ばあさんが、これを読めとばかりに机の上にほっぽっていった一冊。
70歳を過ぎた人間は死ななければならない、という法律ができたときのお話です。
そのタイトルからはシリアスな内容かとも思いましたが、読んでみるとコメディでした。
おそらく、ばあさんはこの本の内容に共感する部分があったのでしょう、それもひとつやふたつじゃない気がします。それを想像すると、読んでいて背筋が寒くなる一冊です^^;
現代社会の重い問題を、軽い調子で取り上げているのが特徴でしょうか。登場人物の心理描写も的確です。一気に読み終わり、爽快な読後感でした。
この作者は初めて知りました&読みました。
豊岡の出身なんですね。
Wikipediaで調べると、けっこうな作品数で、ドラマ化、映画化されている小説もありました。そっか、映画:老後の資金がありません、の原作者がこの人だったんだ、今知った。
書誌事項はこちら。
p.s. 本日は土砂降りなり。
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