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9月18日は、大好きなバンド、ルネッサンスの来日公演ですよ。
シンフォニックジャーニー、素敵なツアータイトルです。
ボーカルのアニー・ハスラム、高校生の頃に聴いて衝撃でした、こんな美しい声で歌う人がいるのかと。
シェラザード夜話、お伽(ノベラ)はLPがすり減るくらいに聴きましたよ。
来日ツアーは2公演、18日は2日めです。
初めて降りた、南新宿駅。というか、こんな駅があったとはいままで知らなかった。
山野ホールは地下3階。斜面に建ってるのでどこが何階かよくわからなくて難解です。
仙台からはつり丸でおなじみの針生さんも上京です、ホールで(偶然に)落ち合い一緒にイン!
録画録音は禁止、高解像度の撮影は禁止、ということでスマホカメラやコンデジの静止画はOKと解釈しましょう。
setlist.fmのサイトをみると、今年のツアーはほとんどセットリスト変更がありません。
先日発売になった2017年のライブ盤の11曲の中から10曲というパターンのようです。
知ってる曲ばかりで、楽しみですよ。
センターはアニーさんとギターのライクさん。
ステージ両側にキーボードを配置、左側のレイヴさんがピアノパートでジョン・タウトのところ、写真から切れちゃったけど右のキーボード、ジェイソンさんがオーケストラのエミュレートのようです。
ちょっと後ろに5弦ベースのデビッドさん、ドラムスのフランクさん、という6人編成。
オープニングはprologue。
アニーさんのファルセットが縦横無尽に炸裂。
しかし、強い声です。とてもとても71歳とは思えない。
最後のボーカルパートは天に届くような強さで、感動で思わず涙ぐみましたよ。
どうも最近は、ライブにいって自分よりはるかに(といっても10~15歳)年上のおじいちゃんやおばあちゃんが頑張ってる姿みると目頭が熱くなります。
アニーさん、安楽椅子に座って毛糸で編み物してる姿がよく似合いそうな立派なおばあちゃんになってましたが、ホントに声が強いです。動きも軽やか。
2曲めは、Trip to the fear。
シェラザード夜話に収録されている、私の大好きな曲です。
おまつりを見にいったけど誰もいない、というシュールな歌詞。
この曲を聞くと、四人囃子のomatsuriと印象がダブります。全然違う歌だけど印象が似ている。
3曲めは、Carpet of the sun。
名前の通り、曲から温かさが滲み出てきます。物理的な暖かさではなく、人間的な暖かさ。
これまた大好きな曲です。
4曲めは、At the harbor。
海から戻ってこない男を待つ女の歌です。アニーさんの美しい歌声には悲しみがこもっています。
この選曲はちょっと意外でした、At the harbor か Kalynda のどちらか1曲をやるというパターンで、昨日はAt the harbor だったので、今日は Kalynda かなと。
これで昨日と同じセットリストはほぼ確定。
5曲めは、Grandine il vento。
イタリア語のタイトルで、邦題は「消ゆる風」。
曲の前にアニーさんから説明が入りましたが、マイケル・ダンフォードがこのアルバムの制作中に亡くなってしまい、彼への追悼の意を込めたアルバムとなったようです。
Grandine il ventoは、google先生によると、風が吹き込む意味だそうで。歌詞は抽象的ながら死者への祈りを含んでいるように思えます。
6曲めは、Symphony of light。
5曲めと同じアルバムに入っています。これぞシンフォニックロック、という大作で、曲の展開もダイナミック。今回のライブですが、長い曲が多いです。演奏時間はアンコールまで入れて110分、これで10曲なので平均すると11分/曲の長さです。
7曲めは、Island.
なんと、キース・レルフのオリジナルルネッサンスの曲ですよ。これはセットリストみたときにびっくりしました。なんでこの曲やるのかアニーさんが説明してたようだけど、よく聞いてなかった^^;
オリジナルはジェーン・レルフのボーカルで、後半のクラシックのフレーズが面白い。
8曲めは、Mother Russia。
ラスト3曲はどれもこれも重厚です。この曲は、気持ちがどよよよーんと落ち込む暗さです。プーチンに聴かせたい。
9曲めはラスト、A Song for All Seasons。
78年のアルバムの収録曲で、この翌年のAzure D'or(碧の幻想)がポップになってきたので、シンフォニック路線を進んできた2期ルネッサンスの集大成といっても良い曲ではないでしょうか。
みんなスタンディング!
アンコールはもちろん、Ashes Are Burning(燃ゆる灰)。
現在のアニーさんをAshて言うと失礼だけど、まさにBurning、この曲はアニーさんのためにある?
メンバー紹介から始まり、中盤からはベース、キーボードのソロと続きます。
最後にライクさんがストラトを泣かせます。オリジナル版では、ウィッシュボーン・アッシュのアンディ・パウエルが泣きのフライングVを弾いてましたが、アンディさんに負けないほどの叙情ギター、心の中で泣きましたよわたしゃ。
素晴らしいライブでした。
今日の10曲が入っているアルバムは、ルネッサンスから1曲、プロローグから1曲、燃ゆる灰から3曲、運命のカードから1曲、シェラザード夜話から1曲、四季から1曲、消ゆる風から2曲、という具合でした。
ノベラ(お伽)からの選曲が無いのはちょっと残念ですが、まあそんなことは贅沢ですね。
ロビーのモニターです。ライブが終わり、帰る人たちの様子。
アニーさん、感動をありがとう。
メンバー:
Annie Haslam - Vo
Ryche Chlanda - G
David J. Keyes - B
Frank Pagano - Ds.
Rave Tesar - key
Jason Hart - key
セットリスト:
1. Prologue
2. Trip to the Fair
3. Carpet of the Sun
4. At the Harbour
5. Grandine Il Vento
6. Symphony of Light
7. Island
8. Mother Russia
9. A Song for All Seasons
en.Ashes Are Burning
[山野ホール]
東京都渋谷区代々木1-53-1
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