本日はお暇をいただき、くたびれた心を回復するために海へ。
庄之助丸のカモシ釣り。
前々から「今度はカモシ釣りで遊びにくるね!」と船長に言ってたんだけどいまだ行けず^^;
そんなところに10月1日、庄之助丸ブログにこんなエントリーが、、、→さよならカモシ釣り2015
えー、カモシ釣りやめちゃうのー、、、
寂しい。
しかし現代は画一化の時代。価値観はお金から換算され、マイノリティは消滅の道へ。
私が沖釣りを始めた頃は実に多様化の時代でした、新しい釣りはどんどんでてきたけど、それと同じくらい伝統の釣りが大事にされていました。
時は流れ、伝統の重みは徐々に薄れ、右へ倣えの釣り人が増えている。先人の知恵が凝縮された釣りには興味を示す若者もおらず減退の一途。
消えた釣りは、鴨居の立て釣り然り、大原のビシマ釣り然り、走水の手ビシ然り、タチウオのカッタクリ然り、カツオのカッタクリ然り、、、枚挙に暇がありません。
ついに外房伝統のカモシ釣りも同じ道を歩むのか。
伝統釣法は保存すべき文化と見なされないのか。
と、年寄り臭いことを思ってセンチな気分になっていたんですが、庄之助船長もやはりセンチな気分になっていたようで、11月14日のエントリーでは「来年も希望があれば、、」と態度を軟化(^^;)
めでたしめでたし(^^)
でも、とりあえず今シーズン内に庄之助丸のカモシ釣りに行かねば!
と、車を走らせ、興津港。
船長は相変わらずの早出で、集合時間の30分以上前から準備に余念がありません。
レバードラグリール、ナイロンライン、遊動式テンビン、カモシ袋のカモシセット。
昔は、この道具立てじゃないとカモシ釣りと認めん、なんて言ってた青い時期もありましたが^^;、そんなことありませんよ。電動リールにPEラインでも立派なカモシ釣りですよ^^;;;
そして、サンマミンチ。これがあればOK。
この香りにはやみつきになりますよ^^;
船ではサンマのブツ(コロ)とまるごとサンマを用意してくれます。
そして出船、現在の竿入れ協定時間はAM6:30。
船長が選んだポイントは鵜原沖の大貫山。
潮況は沖にでてみないとわからないのですが、この日は逆潮、薄濁り。
こりゃあ、てえにうってつけの潮じゃあないですか!
というわけで、最初はマダイ狙いでスタートします。
といいつつ、最近は真潮でも何でもマダイ狙いでスタートしますけどね、小心者なもんで先にマダイの顔みとかないとヒラマサをじっくり狙えないから^^;
最初の投入、餌すっからかん。
次の投入、餌すっからかん。
餌取りが多い!
コロ2つ掛けに変更。
すぐにアタリ、針ガカリせず、なんだろう?
次にもアタリ、引きが弱い、イサキでした。
さらにアタリ、今度はちびイサキ、リリース。
そしてやっと、良いアタリ。
ビューティフルなマダイさん (写真提供:庄之助丸)
よし、ここからヒラマサ狙い!、、しません。
だって、まだまだマダイ食いそうなんだもん^^;;
隣の人は2.8kgの良型マダイ上げてるし、大鯛一発の雰囲気がぷんぷん。
しかし、2枚め、3枚めとマダイを釣るも、徐々にサイズダウン^^;
ここでやっとヒラマサ仕掛けにチェンジですよ。
こないだ佐円丸で釣ったヤリイカをノーモアジップロックで冷凍したもの。
どうです、この色と艶。
ヒラマサが見つけたら一発で食いつきますね、たぶん。
しかし、仕掛けを入れ替えるとゲソと目だけが綺麗になくなって上がってきます。
餌取り多い!^^;
したら、イカの胴体を細長く切って、イカタン作戦に。
すぐに、コツ!コツ!コツ!と断続的なアタリが到来、でも針ガカリしない。
誰ですか?こんな食べ方する人は?^^;
それでもめげずにイカ短作戦を続けていると、竿先がゆっくりと突っ込みました。
こりゃ青物ですよ、ヒラマサ(のはず)。狙い通り!
カモメが邪魔!^^; (写真提供:庄之助丸)
引きが弱い!
イナダでした^^; (写真提供:庄之助丸)
これで青いイナダと赤いマダイと緑のイサキが揃いました。
あとはヒラマサだけ!10kgオーバーカモン!
と、かもしまくるもタイムアップ。
ヒラマサは釣れなかったけど面白かった、これがカモシ釣りの楽しさですよ。
この日はけっこう上手くいったのだけど、ダメは日はマダイ狙いの細ハリスにヒラマサが食ってきて瞬殺されたり、したらばって太仕掛けに変えるとアタリがまったく無かったり。そんなダメダメな釣りがあるのもまたカモシ釣りの楽しさですよ。
海に撒かれたサンマに狂喜乱舞するカモメと分かれて帰港しました。
庄之助丸では12月からヒラメ釣りに切り替わります。
来年も再来年も、ずっとカモシ釣りが出来たらいいな。
[興津港 庄之助丸]
http://ameblo.jp/syounmsukemaru/
http://www12.ocn.ne.jp/~akiba/
↓船着場に集合、受付
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