戦い方ではコスタリカの得点イメージが浮かばないところ。後半には前にでてくるか?楽しみなとこです、面白い試合。
そして後半。コスタリカは前に出始めるけど、あまりリスクのある攻撃しない。対してオランダは何度も良い形をつくるけどFKがポストにあたったり、ナバスの好セーブに阻まれて得点ならず。ロッベンをとめられずファウルでFKを与えてしまうのがピンチを呼ぶ。そして終了間際のゴール前決定的なチャンスも逃して0-0で終了。今大会最多得点のオランダを0点に押さえたコスタリカは見事です、集中力も切れてないし、延長どうなるか?PK戦にもつれればナバス大活躍しそうなんで、オランダは延長で勝負?
延長は両チームにチャンスあり。特にオランダにはポストありバーありの惜しいシュート多数。しかしコスタリカ粘る、ディフェンスラインは最後まで乱れなかった素晴らしい。延長終了間際にオランダGK交代!?クルルってPK用GK!?そんなの初めてみた。しかしGK交代が功を奏したか、クルルは2本を止めて4-3でオランダ勝利!智将ファンファール、おそるべし采配、最後のいいとこ持ってった。
しかし敗退したコスタリカは素晴らしい、なんせスペイン、ウルグアイに勝ち、イングランド、オランダに(90分で)負けなかったわけだから。
そんなわけで、準々決勝も実績あるチームが勝ち残り、準決勝は強豪国の組み合わせ。
どういうゲームがみられるか、どきどきわくわくで水曜の朝を待とう。
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