
先日行われた王将戦第三局、▲5四、▲6五、▲4五に銀を並べる大模様を張ったのは佐藤康光九段(棋譜はこちら)。第1局の▲5七玉といい、この指し手には感動しましたよ。
佐藤九段の将棋はスケールが大きく個性的、羽生世代の中では一番好きだなぁ。王将復位へあと1勝、がんばって欲しいです。
その佐藤九段が扇子に揮毫していたのが「夷険一節」。易なときも険しいときも常に自分の信念で物事を進めていくという意味だそうです。
この言葉にぴったりの釣りがあります、それがテンヤのスミイカ釣り。
潮が速かったり緩かったり、活性が高かったり低かったり、水深が浅かったり深かったり、潮が澄んだり濁ったりと条件は毎回変わるけど、スミイカ釣りで一番大事なことは、自分の信念のしゃくりを常に繰り返すこと。
これはまさに夷険一節な釣りだと思った次第です。
というわけで、佐藤九段にあやかってスミイカを釣りに行きましょうか。
前置きが長くなりましたが^^;、いつもの浦賀へGo!
ほんとは土曜日に来るつもりだったけど、朝出ようとしたら第二海堡で北風が12-14m/s。
前夜に雪が降ってえらく寒かったし、こんな北風の中で修行系の釣りになるのもやだし、ということであっさり延期^^;
今日は風も弱まって(5-6m/s)いい凪ですよ。
浦賀湾はいつもの通り、ほのぼのとした雰囲気です。
今日は中潮の2日目なんだけど、まだ海は冬。
午前から午後にかけての上げ潮は潮位差が少なくあまり動かないと予想されます。
冬の夜潮、夏の昼潮は、潮が動くことを表した漁師さんの言葉。
今日は冬の昼潮で、動かない潮の典型になりそう。
いつものスッテレススタイルで、ゆっくり小さくしゃくって活性の低いスミイカを誘う作戦です。
まずは港のまん前、浦賀沖から開始。
予想通り潮が動いてないです。2流しほどして、なんとか1杯ゲット。
そしてソコリを過ぎた頃に、下浦沖へと移動。
下浦も潮が動きません。
丁寧に丁寧にしゃくってスミイカを拾っていく感じです。
珍しく下浦(といか野比沖に近い)で巻き網船が操業してました。
こんなとこで網打ってるの初めてみましたよ。
何とってるんだろ?イワシ?サワラ?
船長は邪魔にならないようにと思ったのか、すぐに移動。
しかし、予想以上に潮が動きません。山立てしてみると船がほとんど動いてないし^^;
10時過ぎに岸へと向かう潮がちょっと利いたかなというくらい。その時合にはポツポツと乗せられました。
その後、鴨居沖、浦賀沖と探るも、どこも潮がなく乗りは超散発。
ツ抜けが目標でしたが、それには及ばず9杯で終了でした。
まあ、この時期にこの潮で9杯は悪くはない釣果なんですが、掛け損ねが3度ありました。
活性が低かったという言い訳はあるものの、せっかくテンヤに寄ったスミイカを取れないのは未熟もん、まだまだ修行は続きます。
小さいのがひとつ混じりましたが、全体的に型はよく500-600gが中心でした。
そして裏本命の生ワカメのお土産もいただきました(^^)
さっと茹でると鮮やかな緑色に。
もうワカメもかなり大きくなっています。1月にもらった柔らかいワカメよりも葉が厚いですね。
走りのワカメには敵わないものの、茹でたてのワカメはほんと美味しいです。
さて、今シーズンのスミイカはこれがラストかな、、、3月に行けるかはスケジュール的に微妙なとこなので。
[浦賀港 みのる丸]
http://homepage2.nifty.com/minorumaru/
http://www.marines-net.co.jp/cgi-bin/hp.cgi?to=minorumaru
メカブも立派ですね?
スミイカとの相性も抜群です。
それとも何か密かな展開、
乾燥させて水からコトコトやると良い出汁が・・・
もしくは、揚げると良いツマミに・・・とか??
スミイカの甲は、ひと昔前は小鳥の餌(カルシウム補給用)として、鳥かごに縛ったりすることもありました。今でもやってる人いるのかな?
また、乾燥させてから摺って粉にして飲むと、咳止めに効果があると言われています。わたしも子供が小さい頃に飲ませてみたり、自分でも飲んでみたりしましたが、それなりに効果があったような、、、気がします^^;